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October 10, 2010

「悪人」

問題意識のある真面目な映画。原作は未読。

よく考えられてるし、何がやりたいかもはっきりしていて、きっと批評家受けもして高い評価を受けるんだろうが、心底嫌な嫌なイヤーな話なので、もう二度と観たくはない。あ、そういう意味では「ヒーローショー」と同じ立ち位置。

絶対に好転しない物語と、おそらくは救いようのない決着が予想出来る限り、最後まで付き合うのはけっこう勇気のある行為だなぁと思ったり。

事件の原因の一つとなる大学生の幼稚さがものすごくステレオタイプなので、観ている間は気になったが(もっと描いたほうがいいんじゃないのって)、しばらく経ったら少し感想は変わってきて、これは観る者の大半が不快に思うわかりやすい“悪”を配置しておこう、という作り手の配慮なんだろうね、とも思えてきた。

主人公は不細工なキモメンで、女は肥満のおばさん、殺される女も激安風俗嬢だったりすると、戸梶圭太の小説みたいになって面白かったんだけど。さすがに映画にならないか。

監督の前作「フラガール」は、蒼井優の華だけが際立っていた。まぁあれが好評価を引っ張ったんだろうけど、全体には「セリフで説明しすぎ」がやかましかった。今回はそれを反省したのか、セリフのないシーンがすばらしい。俳優の存在感によるものだろうが、樹木希林や柄本明、松尾スズキらが光りまくる。

Akunin
↑ある意味リアル。


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