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August 15, 2010

「ラーメンガール」

観なくてはいけない、という義務感に苛まれていたんだけど、やはりどうしても食指が動かなかったのね。でも、WOWOWでやってたのを録画してたのを思い出して、この連休を使ってついに紐解いた。

あらためて思うのだが、世の中にはいろんなダメ映画がある。大作風に見えて中身空っぽなテレビ局映画とか、芸術という名のもとに観客無視の作家映画とか。大作なのに空中分解した映画だって山のようにある。

でも、この映画は珍品とか、愚作とか、ありきたりなカテゴリ分けが当てはまらない、とにかく異常というか、素っ頓狂な存在だ。
たとえば、企画は松竹の二本立て添え物。あるいは、ラーメン版ブラックレイン。若い女性の自分探し。さまざまな形容を思いつきそうなんだが、そんな行為さえナンセンスに思えてくる。

突っ込みどころは満載だし、そもそもプロットがおかしいし。最大の問題は「この店のラーメンがちっとも美味そうにみえないこと」だ。こんな店の味に人生を賭けるお姉ちゃんの頭がおかしいのか、と心配になります。有名な店とかを使ったほうが、よっぽど説得力あるんだけどなぁ。

故ブリタニー・マーフィ自らプロデュース、主演。それ自体はちょっと哀しいにおいをかもしている。
まったくハリウッド向けのサービスをしない西田敏行や余貴美子、オカマ芸人とか、石橋蓮司様とか、さらに「タンポポ」からのゲスト出演で山崎努まで出てくる。監督はテレビの人らしいが、撮影・阪本善尚、美術・今村力など、まさかの国内スタッフも豪華で、これは見事な空振りニセ邦画なのであったのだと、後から気付くわけで。

面白い…などと勧めることはできないけど、「映画産業」の不可思議さを知るにはいい教材かも。

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