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October 2019

October 25, 2019

「好莱坞往事」と「双子杀手」について(メモ)

「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」の中国公開は10月25日とアナウンスされてたけど、どうも延びちゃったみたいです。

「ジェミニマン」をドルビーシネマ、3D、120フレをわざわざ観に行ったけれど…肉眼ではLUXE、3D、60フレとなんら違いは感じられませんでした、という話。たぶん、肉眼で感じるのには限界があるんでしょう。

October 22, 2019

「双子杀手」=「Gemini Man」=「ジェミニマン」の上映システムこそ大事件なのではないか。

今年最大の問題作(おそらく)、ブラッカイマー製作、アン・リー監督の「ジェミニマン」だ。タイトルは双子マン、か。それだけで十分期待を削いでくれますw。

ブラッカイマーとウィル・スミスの組み合わせ。アン・リーは「ライフ・オブ・パイ」からの流れか。中身はへっぽこなSF風アクションなんで普段なら慌てて観に行くようなものじゃなかったんですが、これ、ちょっとありえない映像だったのだ。
これが未来の映画なのだとすると、ちょっと怖いや。

本編は4K/3D/120fpsで撮影された超高解像度で、このフォーマットでかけられる映画館が世界中どこにもないそうな。
IMAX含むハイフレームレートでも60fpsが限界で、現状日本ではさいたまMovixでドルビーシネマ3D+ in HFRとして120fpsの上映があるそうな(いけませんけどw)。
また、TOHOでは3DプラスインHFR(60フレ)という名目の上映があるそうな。

で、私は今回、上海でRealD社のラージフォーマットLUXE方式で観たんですが、「高解像度・ハイスピード」で今まで見たことのない映像体験に面食らったのですな。
もうフィルムとか関係なくって、ビデオでもないというか…ひとつ先の実験映像みたいなのよ。つくば博(1985年)でショースキャンに出会った時のような衝撃。
この画質が劇中のアクションシーンでものすごく効果を発揮するので圧倒されるのだが、きれいすぎて速すぎて、もう映画を観ている感覚ではない。
擬似ワンカットのバイクチェイスなんて、目から入る情報が多すぎて、脳が追い付かない…とでもいえばいいのか。おじさんのボケた頭だからなのかもしれないけど。すべて目の前で起こることの「目撃」なので、想像することさえさせてくれないのですね。
また、ウィル・スミスのCG顔がアップになったとたんに、今度は画質にCGクオリティが追い付かなくて、よくできたゲーム画面みたいになる…という弊害もあります。特に昼間のシーンの出来が最悪。

これがさらに進化すると、俳優がいらなくなる。実写と見まがうフルCGはもう「ライオンキング」で実現しているわけだから、お次は人間も、ということだ。
美空ひばりも勝新太郎もあっさりよみがえってるじゃん。今度の寅さんはCGじゃないそうですが、やろうと思えばなんでもできちゃうわけだ。実験に参加する俳優さんは立派だと思うけど、10年後はもう撮影って仕事さえもなくなるんじゃないか。思い出は思い出でいいんじゃないか。工藤俊作がCGで帰ってきた!とかやられても喜ばないです。
「映画」はこれからどこに行くのだろう…これでいいのかしら…ということを考えさせられる体験でもあります。

当然、劇場で観ることが必須。しかもIMAXレーザーやドルビーシネマなど、ハイスペックフォーマットの劇場を選ぶことが重要。その体験はネタになる。
ただし、物語はへっぽこ。手垢のついたクローンネタを、新たな視点で更新しているわけではないしな…と書いたら、CGクローンの多用で映画産業が変革を求められるのか、と裏読みをしちゃいました。どんなに技術が進歩しても、映画は面白い物語でないと意味がない。

いつの間にかおばちゃんになってたメアリー・エリザベス・ウィンスレットが面白いほどよく動くし、マーベル映画を連想してしまうヴェネディクト・ウォンの存在も楽しい。お懐かしやクライブ・オーウェンはかなり老けちゃいました。
チャイナマネーもたっぷり入って推定1.4億ドルの製作費…大半はヤング・スミスの創造にかかったんだろうなw。

上海では120フレのドルビーシネマ劇場があるので、ちょっと探りにいってみまさ。

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