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November 2016

November 28, 2016

「ファンタスティックビーストと魔法使いの旅」

思わず「ポケモンかよ!」と突っ込みたくなるような前半と、謎解きと怪奇タッチの後半。渡米するとハリーポッタータッチは急にハリウッドっぽくなるのですね。悪くはないですが、とにかくVFXの物量でアクションがド派手。
世界観のルールが不親切なので、「あ、そうですか」という感じです。

ゴキブリがダメな人は注意。

ハリポタで積み上げた展開にうまくのれば、大当たりしそうですね。

FantasticFantastic2Fantastic3Fantastic4


「複製された男」

劇場に行くタイミングがなく、その後なかなか機会がなくて。
90分程度の尺なのに、猛烈な濃度で襲ってくる傑作。
「プリズナーズ」「ボーダーライン」と刺激的な問題提起をしてくるドゥニ・ビルヌーブの“SFタッチ”の男女ドラマ。っていうか、男の人は心臓に悪い内容になっている。
【カオスとは未解読の秩序である。】と冒頭からいきなりハードルをあげてきますが、とてつもなくわかりやすいイーライ・ロスの「ノック・ノック」と同じところをつついている、と思えばクリアです。
サラ・ガドンとメラニー・ロランが綺麗過ぎ。うらやましいな、ジェイク。
監督、来年は「メッセージ」「ブレードランナー2049」とSFですね。また、一筋縄では行かないんだろうな。
Enemy1Enemy4
Enemy2Enemy3

「プロジェクト・アルマナック」

MITに進学できそうな秀才高校生とその仲間が、ひょんなことからタイムマシンの設計図を入手し、作り上げてしまう。
そこから起こる騒動が、コメディではなく、人命にかかる収拾のつかない事態になってしまう。学生の撮ってるPOV手法だから、「クロニクル」っぽくはなってしまうのだけれど、本作は主人公の恋愛もからめて、“青春映画”っぽくしているのがミソ。
全体的にアドベンチャーゲームみたいな感じです。選択を失敗したら戻ってやり直す、みたいな。
狙いはわかるけれど、このPOVがくせ者で、例によって酔いやすく、また、「それ、撮る必要ある?」と突っ込みたくなるずるさが垣間見えちゃうのが薄口。普通に撮ってもよかったんじゃないのかしらね。
特典映像にある、別エンディングの余韻も悪くない。
Almanac


November 27, 2016

「シン・ゴジラ」

公開されてから、SNS等での業界鑑賞率がやけに多いんで、皆が気にしてたのがわかります。ギャレスの時よりも話題になっとる。
出張で初日に間に合わなかった(!)ので、ここはやはりIMAXだろうと、新宿まで出っ張っていったら、偶然にも隣の席がS社のM氏。2人で「超仲良しみたいじゃん」と大笑い。
で、本編ですが、特撮歴半世紀のおっさんにとっては、ハンマーで殴られたような大傑作になっておりました。リピートしないと追いつけない情報量に圧倒された。
ただし、「(プロの)オタクの本気」映画なので、わからない人も少なくなかろう。それは覚悟の仕上がりです。
間違いなく東宝特撮史、日本怪獣映画史に残る1本。災害対策シミュレーションとしても突出しており、さらにはレジェンダリー版への「わが国からの返信」にもなっとります。
この映画にグッと来た人は、大人だけで満足完結しないで、子供や若者を引っ張り出して共に観て、次世代の特撮・怪獣ファンを育成していただきたいです。特に小学校高学年から中学生くらいの男子。こいつらを教育するのは、熟年オタクどもの使命だ。
やはりなんといっても伊福部サウンドに燃えます。遺伝子に刷り込まれてるをだな、こりゃ。
あと、野村萬斎のモーションアクトにはびっくり。
よい思い出になったM氏との邂逅にも感謝。
IMAXの恩恵はあまり感じなかったか。

2回目(w)はご当地立川の「極上爆音上映」。砲撃と爆発の映画なので、実に心地よい重低音でした。これはなかなかの付加価値あり。
ついでに言うと、日本語字幕版だったので、科学や軍事用語がいろいろ補完できます。
劇場はほぼ満員で、エンドマークで拍手が出るくらいの盛り上がりでした。わざわざ出っ張った甲斐があったな。
これは今年の金メダル邦画ですね。

※その後も機内とかで繰り返し流してますw。
GodzillaGodzilla4
Godzilla3


「アウェイクニング」

ゴシックホラーな雰囲気は抜群。されど、中身が「あれ?そんな展開なの?」という盛り込み過ぎの腰砕け。
レベッカ・ホールが好きな人(いるのか?)にはごちそうがあります。
相手役のドミニク・ウェストは、どこで観たんだろう、と調べたら「アフェア 情事の行方」の主役だった。よろめきサスペンスでしたね。
Awakening


「ターザン:REBORN」

「グレイストーク」やアニメを経て、なかなかの大作として作られました。CG多用の昨今の映画にはなってます。正直、雑なお話と勢いだけなんですけど、この物語には最近のアクションアドベンチャーに不足している「ロマンス」がある。
愛する妻を救出するために、命をかけて追跡するイケメンマッチョ。愚直でロマンティックなヒーロー譚は清々しいまでに気恥ずかしい。
苦悩するアメコミヒーローとは異なる立ち位置が気持ちよかった。
Tarzan


「ワールド・フォー・スピード」

カーチェイスもののパチモンみたいなタイトルだが、原題は「CHANNELING」という近未来スリラー。高解像度カメラがついたコンタクトレンズから主観のリアル動画をネット配信。そこで発せられる暴力や犯罪や性行為が視聴者に支持されると広告収入があがる、というきわめて現代的な病んだお話。
アイディアはなかなか秀逸ではあるが、調理方法と演出、キャストがあまりにお粗末で腰砕けだ。同じネタで他の人が競作してみたらおもしろいかも。
Channelingmovie


「罪の余白」

スクールカースト、いじめ、ソシオパスなどの要素を盛り込んだ“イヤミス”ですが、映画は広げた風呂敷があまりきれいにたためなかった。主人公の同僚とか、面白かったのにね。
天才悪魔の女子高生と、被害者の父親の心理戦を期待したのだが、ちょっと手ぬるかったか。
Tumino


「リトルプリンス 星の王子さまと私」

これはまた予想外の珍作。「星の王子さま」の映画化ではなく、「星の王子さま」をベースとした現代解釈のファンタジーだ。手法もテーマも違うけど、私は「フック」を思い出したよ。
アニメ表現の使い分けとそれぞれのクオリティはため息のでるほど繊細。フランス製なのでテイストが非ハリウッド。これはなかなか勉強になります。先だっての「パディントン」も英国製であるぶん、変わった作りだったのと同様。
途中で吹替に切り替えたんだけど…専門声優ではない著名俳優を多用した“いつもの感じ”の中で、鈴木梨央の天才ぶりが光る。いや、もうなんなんだ、この子w。
Prince


「ジャングル・ブック」

ちょっと腰がぬけるほどのクオリティで迫るCGアドベンチャー。少年の成長や人間の害悪などの直球で健全な要素を盛り込んだ最近のディズニー的エデュケーションも、全然気にはなりませんが……ちょっと動物たちがリアルすぎて、ファンタジーの域を超えちゃってると思います。
この映画を観た子どもたちが「本物なの?」と親に尋ねるとしよう。親は「あれはデジタルの作り物で、本当はしゃべらないし、そもそもどこにもあんな国はない」とこたえるのか。食物連鎖や弱肉強食はどう説明すればいいのか。サルの軍団はなぜしゃべらないのか? そしてモーグリくんがクライマックスにやっちゃった大失敗からの大惨事はお咎めなしですか?…とかいろいろ気になってしまいますね。
そして、極めつけは、「この映画はフィクションである」という説明をどこかでしなくちゃならない責任を感じたのか、それをエンドロール(表現方法は素晴らしい)で解決する頭の良さがなー、ちょっと鼻につくぞ。
すみません、気にしすぎでしたか。
Jungle


「X-MEN:アポカリプス」

今回の舞台は1983年。「ジェダイの復讐」を観てきた若手ミュータントたちが「3作目は失敗するんだよ」と語ってるが、おいおい、この映画も3作目なんじゃないのかよ? シンガーはわかっててやってるんだろうが、少々シャレがきついでしょう。
どんなにキャラクターが増えても話を絞り込んでいくから抜群に面白いマーベル自社製作MCU(スパイディもソニーから吸収)。苦悩するばかりでなかなか楽しくならないDC。そしてF4の沈没で後がないFOXは、X-MENを意地でも成功させなくてはいけないわけです。だから、ありとあらゆる手を使って盛り上げる。
今回はキャラクター祭りです。これでもか、というくらい出てくるのは楽しいんだけど、それぞれの見せ場を用意するから、まずもって尺が長くなる。で、それぞれの大義が主張されるので、選挙時の政党演説みたいで、観ているこっちはどんどん冷めてしまう、という次第。エリックの苦悩なんて、もう何年やってるんだ、ってくらい同じ。もうわかったってば。
飽きさせないためには、次は少しリセットするほうがよろしいかな。
今回のツボはクイックシルバー。こいつの見せ場だけは生き生きしてました。あ、うちの某キャラクター客演も含めて大活躍だ。
あと、80年代リスペクトの意味もあるのか、アリ・シーディがチョイ役で。嬉しい?
Xmen


「熱い賭け」

「The Gambler」祭り。
こちらはオリジナルのカレル・ライス&ジェームズ・カーン版。
ギャンブル依存症の大学教授の借金に追われる日々。最悪の展開と、最悪な決着。自滅からの痛みに満ちた幕切れに息を呑みます。
それにしても、公開当時は中学生だったので、タフガイのカーンがこんなにもダメダメでバカな学校の先生やってるなんて、と幻滅したのを思い出した。
大人になって見返すと、まったく違う印象になる、という典型。

Gambler2


「ザ・ギャンブラー/熱い賭け」

「The Gambler」祭り。
「猿の惑星: 創世記」のルパート・ワイヤット監督で、オリジナルを元に新要素を組み込んだ脚本が「ディパーテッド」のウィリアム・モナハン。そして主演がマーク・ウォルバーグだ。ジェームズ・カーンに対してのマーキーって、この退廃した大学教授の役は“マッチョ系俳優のイメチェン”ってチャレンジなのかしらね。また40年後に誰かがやるのかしら。
比較する、というより、現代に合わせた改変を楽しむべきなのだが、主人公の共感できなさ加減が半端なく、こいつは破滅しておいたほうがよかったんじゃないか、という話だ。しかもラストの〆方は残念。
薄めのヒロインにブリー・ラーソン。これはなかなか可愛かったぞ。
Gambler


「ゴーストバスターズ」

これはなかなか面白かったですよ。いろいろもめていた「3」にならなくてよかった。ポール・フェイグの起用は現代のコメディとしては正解でしょう。
腹を抱えるシーンも少なくなかったけど、そのあたりのツボが客を限定しちゃってるので、これは作り手はチャレンジしてるところ。
1)リブートという名目ではあるが、オリジナルに“のっかっている”ので、少なくとも84年版だけでも観ていないと面白さは半減。お話はスッカスカですが。
80年代ポップカルチャーをバカスカ注入する(登場人物の年齢があわないような気もするけど)徹底ぶりがとにかくダサくて楽しい。たとえば、パトリック・スウェイジのネタでどれだけ笑えるかが試されます。
リメイク、リブートという言葉より、30年前に大ヒットした曲を現代アレンジでカバーしました、みたいな感じでしょう。もともと誰もが知ってるヒット曲だから、普通に受け入れられるわけです。
まぁ前2作はパブリックドメインよろしく、配信でもパッケージでも(UHDも!)どこでも観られるので、予習はしておいてソンはない。
2)ポール・フェイグがらみで成立するメリッサ・マッカーシー&クリスティン・ウィグという豪華な主演コンビ。ただしこの二人はダーティ・ワードと下ネタで爆発する人たちなので、今回のようなファミリー映画では、牙を抜かれて窮屈そうだ。
ウィグと同じくSNL組のケイト・マッキノンが今回の儲け役。84年同様人気コメディ俳優を配置する狙いは大成功でしょう。また、恐るべきカメオ出演は祭り感をとことん盛り上げていて効果抜群。あ、リック・モラニスはカメオを拒否した、とIMDBで読んだけど、せっかくだから出てくれてもよかったのにな。
ミレニアムの娯楽映画として当たり前になったのは「女子は強し」でありますが、ここでのリケジョもなぜかものすごいアクションを発揮しますね。また恐るべくは彼女らにからむ男性は「ペット」の扱いです。「バカだけどかわいいのよね」でおしまいですよ。あ、リケジョといえば「シン・ゴジラ」も!w。
3)もう一つ前作をリスペクトしちゃってるのが「サントラのダサさ」。ちょっと笑えました。何度も繰り返し挿入されるレイ・パーカーJrの耳馴染んだフレーズは、かっこいい曲ではなくて、「ややや、ケッタイな」の訳詞や「あまちゃん」の哲太でおなじみのお笑い扱いですからね。映画のタイトルをみんなで叫ぶんだよ。ダサいでしょ。
前作のサントラも“アーティスト揃えた割には幼稚”だったじゃん。今回もなかなか豪華だけど“かっちょわるい”のね。これも狙いなんでしょうか。デバージ大好きなんですけど、使われ方がダサい。本当にダサい。
ハロルド・レイミスに捧ぐ、はよかったですね。
Ghostbusters


「コップ・カー」

低予算ベーコン映画。
二人の家出少年がいたずらでパトカーを盗んでしまうのだが、持ち主の警官がどえらい悪徳野郎で…というお話。この警官はもちろんベーコン様。
オフビートでバイオレント。どこか間の抜けた犯罪モノとなるとタランティーノくさいのだが、展開が行き当たりばったりなので、シナリオの深みはない。そのかわり、子供が車や銃器を扱ったりするサスペンスが終始つきまとうので、嫌な汗をかく。
とても変な映画ですが、のどになんかひっかかる。
Copcarfilm


「ニュースの真相」

あまりに有名な“トラブル”の内幕を描くドキュドラマ。
取材プロセスの甘さから、結果次々に問題が発生して、結局問題の争点は「そこ?」というところに落ちる。
単純に面白いお話で楽しんだんだけど、観終わって心に引っかかるものはけっこう重い。
我々も考えさせられちゃうよね。「有事の際、会社は最後まで守ってくれるか?」ってところには特に。
ケイト・ブランシェットは相変わらず押しが強く安定的な芝居。対するレッドフォードのジェントルな受け身が素晴らしい。死ぬ前に演技で賞をあげてください。
Truth


「KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV」

いただいたチケットで。
なんつうか、もう戻れないってことなんですね。
「これでいいじゃん」は、ないんですね、この世界には。
Kingsglaive


「ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影<シャドウズ>」

全世界興収の半分近くが出資元でもある中国になるそうで、まぁなんというか、最近のハリウッドファミリー大作の成功パターンであります。
けたたましくて頭カラッポだけど、サービスは満点。気持ちよいくらい突き抜けているのだけれど、大人目線で良いの悪いのいうレベルではないか。ひとつだけ言うとしたら「心のこもってない」映画か。
リアルCGの亀やサイやイノシシが、わたし、生理的に受け付けなくてね。可愛いとも面白いとも思えんのですわ。
悪の帝王クランゲの造形がこれまたトゥーマッチに気持ち悪いですね。観た子供が夜泣きしそうなくらいw。
TmntTmnt2


「キッスで殺せ!」

初見の「キッスで殺せ」。アルドリッチがキリキリと描くマイク・ハマーが、とにかく痺れる。謎が解けてからラストへなだれ込む「ヤバさ」(時代差はあるけど)には、あぶら汗が出ました。
Kissme2


「君の名は。」

昔からこの手のアニメは苦手なんですが、これだけメジャーに振られるとね…今年を代表する映画になることは間違いないので、観ないとまずかろうてw。

でね。大変よくできたティーン向けのメロメロSFで、画面も美しく、情報量が圧倒的。多くのリピーターを呼び込むでしょう。予想を超えたストーリーに満席の劇場が息を飲んでいる。この現象はすごいすごい。
この映画を観た若者たちが、現実よりファンタジーのほうがロマンティックとか思わないでほしいものです、とか余計な心配をしたり。
日本の病は悪化しているような気がする…。

あと、生理的に“あのお酒”は気持ち悪くてダメです。しかも主人公はそれを………うぇー。
Photo


「ストレンジャー・シングス 未知の世界」

スピルバーグ、カーペンター、SWやらD&Dやら……80年代好きなら多分めちゃくちゃ楽しめます。
全体的にはSキングのような組み立てらしいが、仕上がりはクーンツですよ。
単なるノスタルジーだけでなく、飽きさせない工夫もあってよかった。侮れないなぁ、NETFLIX。
あ、あと「SUPER8」も入ってるか。ジュブナイルっぽいところが。
Stranger


「64」前後編

機内映画で前後編。ラッキー。
ベストセラー原作、NHKドラマ版、と繰り返し提供されるミステリ巨編。しんがりが劇場映画前後編だ。先のドラマ版はよくできており、終盤までビシっと締まっていたのが印象的だった。
後出しタイミングの 映画版は、なかなか分が悪い。なにせストーリー展開はまったく同じだ。警察ものなので、マジメな雰囲気が似通う。たくさん出てくる登場人物、演出パターン(広報室と記者クラブとか)がどうしてもかぶっちゃう。
だから同じ演目を違う劇団がやってる、みたいな印象なのねw。そんな中、どうしても気になってしまうのが、作劇の都合上、似た顔つき(系統)の俳優をそれぞれ配していることです。対比してみよう。ドラマでは新井浩文が映画では綾野剛(これっていかにも、ですね ?)。萩原聖人が吉岡秀隆。尾身としのりが緒形直人。柴田恭平が三浦友和。日本の俳優層のポジショニングがよくわかる構図じゃないですかw。
とりわけ、瑛太と永山絢斗の実兄弟が同じ記者役をやる、という冗談みたいなキャスティングには吹き出してしまった。まるで物まねですよ、同じ顔つきだし。そもそもこの人物は「どれだけ感じ悪く責めてたるか」がキモなので、口調のパターンが似てしまう。となると、後発のお兄ちゃんは不利だ。弟の芝居を真似している??かのように見えてしまうのはお気の毒。
映画版差別化で誇れるのは80年代色だ。画面の色調、小道具、登場人物の“顔”を、あの時代に寄せているのがよかった。
ただ、映画用にアレンジされた終盤は過剰なので不要。こういうのは観客にゆだねないと。惜しかったです。
64


「スーサイド・スクワッド」

マーベル迎撃(後追い?)でアクセル全開のDCだけど、ここまでの3本はどうにも心配な進み方ですね。
今回は事前情報をあまりいれなかったんだけど、スポットかなり流れてたからなぁ。で、予想していたお話とはだいぶ違ってたので、少々驚いた。

今後の本編展開にかかるシリーズ構成と、単品でのシナリオ作りに苦労が伺えるが、キャラクターを出せば出すほどまとめるのは難しい、というところですね。テレビシリーズや、ピンの映画を積み重ねてからこそ、オールスター戦は盛り上がるわけで、いきなり全員を断片的に紹介しても応援できないってば。“こんな過去があるんですよ”、“そんなに悪いヤツじゃないでしょ”って言われてもなぁ。この辺があまり上手ではない。
デビッド・エアー、大作すぎてちょっと手に余ったか。
ビジュアルと音楽(選曲はかなり笑える)はすこぶる楽しくできてます。
Suicide


「後妻業の女」

場内は高齢者で満席。
コメディタッチなのに、みんな我が事のように息を呑んでいる。
大竹しのぶのすさまじい芝居に思わず吹き出すこともしばしばあるんだけど、あまりに他の観客が静かすぎ。
こういう物語を深刻でなく、ケロッと描こうとする企画は、今後のニーズに合うんだと思います。濡れ場も含め、不真面目なところに需要はあるはず。
ゲスな豊川悦司が、珍しく良かった。
Gosai


「13時間 ベンガジの秘密の兵士」

マイケル・ベイまたも未公開DVDスルー。「ペイン&ゲイン」はある程度しかたないとあきらめたんだけどね。
この大作はもったいない。

衝撃的だった襲撃事件の裏で真摯に戦った兵士を描く。
これでもか、の戦闘描写で、かなりグロテスク(リアル)でもあり、ベイの“やりたいこと”が炸裂する。迫撃砲の描写など、真骨頂ですね。これはできれば大画面大音響で観たかった。
防戦一方の状態(オートボットは救出しにきてくれないからね)がひたすら重くて辛いです。
13003


「キング・オブ・エジプト」

ライオンズ・ゲート祭り。
「映画のようなビデオゲームを映画化したような」感じです。
同内容のゲームがあっても、全然驚かないですよ。謎を解くと先に進めるアクションアドベンチャー。
見せ場がドカドカ展開するんで、チャイナ向けの“けたたましい大作”みたい。
神様って「どいつもこいつもバカなの?」と聞きたくなるような底抜けっぷりです。
若いキャストはともかく、ジェラルド・バトラーやジェフリー・ラッシュは、キャリアになっとらんぞ。
問題は、監督がアレックス・プロヤスということだ。同い年。
「ダークシティ」がピークだったかと思うと、寂しい限り。
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「グランド・イリュージョン 見破られたトリック」

ライオンズ・ゲート祭り。
超絶技巧のイリュージョニストたちが、悪人を騙して裁く!…という漫画チックな設定はよいのだが、こいつら、暴いたあとに「大衆の喝采を浴びる」のが目的の功名心が異常に強い連中なのね。敵の悪事を白日のもとに晒し、スマートに退場すりゃかっこいいのに。
誰かに認められたい、ほめられたい、という承認欲求SNS野郎どもなのね。結局組織に飼われてるだけなんだけど、それに気づいていないのが馬鹿すぎて笑っちゃうんだ。
監督のセンスがないのか、アクションや見せ方があまりかっこよくないです。あと、どんでん返しも重ねすぎると飽きちゃうんだよなぁ。
Grand


「怒り」

小説が未読なので構成がわからないのだけれど、この映画の最大の問題は「フーダニット」を引っ張りすぎ、ということなんじゃないのか。
回想シーンやミスディレクションがあまりうまくないので終始イライラするのね。3人のうち「もしかしたらこいつが犯人?」でサスペンスを出す“ように”しているくせに。
でも、映画はそこには行きつかない…というのがあまりに不明瞭だ。奇跡のような結末を期待していなかった、といえばうそになりますが、人間の不審や不信を描くのであれば、尺も含めちょっと長すぎ、と思います。
とはいえ、「人気俳優のパブリックイメージを逆手に取った配役」というもう一つの仕掛けは、かなりの効果はあったかと思います。そっちのほうがハラハラした。意外ではあるものの、役そのものはステレオタイプでしたが。
それにしても、今週これから沖縄にいく身にもなれってもんだw。米兵が怖い怖い。
Ikari


「シェイド」

2003年制作のギャンブル詐欺ドラマ。どうみても主人公顔ではないスチュワートタウンゼントに加え、ガブリエルバーン、タンディニュートン、ジェイミーフォックス、ハルホルブロック、メラニーグリフィス、そしてジルベスタースタローンという豪華布陣。
地下カジノで騙し騙されのパターンなのだが、スケールの小ささに驚きました。
主要キャラと思っていたヤツの、突然の退場が衝撃的。この効果は当時より今の方が楽しめるかも。
Shade


「ローリング・サンダー」

数十年ぶりに観る、男泣きのベトナム帰還兵ドラマ。
70年代ニューシネマの匂いと、ポールシュレイダーの悪夢のような物語が炸裂。
久々にしびれたけど、「タクシードライバー」の兄弟編、という印象は昔と変わらないなぁ。

UnknownRollingthunder


「ウルフマン/狼男伝説」

ユニバーサル発の“Vシネ”です。
どこかで見たことのあるような設定、ビジュアル、物語ではありますが、ウリのひとつはどうやら過激なゴア描写のようで。
低予算のようですが、これだけでも邦画2〜3本くらいは作れそうな感じ。
ユニバーサルモンスターは、繰り返しリメイクされる伝統IPなので、こういうつなぎ方もわからないでもないですが…。
着ぐるみ狼男の脚のところに工夫があって面白かった。「CG加工はあくまで効果」という姿勢もよかった。
それにしてもスティーブン・レイ、スティーブン・バウワー(メイキング観るまで気づかない)といったロートル俳優の哀しい配役が何よりも怖い。
Werewolf


「ハドソン川の奇跡」

それにつけても爺さんのフィルモグラフィは、実録物ばかりですね、ここのところ。
今回はまだ記憶に新しい旅客機着水事故の話。
たまたま翌週にNYへ行くので、リアルな恐怖が倍増です。
機内映画では絶対やらんだろう。

で、これがね…。後半で号泣です。仕事に一生懸命取り組んでいる人は、感じるものがとても多いと思います。
黙って観るべし。
特に登場人物が感情を露わにして怒鳴り合ったりすることなく、審議されながら大演説をしたりもしないので、この映画は無駄を削ぎ落とした結果、96分(実質90分)という尺になる。映画製作者側も「やるべきことをやった」だけ。なんと素晴らしいことか。
そう、粛々と繰り返される「やるべきことをやっただけ」というメッセージが、「奇跡」ってつけちゃダメだろうと今回の邦題をバカにしていたのだが、「やるべきことをやっただけなんだけど、誰も死ななかったという事実」が奇跡なんだ、と気づいた時にもう一回泣けました。悪いタイトルではありません。
爺さん、死なないでほしいなぁ。あと何本観せてくれるのだろうか。
Hudson


「BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント」

ルーカスとスピルバーグで映画に引き込まれた世代としては、あまりにもピントのずれてしまったこのファンタジー怪作を、どう受け止めればよいのか、なんかもうよくわかんないですわな。

巨人のかくれんぼに代表されるデジタル画面の作り方が、ものすごくゲームっぽく(なので狭く)見えるのがおかしかった。このCGデータ使ってそのまま作れそうなくらいw。

イーストウッドとスピルバーグはともにキャリアの長~い映画バカで、もちろんどちらも信奉しております。監督としては「恐怖のメロディ」と「激突!」(テレビ映画だけど)が同じ71年。これまでの長編本数はほぼ同じ。「硫黄島」や「ヒアアフター」でも仲良く仕事してるし、最近では「アメリカン・スナイパー」の交代劇も耳に新しいですよね。
どっちがどう、という話ではないんですが、たまたま「ブリッジ・オブ・スパイ」みたいな傑作のあとで、こんなショボイの見せられちゃったんでがっくりですよ先生。あっちの爺さんの「ハドソン川」がしびれただけに。

Bfg


「金田一幸助の冒険」

たまたま見てしまう。
思い出はしまっておくべきであったか。
そういえば初見の時も、決して面白かったわけじゃないし、笑った記憶もほとんどない。
30数年も経てば熟成されて味が変わる…もないか。
こういう映画が商品として成立した時代を懐かしむしかないのである。
あ、松田美由紀は抜群にかわいいです、はい。

「TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ」

機内映画で。
クドカン、映画は相変わらずで、成長がないな。
作家として、作品をだすたびに成長があってほしいのに、この人は好きなもの、要求されるものに正直すぎて、結局いつもだいたい同じクオリティになる。
それはそれで“ぶれてない”のはすごいんだけど、笑いとペーソスの繰り返しばかりだからなあ。15年前のカリスマ(というか流行)脚本家は、もう現代の若者とは波長が合わなくなるんじゃなかろうか。若者の「青春」はもういいから、この人が書く「阿修羅のごとく」みたいなドラマを期待したいわ。

「MARVEL デアデビル シーズン2」

シーズン1がちょっともっさりした展開の「誕生編」で、次はないかな…と思ってたんだけど、シーズン2からのアクセル全開が半端なくてね。最後まで一気でしたよ。ちゃんと利用者の声を聴いてると思います。
こと、パニッシャーやエレクトラが加わっていく中、各種登場人物がいろいろな形でからんでいき、ほどなく退場し、また突然戻ってくる…この辺の自由さが素晴らしいです。
そして、ここまでやるか!なバイオレントアクションには毎回拍手です。後半は特に“肉弾戦”に磨きがかかり、見せ場のオンパレードとなる。
ビンセント・ドノフリオ、スコットグレンらのキャスティングもさえてるぅ。
あ、ちなみにエレクトラは「キング・オブ・エジプト」のエロディ・ユン。名前の通りエロディ。
Daredevil


「PARAMOUR」

せっかくのNYなので、ブロードウェイに突撃。「ハミルトン」はさすがに無理でしたが、「スクールオブロック」がたまたま時間あわず、それじゃあってんでシルクドソレイユのミュージカルを。
劇場がLyric Theatreで、入って初めて「スパイダーマン」の所だと思い出す。
天井が高く、ワイヤーでびゅんびゅん飛べる構造となると、こういう劇場になるんだよね。

内容は映画産業の隆盛に乗る、スター誕生の話。いやー、他愛ない。
群舞にアクロバットが加わって、新鮮な演出が楽しめる。よくできているなー。
Paramour1Paramour2


「SCOOP!」

最近の邦画メジャーとしては、かなり刺激的。それだけでも嬉しいものである。大根クオリティへの信頼感と、主演俳優の「やる気」で壁は乗り越えられるのね。
テレフィーチャーの「盗写 1/250秒」は未見です。機会がなかったからなぁ。
ゲスなチンピラパパラッチと彼に弟子入りする新米女性記者の成長を描く「お仕事映画」。この監督的には「編集部映画」なんですかね。好きなんでしょうね、マスメディアが。
職場の男女はどうしても“そっち”に話が振れる、というのを割りとロマンティックじゃないように描くのが面白かった。
で、挑戦的な出来に見所は多いのだが、ところどころで主演俳優フクヤマのスター性が足を引っ張り、ワルになり切ろうとすると、若干の軌道修正が入るのが可笑しい(ワイルドな表情とか顔面アップとか)。で、映画が緩んだその隙に二階堂ふみが画面を支配する。それも圧倒的に。
福山が出れば出るほど、二階堂を観たくなる、というのが仕掛け。
本当に二階堂はいまが旬。脂がのってますね。
Scoop1


「CRIMINAL」

これは全く予想しなかったSFアクションスリラー。
ライアン・レイノルズ扮するCIAエージェントが軍の兵器システムを操作できるハッカーをかくまったまま死亡。その脳に残された記憶を凶悪犯(ご丁寧にも感情がないソシオパス)に移植して聞き出そう、という中学生でも「こりゃダメだ」と思うような設定です。
「フェイス/オフ」にも似てるかな。で、ポイントはケビン・コスナーが凶悪犯を演じ、記憶注入後に見事脱走するのだが、だんだんライアン・レイノルズの記憶が浮かんできて、家族愛に目覚めてしまうところか。
で、そこにヨーロッパコープみたいなアクションが挟まれるのね。それも唐突に。
この崩れたバランスが妙に味わい深い珍品でした。
ゲイリー・オールドマン、ガル・ガドット、トミー・リー・ジョーンズにアリス・イブと、豪華キャスト。

Criminal1Criminal2


「空飛ぶゆうれい船」

アマゾンプライムで端末にダウンロードして旅先で観る。
数十年前だからなあ、中身を見事に忘れてました。
60分にこれだけのスケールの話を詰め込むのって、すげー大技なんですね。
主人公が思いのほか乱暴者。

「酔拳」

古い香港映画のパッケージや配信については詳しくないのだけれど、このアマゾンプライムでの配信版は、広東語と英語が混載されてて、口の動きや演技がバラバラになる、という珍妙な仕上がりになるのね。もちろん我らが日本吹替はなしで。
そういう意味では、映画として受ける印象が変わってきちゃってさ。この主人公の「実力はあるのに性格が悪く、サボりぐせがひどい」のが目立つ。

「映画クレヨンしんちゃん 爆睡! ユメミーワールド大突撃」

機内映画で。
そんなに無理に「友情」とか「親子愛」に振らなくてもいいんじゃないか、という心配をよそに、“おもいっきりそっち系”でした。

「スノーホワイト/氷の王国」

こういうCGファンタジーがコンスタントに作られるのは、全然気にならないですね。食傷気味なのは確かなので、選択しなければいいだけで。
で、結局機内で観るものがなくなっちゃって、仕方なく開いたんだけど、そんなにひどい作りでもないから最後までいっちゃった。
最大の問題は邦題で、はっきり言って白雪姫はなーんも関係ないです。今回は女王姉妹、ハンツマン(ソーのことね)、ハンツマンの嫁をめぐるお話。最近の娯楽映画は女性に支配されている、という持論はさらに明確化するのであるが、今回はヘムズワースにも華をもたせるべく、ロマンス要素が強い。でも女のほうが強いw。
Huntsman


「THE NICE GUYS」

機内映画で。
「キスキス,バンバン」から10年余。「リーサル・ウェポン」のクリエイターでもあるシェーン・ブラックって、ほんっとにこういうのが好きなんだよな、と感心する1本。
今回は70年代のカルチャーをたっぷり詰め込んだ、ドタバタ探偵モノである。
まぁとにかく笑えます。機内でニヤニヤしてると、通路を通るCAさんから怪訝そうな顔で観られるのがお恥ずかしや。
吹替がひどいのでちょっと残念でしたし、多少バイオレントシーンを削ってるようにも見えたので、来年公開時にはもう1回行くとします。

「ジャドヴィル包囲戦 -6日間の戦い-」/The Siege of Jadotville

NETFLIXオリジナルの“映画”。劇場用映画でもなく、テレビ映画でもなく…ドラマ…でもないか。こういうのって、これから何と呼ぶのが正解なのかしら。
60年代に起きた実際の戦闘を描く。国連の権威を失墜するミスや不測の事態で悪夢のような戦闘状況になり、この事態は長く封印されてきた、ということですが、詳しく知らなかったので、「へぇ、ほう!」という感じでした。マーク・ストロングに「悪いやっちゃなー」と何度も語りかけました。下に冷たい組織、という皮肉な見方もできますが。
襲撃と防御の戦闘が盛り沢山なれど、「そんなにうまくいくの?」な描写が多々あり、実際に起きた事件、と記されていなければ、ちょっと安手なB級映画ともとられかねません。

「ジェイソン・ボーン」

前の番外編「レガシー」の底抜けもすごかったけど、9年ぶりの続編は超大作な蛇足、となっておりました。
かいつまむと…ひねくれ者のくせに寂しがり屋な暗殺者が、鬼ごっこやかくれんぼをする…映画です。
もう原作ネタも残ってないので、ラドラムっぽいお話にしようと脚本は必死だ。諜報戦とアクションのシナジーが売りだったのに、話を繰り返すパターンがすでにマンネリ化。ボーンが一匹狼であるがために「いやならやんなきゃいいのに」って思っちゃいます。
逆に007は公務員であることをやめないので(経費使って世界中で遊べるからな)、ワンパターンでも話が続く。
終盤のカーチェイスは、今や“恒例”でさあね。毎回エスカレートしていくので、もう隠れて戦うレベルではありませんね。
ダッジチャージャーはとても丈夫だということもわかりました。

「ダイバージェントNEO」

「サラリーマンNEO」か???
原題はINSURGENT(暴徒)。

英語圏のヤングアダルト小説って、私のようなおっさんにはさすがに関係のないもので、「ハンガーゲーム」だろうが「メイズランナー」だろうが、映画はとりあえず観るけど、追いかける気力と時間はありません。
「ダイバージェント」も同様で、このSF設定の世界や若者たちがどうなろうと、知ったこっちゃないってのが本音で、共感するファンの皆さまそれぞれでいいでしょう。

この第2弾は、全体に深みがなく一本調子で杜撰な映画。主演のシャイリーン・ウッドリーのスター性で引っ張るのであるが、この子、まったくかわいく感じないんだよねー。鼻チューブの映画もいまいちだったし。
体に埋め込まれたチップで遠隔操作→外すと死んじゃう→作戦変更→あ、調べたらやっぱはずせました…には笑ってしまいましたが。

「三匹の侍」

あれ、むかーし観たはずなのに、完全に忘れてた。
春日太一の本を読んで無性に観たくなり、アマゾンで購入w。
刀をぶん回す美しくない殺陣も迫力だが、予想以上に浴びる返り血の“臭い”に締め付けられるね。
五社映画はもっと掘り出してもらわないと。権利関係とか大変そうですが。

「エディ・コイルの友人たち」

ピーター・イェーツが監督した70年代の空気感に満ちた犯罪映画。
劇場未公開でWOWOW(旧JSB時代)で放映されただけだって。
ロバート・ミッチャム扮する初老の武器密売屋エディ、それを買って銀行強盗するチーム、エディに武器を流す仕入れ屋(役名がジャッキー・ブラウン。これポイント)、情報屋、密告者、警察などが入り乱れ、悲惨で突き放した決着にもってくのが素晴らしい。
ボストンでの犯罪稼業ってことは「ザ・タウン」とかも影響受けてるのかな。犯罪にかかわらないと生きていけない街…みたいな扱いです。
強盗シーンの丁寧な描写とサスペンスは、さすがにきらめいている。

「何者」

いまどき97分という尺は素晴らしい。
ただ、映画として上手かったというより、テーマと演出がわりと正面から刺してくるんだけれど、その毒素が凄まじいんだよね。脳にジワっと感染します。嫌な感覚。

冒頭から「嫌いだな、こいつら」という空気が流れてきて、終始しんどい。
いまどきの若者は大人になるべくあがいてもがいて、自分が何者なんだかを考えるのだが、結局考えてるようで考えてなかったり、いくら努力しても出口が見つからないんだよ、という青春映画だったんですね。通過儀礼、みたいな明確な決着ではないのが、辛さが全面に出る。

就活に関しては、僕は彼らを品定めする側なので、違う恐怖は感じましたが。

電王とWが親友。

「人生スイッチ」

これ、飛行機じゃやらないなw。
アルゼンチン〜スペインの映画なので、予想とは違うブラック指向なので、「そこまでやるか」なところが爆笑でした。
特に爆破職人の話が好みだな。

「ドラッグ・ウォー/毒戦」

ジョニー・トーの見逃し。自宅にDVDあったのを忘れてた。
で、もう最初から最後までしびれっぱなし。
巨額の麻薬をめぐる犯罪組織と、警官チームの追跡劇。
中盤とラストの銃撃戦が、見事なクオリティです。爽快感はないですが。
いやー、もうほんとにしびれっぱなし。
※ムスコにも強制して、1週間に2回観たw。

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「0の決死圏」

DVDタイトルが「ゼロの決死圏」。原題は「The Chairman」なんで、違いはどうでもいいのですが。

アメリカ人科学者が、中国で開発された酵素(どんな環境でも植物が育つ魔法の発明)を手に入れよ、という密命を受ける。彼は頭に音声発信器を埋め、香港経由で成都へ潜入する。
中国側にもマークされた彼は、“人類史上最も偉大な人物”と対峙し、なぜか交渉を始めちゃったりして、酵素の研究施設に入ることができるのだが…まぁ結局作戦はうまくいかなくて、彼は国境を越えるべくソ連を目指す。しかし、脱出方法なんて最初から用意されておらず、それどころか頭に埋め込んだ発信器には爆破機能が仕掛けてあるって大変なことに。アメリカは口封じのためにスイッチを押そうとするってもう絶体絶命!
69年という時代だからこんな映画作れたんでしょうけどね。今なら企画を思いついただけで死刑ですね。
もうほとんどSFです。
中国側のキャストにバート・クォック。そう、ピンクパンサーのケイトーです。

「ヒッチコック/トリュフォー」

珍しく六本木参加。
去年カンヌでの話題からずっと観たいと思ってたので、1年待ってたわけですが、なんのこたぁない、12月に公開されるんですね。
映画祭に嬉々として集まる人種が苦手なので、ちょいと後悔しとります。
本編は名著の映像サブテキスト、くらいのボリュームでしたが、単なる愛情だけでなく、この2人を語ることで映画芸術と歴史そのものが浮かび上がる運びと、現代映画へのチクリと嫌味を刺すあたりが面白かった。
ハイライトが「めまい」と「サイコ」というどメジャーな2本に絞られちゃったけど、ホントはもっとネタがあるのだから、遠慮せずに続きを見せろ。
基本、事前に読んどいた方がいーです。

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「インフェルノ」

このシリーズ、いつも思うんだけど「なんでこんなに面倒なことを手間暇かけて仕掛けるんだ?」。このハードルさえきれいに超えてくれてれば、もっと楽しめるんだと思いますが。
今回は教授がボコボコにされる、がポイントですかね。
フィレンツェ、ベニスなどを舞台にした“鬼ごっこ”が、ある瞬間で好守逆転となる、そのタイミングの演出は面白かった。
クライマックスは予定調和な後始末だけなんで、残念でした。
史上最強にかっこいいイルファーン・カーンに会えます。

「スター・トレック BEYOND」

シリーズであることの強みに甘えた、スカスカ映画でしたね。
大盛りのCGで迫力のアクションを見せてくれるけれど、それはスタートレックではないんですよ。ユーモア、皮肉、SFマインドが“とりあえず入れてある”程度で、どれも中途半端。リブートは斬新で感銘を受けたけれど、このまま進むのは少々不安ではあります。
まだ3作なのに、キャストが老けてしまっているのも残念。旧シリーズ映画版は、もともと老けている人たちなので、気にならなかったのねw。
ジャスティン・リンもチャカチャカした編集でたたみかけるのはいいんだけど、この底抜け脚本ではいかんともしがたい。
レナード・ニモイとアントンへの献辞が寂しい。

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「フルタイム・キラー」

ジョニー・トーの見逃し。ワイ・カーファイとの共同監督。
こんなにめちゃくちゃなのに、最後まで見てしまう、強烈な魅力がありますね。稀代の珍品。

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「SKIPTRACE」

機内映画で。
ジャッキー・チェン主演、監督がレニー・ハーリン。ジョニー・ノックスビルとバディを組むアクションコメディで、チャイナ資本ながら見た目は「ラッシュアワー」みたいな疑似ハリウッド映画のようだ。中国では大ヒット。
真面目なジャッキーとふざけたノックスビルの凸凹、飛んだり跳ねたりのフィジカルアクション、わかりやすいストーリー、そしておなじみエンドロールのブルーパー。ジャッキーに求められるのは、永遠にこのパターンなのだな。
このリクエストに必死で応える姿勢には心を揺さぶられる。60を超えたスターが、自分であそこまで動いてるんだよ。泣かずにおれるか。
やらなくたっていい。無理しなくたっていい。もうお金だって名誉だってあるんだし。でもやるんだよ。それがすごい。オファーの内容はわかりませんけど。

ジャッキー以上に痛々しいのがレニー・ハーリン。この人、90年代のスター監督なんだけど、21世紀になってからキャリアが右下がり。今回も華がなくて、ジャッキーをサポートできてないですね。それでもコンスタントに仕事があるのはすげーなー、と思うが(現在は北京在住、とも)。
ロシアからモンゴル通って中国にほぼ“歩いて”移動するとんちんかん。プロセスの超適当なご都合にのけぞります。
まったく関係ないところで飛び出す「Rolling In The Deep」が壮絶。思わず巻き戻して二度見しましたよ。
けなしてるわけじゃないです。だって最後まで観ちゃったし。
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「テナント/恐怖を借りた男」

劇場未公開のポランスキー映画。ビデオスルーだったんだけど、近所になかったから、結局40年かかったわけで。

ポーランド系フランス人のトレルコフスキー(ポランスキー)がアパートの部屋を借りるんだけど、前の借り主は自殺した女で……って、そもそもそんな部屋をなぜ選ぶ?? はじめからどこかおかしいこの話は、予想外の展開をしていく。
スリラーだからネタを知らない(文献を読まない)で挑んだのはよかったけれど、あまりのに決着に口をポカンと開けてました。
この後が「テス」なんだね。恐ろしやロマン。

「さらばベルリンの灯」

もう絶対観る機会がないとあきらめていると、ヒョコっとDVDが出たりするのです。あぁ、まだ死ねない。

60年代の英国スパイ映画は、アクション中心の007の真逆に、この手のエスピオナージュがあり、組織と現場、追いつめる駆け引きが実に楽しい。
本作は、ベルリンに潜むナチ残党の情報を英国諜報部員が探る話。

若きジョージ・シーガルが、軽快に組織の秘密に迫るが…そうは問屋がおろさないわけで。
アレック・ギネス、マックス・フォン・シドーというベテランの“旨味”が全開でおいしいのなんの。
そして幕切れのミステリー。こういうのがあるから映画は楽しい。

「きみに読む物語」

原作小説がそうだからしょうがないのだろうけど、ちょっと過剰なまでの作り込みで、リアリティが全然ないです。
でも、好きな人が多いのはわかるなぁ。
わかりやすすぎるが、現代向けなのかもしれないですが。
濡れ場には失笑。

「PK」

これ、もしかしたら、2016年のベストワンかもしれん。
宇宙人PKが巻き起こす騒動=宗教とは何か、という大疑問が、どうやって決着するのかと思ったら……いや、もう号泣でございました。

愛と平和を込めたフィクションの作りこみ。シナリオの練りこみ。思い出すだけでもウルっとくるな。
人生はロマンスがすべて。
映画は脚本がすべて。
あ、ちなみに悪役の“導師様”は、僕ではありません。
Pk1Pk2


「ソーセージ・パーティー」

セス・ローゲン組の映画が劇場公開されるだけでも喜ばなくてもいけないのだけれど、さすがにこれはドン引きw。
予想を上回る(下回る?)お下劣展開であります。
ぎゃははと笑うには、小生、ちょっと歳をとってしまいました。面白がって若作りする必要を感じないな。「PK」を観たあとはよけいにそう思います。
一世代以上若い人向け。
とはいえ、“よくできている”とは思います。シニカルな人種設定とか。
Sausage2


「タンポポ」

勢いで「タンポポ」も。
現在テレビでやってる料理番組やドラマ、あるいは飲食店のプロデュースの作り手は、みんな参考にしている…はず。あ、元々は「探検レストラン」の企画だったっけ。
ラーメン・ウェスタンと名乗っていたのも懐かしい。
さすがに古びている個所もあるけれど、笑いどころと蘊蓄はさすがに面白かった。
若き役所広司をはじめとした顔ぶれも美味。中でも力也史上最も優しい安岡力也に泣いた。

「お葬式」

80年代邦画の書籍を読んで、そう言えば公開の年以降観ていなかったな、と引っ張りだしてみる。「マルサ」はテンポとキャラクターが好きで何度も観るんだけれど、これはさすがに再見の機会がなかった。
で、どうだったか。
公開当時はクラシック名画や若手監督の“おいしいところ”を巧みにリミックスした斬新さに感心したのだけれど、これが今や驚くほど旧くなってしまっていたのだ。
伊丹映画ってあんまり再評価・リスペクトされてない気がするんだけれど、理由がなんとなくわかったなぁ。

「アレックス・ライダー」

「スパイキッズ」、「エージェント・コーディ」、本作と少年(子ども)スパイ物は定期的に作られているのだけれど、「キングスメン」のおかげですっかりイメージが変わってしまいましたね。
本作は、ジュブナイル原作で単純明快。展開とアクションがバラバラでどうにも座りがよくないが、お茶の間で観る分にはさほど抵抗はないか。

アレックスが渡されるスパイがジェットの中に、本物のニンテンドーDSが登場。カートリッジを入れ替えるといろんなことができる…のには笑いました。

主役アレックスに扮するアレックス・ペティファーは、イケメンモデル。アラサーのアリシア・シルバーストーン、ダミアン・ルイス、ユアン・マクレガー、ビル・ナイ、アンディ・サーキスと、面白い顔ぶれ。
敵は「レスラー」直前でいちばん腐ってた頃のミッキー・ロークです。
アクション演出でドニー・イェンの名があって、どのシーンなのか、誰でもわかるのが爆笑ポイント。
Alex


「手紙は憶えている」

ナチ戦犯に復讐する老人の旅を描く90分ほどの小品。

この老人の認知症が進んでいて、自分が何をしているのか、だんだんわからなくなる、という強烈なサスペンスに支配されてる。

クリストファー・プラマー、マーチン・ランドー、ブルーノ・ガンツ、そしてもう一人のあの“顔”。戦後70年経った今でしか描けない(作れない)物語を、残り時間の少ない老優たちが見事な仕事で見せてくれる。
途中出てくる「すげーヤバい奴」とのシーンで、「?」と思った瞬間があり、これが最後の最後で「そうか!」と繋がってしびれまくりました。

※ネタバレます。
すげーヤバい奴との格闘で、「撃ったことのない銃」の引き金を引いたら、見事なまでに急所を撃ち抜いてしまうシーンだ。偶然にしては出来過ぎ…と思ったら…。

アトム・エゴヤンが監督してるってのが最大のミスディレクションだったのね。
ちょっと凄いや。
Remenber1Remenber2

「カンフー・ジャングル」

たぶん2016年末には「ローグ・ワン」の盲僧として認識されてしまうドニー・イェン先輩の、2年前の超絶アクション映画。

武術の達人が次々と殺される事件が発生、警察の武術教官ドニーが犯人と死闘を繰り広げる、というありがちな話。功名心のため、私的な試合で相手を殺してしまったドニーが、刑務所に収監されている発端が珍しい。
達人たちが武道を極めることなく、商売替えをしていることを、犯人は生死をかけて問いかけてくる。それがかつて一斉を風靡したものの、今では勢いがない香港アクション映画界に重ねて見てしまうのは邪推かしら。
ただ、冒頭から「あれ?」と思うような端役(カメオ)が次々出てきて、途中でそれがこの映画の目的とわかるエンディングに至ったとき、不覚にも涙がこぼれてしまった。
こういうのって、邦画でもできるよね。日活アクションとか東映ヤクザとか。事務所だ権利だとか言わないで、映画人としての意地で作っていただきたいなぁ。
ドニー先輩の体技は相変わらずではあるが、今回は対峙するワン・バオチャンのキレと不気味さ(悪い顔してないのに怖い)が迫真。
面白かったよ。
Kungfu1Kungfu2


November 26, 2016

「ジャック・リーチャー NEVER GO BACK」

ハイテクを駆使しないアナログヒーロー、ジャック・リーチャーのフィジカル・アクションがひたすらかっちょよかった「アウトロー」の続編。

監督が「ラスト・サムライ」エドワード・ズウィックになった、というのが最大の不安要素。だって、この人、アクション・スリラーの人ではないですよ。しかもプロデューサー・トムはまたチャイナマネーのお世話になっております。そのためか、見せ場のボリュームが多め。

予想通り、画的な刺激はほとんどなく、ワクワクが広がらなかった。シナリオが凡庸で退屈。つまんないなー、と思っていたら、だんだんこの映画の狙いが見えてきました。そう、リーチャーのいろいろな面を見せて、人間味を増していこうって腹なのね。だから女性二人に悪戦苦闘する、なんてトンマなサブストーリーがあったりする。

キャストに有名どころがそろわず、最後まで死闘を繰り広げる適役のパトリック・ヒューシンガーなんて、ありきたりのテレビ顔。トムの相手ではなかったね。
観終わってすぐ連想したのが、なぜだか武田鉄矢の「刑事物語」シリーズだ。女性登場人物と恋に落ちないところとか、一所に落ち着かないとか。
もちろんスケールも骨格も違いますけど。

その後、「アウトロー」を再見。謎解きも含め、ちゃんとしてて面白かったぞ。

「チェイス!」

この数年観たインド映画はすべて主演が同じなので、僕にとってはインド映画=アーミル・カーン。
で、劇場で見逃していた「チェイス!」をようやく。

原題が「DHOOM:3」といい、冒頭、この設定でどうやって続編なんか作れたんだろう、と疑ってた自分が勉強不足。メイキングを開いて、ようやく謎が解けるのです。「DHOOM」とは、インドの警官とその相棒バイカーが“敵”と戦うシリーズなんですね。で、今回彼らと対峙するのが、超大物アーミル・カーンなわけで。ところがこのアミールが完璧すぎて、主演としてすべて持っていってしまった。

マッチョな肉体改造、タップダンス、サーカスのような演舞、派手なアクション。そして、ネタは割れないんですが、ある物語に仕掛けられたトリック。すげーな。

米国シカゴロケで展開するスタントアクション、むちゃくちゃな物量のVFX、そしてボリウッド印の歌と踊り(シルク・ド・ソレイユもびっくり)。

このエネルギーには感服しますね。これ観て「つまんない」とか言っちゃう人は、もう娯楽映画なんて語らない方がいいですってくらい。30億かけたというが、もっとゴージャスにも見えます。
ゴージャスと言えば、ヒロインのカトリーナ・カイフ。彼女の備忘から目が離せません。
「DHOOM」とは「爆音」みたいな意味です。
ちなみにパッケージについてるメイキングは先に見ちゃダメ。

Dhoom1Dhoom2Dhoom3Dhoom4


「クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち」

見逃し、というか観る気なかった。
リュック・ベッソンのオリジナル脚本なので、続編というのが正確なのかどうか。まぁジャン・レノ扮する警視だけが共通らしい。
謎の修道院、キリストと十二使徒をめぐる猟奇連続殺人、なんかすげー強い敵(銃で撃たれてもひるまない)…と伝奇ミステリーっぽい感じで、まぁ簡潔に言うと、裏ダヴィンチコード・アクション版。
ドンパチが予想以上に派手で、そこは好みでした。

「ノック・ノック」

家人が旅行で不在の週末に観て、戦慄しました。臨場感たっぷりで、こりゃ心臓に悪いや。

家族が留守の間に、お姉ちゃんとドキドキの夜を過ごしたおっさんが、死ぬより辛いしっぺ返しをくらう、という教訓話。
とてつもなく酷い展開なのだが、どこか良識を考えさせられる…イーライ・ロスって根が真面目なんじゃないか。

小品の割にプロデューサー・クレジットが多いので、調べてみたらこれ、ソンドラ・ロックの出た「メイクアップ」のリメイク。当時の監督、プロデューサー、演者がみんな名前が入ってるんだね。コリーン・キャンプがすごいルックでゲスト出演してます。
Knock1Knock2Knock3


「ガール・オン・ザ・トレイン」

めちゃめちゃ近い関係なのに、ものすごく距離がある3人の女性が紡ぐスリラー。いやぁ、これこそ「イヤミス」ってやつですね。

「ゴーン・ガール」のような“えぐり方”があるんだけど、こっちのほうが救いがなく深刻。男性の描き方含め、ステレオタイプ風には思えるが、このくらいの配置じゃないとわかんなくなっちゃうか。わかんなくなっちゃうといえば、前半の謎出しが不親切なので、集中しないといけないです。

主人公がアル中なんで記憶が曖昧…という設定が、映画としてばっちり機能しているのが、頭いいよなぁ。
エミリー・ブラントが渾身の「ダメ女」をやってるのが凄い。ほれぼれします。
「ローグ・ネイション」のレベッカ・ファーガソンが、別人と見まがう役柄で出てきます。最初「見たことあるけど誰だっけ?」です。
若手ヘイリー・ベネットにはしびれる。この人、しばらく売れそうですね。
Thegirl1Thegirl2Thegirl3

「踊るアイラブユー♪」

80年代ヒット曲で綴るジュークボックスミュージカルなんだけど…物語の呆れるくらいの他愛なさと、歌唱・群舞の広がりのなさに、期待を下回りました。冒頭の「ホリデイ」パフォーマンスで乗り損ねると、最後までは辛いかも、だ。
ぬるくてときめかない。
Iloveyou1Iloveyou2


「エージェント・オブ・シールド」シーズン3

シーズン3です。とりあえず最後まで観ました。いやー、つき合いがいいよね、俺。暇なのか?


番組開始当初からだと、だいぶトンデモ度はあがってきているものの、キャラクターが立ってくるので、とりあえず最後までは行けます。
とはいえ、ちょっと大人には物足りないかね。
テクノロジーを駆使する戦闘チーム、超能力者、異次元からの生命体…となんでもありな状況に、時々マーベルシネマティックユニバースとして混ぜ込みをしなくちゃいけないので、まとまらないでしょう。

パワーズ・ブース、ジョン・ハナらのゲスト(レギュラー?)が幅をきかせてくると、メインの役者の“テレビ顔”が薄口になる。

さて、次は?(やっぱり観るんだ)

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「HARDCORE HENRY」

ロシアの若い監督イリヤ・ナイシュラー(33歳)がクラウドファンディングで金を集め作り上げた珍妙なSFアクション。結局劇場公開が2017年の春だそうなので、米版ブルーレイを購入しちゃった。

全編主人公の目線で展開するので、FPSのゲームをやってる人(自分じゃない)のプレイ画面を強制的に観ている感じである。すなわち、「酔います」。もう5分で無理。私、ゲーム屋さんなのに、極度の3D酔いなんですよ。だから、リアルなFPSシューティングなんて10分やってると、頭の芯がずきずきして、冷や汗が出てくるんですわ。映画も、昨今のPOV映画(クローバーフィールドとかパラノーマルアクティビティ)は、劇場に行くのをためらうのです。
予告を観る限りでは、「なんか面白そう」と感じるかもしれないが、本編の暴力表現は半端ではない。R15は甘いんじゃないか。血まみれの人体破壊が延々と続く悪趣味の極みでした。もちろん好事家にはたまらないかと。
登場人物は、死にまくる雑魚以外にはほぼ3人で、そのうち熱演を見せるのがシャルト・コプリー。体がめちゃくちゃになる役柄ばっかりだな、この人。ヒロイン(?)はヘイリー・ベネットで、最近のお気に入りです。
Henry1Henry2Henry3Henry4

やり直し。

放置にもほどがありますね。
再開してみます。

・2年分くらいのバックアップをあげてみます。
・FACEBOOKの記事に毒を加えてみます。

« June 2015 | Main | December 2016 »

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