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December 30, 2010

「バーレスク」

鳴り物入りで公開されたにも関わらず、あまり話題にならずに消えていきそうな気配が濃厚である。
確かに話は「脱がないし、レイプもされない『ショーガール』」程度の甘ちゃん展開ではあるのだが、濃厚なステージシーンの構成などは目を引くものも多く、しかもオリジナルとなれば、観て損はないと思われる。ただし、ストーリーはかなりひどい。ひねりがないどころか、脳みそ足りない感じですよ。

田舎から出ていたお姉ちゃんが、ショーパブのスターとして成功する話なのでが、主人公の周りには基本的に“いい人”ばっかりなので、彼女は特に困った目には会うことなく、とんとん拍子で階段を上る。そのご都合主義的な展開がアホらしいと思えばそれまでなんだけどね。唯一の“ライバル”もそんなに脅威ではなく脱落するため、この映画は珍しいことにヒロインがライバルを“いじめる”という構図さえ描かれる。ラストの群舞の処理はそのピークだわな。

また、本来ならば一番ドラマを作りだすべきクラブのママとの葛藤なんだが、これって安室奈美恵VS松田聖子とでもいおうか、最後まで“かみ合わない”という恐ろしさ。アギレラはシェールとツーショットになるといきなり精彩に欠けてしまい場を譲るし、シェールは「私の見せ場は別途用意しなさい」と契約したかはわからんけど、まったくつながらないソロ歌唱を挟みこんでしまう。

結局ひと言でまとめてしまえば、「アギレラのアイドル映画」で、それをベテランが助けてあげてる感じ。メアリー・エリザベス・ウィンステッドの「メイク・イット・ハプン」も同様の話ではあったが、こちらはシェールはじめ、スタンリー・トゥッチ、ピーター・ギャラガー、アラン・カミング(もったいないにもほどがある起用)という豪華な脇固めで差がついた。さらにクリスティン・ベルの意地悪先輩も期待したが、あまりにお粗末な決着には脱力間違いなし。

歌唱はさすがに面白く、30歳とは思えぬアギレラの魅力が炸裂する。

Bur02Bur03
↑アダムスファミリーぢゃありません。

Bur04
↑ヴェロニカマーズも大変なことに。

Bur05
↑まぁ綺麗ですよ、すっごく。

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