「牙狼<GARO> ~RED REQUIEM~」
実はTVシリーズもスペシャル版もすべて観ていたりする。
特に好きとかハマってるってわけでもなく、なんとなく昔から雨宮慶太モノとなぜかずっとおつきあいしているだけ。「ミカヅキ」だって全部観てるし(笑)。
本シリーズは関係者に顔見知りも多く、商品化がらみで近しかったりもするんだけど、以前からずーっと疑問に思ってることが一つだけあった。それは……牙狼のファンっているのかよ?ってけっこう根本な話。
まぁ特撮マニアはいいでしょう。特にクラシックな連中は、俺と同じで「ライダーも観ているけど、これもね」的なスタンスでしょう。「宇宙船」とか好きな人たちは基本で押さえてるでしょうし。
でもね、熱狂的なファンってのには、これまで会ったことないんだよね。牙狼ってさ…というと、みんな「あぁ、あれね」薄笑い浮かべて、「パチンコがかなり儲かったらしいね」とか「新社もがんばってるよね」とかよそよそしく言われるだけの反応。「ちゃんと観てます」って人どのくらいいるんですかね?
そんな中、今年のアニメフェアでデモ上映があってうっかりブースに入ったら知り合いに肩をたたかれた、「3D劇場版」が満を持しての登場である。ええ、もちろん観に行きますよ、バルト9で2000円も払ってしまったけど、まぁいいじゃないですか。ずり落ちそうなXpanDも我慢しますよ。
そこでようやくわかったのは、観客の大半が男性・中年以上の一人客。あ、俺もそうだけど。あと、不思議な感じの妙齢な女性ペア(特撮好きと思しい)。若いアベックは皆無。時間帯が夜めだったので、業界率も高いとは思うが、それにしても……やはり大きなお友達が一生懸命支えてくれてるのだな、と痛感したわけです。
で、本編はというと……オムニバスジャパンがセールス用に拵えた、テクニカルショーケースみたいな映画でした。
シリーズの中の1エピソードな位置づけで、あとは出来る限りのアクションで3D効果を見せるだけ。まぁお話もあるにはあるんだけど、演出は松山メアリの太ももばっかりに目がいくようになってました。
もう少しシナリオが書き込まれ、役者の芝居が見られるレベルになれば、ジャンル物としては海外とかもいけるんじゃないか、と上から目線の意見にはなりますが……見世物としての“映画”としては、きちんと立ち位置がわかってるので、この間観た「SP」なんかよりは、全然面白かったですわ。
冒頭の雨宮フォント(なの?)を使った設定紹介とか、終盤のゲームCGムービーがただひたすら繰り返されるバトルとか、PG12くらい全然OKですよな“おっぱい”とか。迷わず突き進む感じが、気持ち良かったりして。
※メガネをかけての予告編に「バトル・ロワイヤル3D」があり、これもものすごくへんてこな見世物になっているようで、ちょっと気になってしまった。だって、血しぶきがCGでかぶせられて、それが飛び出すんだぜ。もしかしたらルーカスのSWも、こんな感じのイメージなるのかしら、とか思ったり。
映画はこのままどこへいくのでしょうかね。
« うふふ。タイトル変えてみました。 | Main | やっぱおもろいわ。 »
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 「寂静之地」=「A Quiet Place」は傑作でしょ?(2018.05.21)
- 「狂暴巨兽」=「Rampage」のジョージ君、ふざけすぎ。(2018.04.21)
- 「环太平洋:雷霆再起」=「 Pacific Rim: Uprising」はさすがにがっくり。(2018.04.07)
- 2016よかったもの(備忘録)(2017.01.01)
- 2017よかったもの(備忘録)(2018.01.01)
Having read this I thought it was very informative. I appreciate you spending some time and effort to put this content together. I once again find myself spending a significant amount of time both reading and leaving comments. But so what, it was still worthwhile!
Posted by: Amelia | April 18, 2014 at 04:20 AM