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June 24, 2011

「プリンセス トヨトミ」

小説は未読。というか、「鹿男」も「鴨川ホルモー」も、設定は面白いんだけど、お話の運びがてんでツボにはまらないので、消化不良なんだよな。前者のテレビドラマ化は綾瀬の魅力で乗り切ってしまったが、後者の劇場映画は惨かった。

というわけで、全然やる気のない状態で、レイトショーへ。本来ならば「127時間」を観なくてはならないのだが、「ダニー・ボイルのチャカチャカしたビデオ編集」「ジェームズ・フランコの芝居全般」「どうやらアレをリアルに見せるらしい」の生理的嫌悪でどうしても拒否してしまったのだね。

以下ネタバレあり。

「大阪国」の存在に迫るまでの1時間は、「世にも奇妙な」謎の提示のみで、これがもっさりしているようで一番面白い。この奇想が原作の魅力なわけで、これがバレたところでいきなりお話が失速する。というのは、この後起こる騒動が“とってつけた”ものであり、とりあえずおおごとにして、何としても感動に持っていこうとする流れが、残念ながら面白いとは思えなかった。

「この騒動は大阪だけで完結しなくてはいけない」という縛りがある。本当は歴史をひっくり返す大事件なんだから、それに気づいた会計監査の連中の口を封じるなら「殺してしまえばいい」のにに対し、そうしないように切り抜ける工夫が何もないのだ。なぜ東京に連絡しないのか、誰にも聞かないのか。数万人(?)を前に、公的な申し送り事項をマイクでしゃべるなんて大げさな状況なのに、なぜ何も記録しないのか。

前半では奇跡のような存在だった綾瀬が、なぜ終盤では役立たずで意味不明な行動をとるのか。
「死期を知った父親が息子に伝える」というルールはわかったが、それがなぜ中井貴一に該当しているのか→これは何の伏線も敷いてなかったと思うが。
奇想の設定まではよかったが、どうしてもそこから突き抜けていかないんだよな。スケール的に限界を知っていたのか、物語は普遍的な「父と息子」に流れていく。そこからいきなりウェットに。ダメじゃないけど、俺には「逃げ」に思えましたよ。しかも銃撃されたのを「見逃す」なんてさ。
セリフでいいんだよ、セリフで。「まぁいいじゃん」的な逃げ方が(意図してないでしょうが)感じられて、ちょっとイライラしました。

とはいえ、後半を救ったのは中井貴一。ほとんど独壇場の圧倒的セリフ芝居で、これなら映画が締まるな、と製作側も安心したでしょうな。

Toyotomi00
↑テレビでもよかったんじゃね?

Toyotomi01
↑この子がねぇ…どこ見てるのかわかんない目をしてるんだよね…
しかもカツゼツがものすごい。

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