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September 15, 2011

「未来を生きる君たちへ」

アカデミー賞外国語映画賞のデンマーク作品( スウェーデン合作…?)。

復讐の連鎖をやるせなく描いた文芸っぽい映画。まぁシャンテですからね。

主人公は、冒頭に出てくる医師のアントン(一応)。たぶん内戦でギャングの暴力におびえる貧民たちの面倒をみている。そこにかつぎこまれる急患。腹を切られて瀕死の妊婦だ。ギャングのボスが「子供の性別を当てる」ゲームのためになぶり殺したのだ。呆然として国に帰る医師。

次の焦点があたるのが、母親を亡くした少年クリスチャンがおばあちゃんの家(だよね?)に引っ越してくる。父親は多忙でなかなか向き合ってくれない。少年は孤独なまま、新しい学校に通う。
ここで、医師の息子エリアスと出会う。エリアスはネズミ顔が災いして、いじめの対象になっている。
業を煮やしたクリスチャンは、エリアスに報復を促し、率先していじめっこをナイフで脅す。
二人は親友となり、一緒に遊ぶようになる。

ここからが面白い。
アントンがエリアス、クリスチャンらと遊びに出掛けるのだが、ここで出会った粗野なおっさんに、勢いで顔をひっぱたかれる。その場では抵抗しないアントンだったが、後でこれを思いっきり悔しがる。子供たちにもその感情がシンクロし、クリスチャンは殴ったおっさんに仕返ししようと爆弾製造を始める。
また、おっさんの居場所を子供たちに聞いたアントンは、おっさんの仕事場に赴き、謝罪を求める。もちろん謝るわけない上、さらに殴ってアントンを挑発する。でも、その姿のあさましさを子供に伝えることができた、とアントンは確信してことを納める。
そしてまたアフリカへ。今度はギャングのボスが大けがをして担ぎ込まれる。治療しようとするアントンに、貧民たちは「なぜ治す?」「引き渡せ」と詰め寄る。でもアントンは冷静に治療しようとする。
だが、その時、ある事態が起こって、アントンはボスを見放す。そこで発生する猛烈な暴力。それを静観するアントン。この構図のおぞましさよ。

そしてクリスチャンが仕掛けた爆弾が大騒動を起こす。
ある程度予想通りのサスペンスがあるのだが、これがちょっと“お話”になりすぎてて冷めてしまうものの、最後まで目が離せない映画であることには違いない。

「で?後はどうするの?」という観客の疑問に「後は自分で考えなさい」と放置するのは、ストーリーテリング上では厳しかったかな。この辺の処理が「ド悲劇」でもよかったのに、とは思いました。

Mirai00Mirai01
↑「子供の前で謝れ!「あんだと、この野郎!もう一回痛い目にあわせてやろうかっ?」名シーンだ。


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Comments

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