映画・テレビ

August 27, 2019

「使徒行者2」=「Line Walker 2」は、続き物ではありません。

「哪吒之魔童降世」は1か月で45億元を超える勢い。720億円て。国産アニメでこの勝利を得た、ということは「国内制作の自信」→「どんどん作れ」=「海外輸入しなくてもいい」となる。少なくとも子供向けは、わざわざ文化の異なるものを修正とかしなくてよくなる。ディズニーや日本アニメは危機感をもたないとまずいな。

洋画では「ワイルドスピード」番外編がメガヒット。すでに10億元間近である。まぁこれは脳みそ空っぽの大作アクションなのでいいでしょう。

で、この期間は輸入映画が制限されているので、足を運んだのはアクション「使徒行者2」。

香港。中国合作「ダブル・サスペクト 疑惑の潜入捜査官」の続編だ。とはいえ、スタッフ、キャストが共通しているだけで、おそらく関連性はない(と思う)。児童誘拐犯罪組織に潜入捜査、友情と裏切りのパターンなれど、アクションシークエンスが信じられないくらい底抜け。いや、これ、褒めてます。人のやらないことをやろうとしたら、とんでもない場所に行ってしてしまった感じだ。わかりにくいかもしれないが、80年代のジョン・ウーが、まったく成長しないで今でも同じような香港アクション映画を作っていたら…としておきます。「なんで牛追い祭りやねん!」というクライマックスの、とんでもない決着(文字にしたら信じてもらえない)など、爆笑ポイントであった。登場人物は大まじめで、しかもけっこう残酷なお話だったりするので、笑うと怒られそうですが。
監督ジャズ・ブーンは、この2本以外では「しまじろう」アニメをやってました。ルイス・クー、ニック・チョン、フランシス・ンと、おなじみの顔ぶれ。

暗い世相ではありますけれど、ハチャメチャな香港テイストには、少しだけ救われた。

あとは、ルービック・キューブの使い方w。

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August 05, 2019

「哪吒之魔童降世」=「Ne Zha」中国国産アニメの破壊力

公開12日で400億円突破しちゃった夏休み超大作。

爆裂大ヒットの国産アニメ「哪吒之魔童降世」は、三十年以上前のアニメ映画「哪吒鬧海」のリメイク。「西遊記」「封神演義」などにも出てくる哪吒(ナージャー)の設定を、運命の取り違えで魔人となってしまった主人公の苦悩と成長として描くファンタジーアクションだ。
ライバルとなる龍族のイケメンや、彼らをとりまく協力者や悪者などが入り乱れ、正義と悪、親と子、少年の成長など普遍的な内容になっている。
運命に従わず自分自身で世界を切り開く主人公の姿勢に、親御さんたちは大泣きだそうだ。その一方、子供たちはというと、劇中の狂言回しキャラによる「おならぷー」で大爆笑である。いやいや、あまりにベタなんで、僕も油断しており、吹き出してしまったよ、「おならぷー」。

とにもかくにも人海戦術なんでしょう、ハイクオリティなCGがとてつもないボリュームで溢れているので、言語がわからなくても楽しめます。

…と、観ていてふと感じたのだが…全体の構成というか、仕上がりのターゲットはジャンプマンガなんだよね。ディズニー等の欧米ではなく、友情努力勝利なジャンプテイストのバトル見せ場だ。これに親子愛が加わるのが一枚上手。逆に“女の子キャラ”を排した(見事なくらいの皆無)ことで全体がぶれなくなってる。この決断もすごい。
終盤哪吒は覚醒ギアアップしてバーニング青年仕様に変化するのだが、このビジュアルは何かに似てるんじゃないかとか心配したり。だって、上半身裸に赤いボロ布チョッキ、体傷だらけで火を噴いてる…ルフィじゃん。

いろんな意味で見るべき作品。
中国ターゲットのクリエイターさんは、「これが受けてる」ことにはご興味持っていただきたいです。

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July 13, 2019

「狮子王」=「ライオン・キング」のまんま“リメイク”。

中国では世界最速の7月12日公開。なので、7月11日深夜、0時の回を観る。3D ATMOS 英語音声中文字幕。加えて意外なビスタサイズ。

さすがに本国より早いのを警戒したのか、上映中にスマホを開くと係員が飛んできたり、後方からレーザー光線を当てたりする。録画してネットにあげられたんじゃたまらん、ということらしい。映画の最中にスマホ開けるなんてのは、こちらではいつものことなんで慣れましたけど。

で、そもそも。実写版、という呼称は座りが悪く、「CGアニメーションによるリメイク」が正しい。

そう、リメイクです。まったく同じもの。なので、どんよりした前半も、唐突なクライマックスも、劇中ミュージカルシークエンスも、94年のアニメーション映画と印象は変わらない。リアルなぶん、シェイクスピア劇調の重さが増したくらいだ。

ただ、一点だけ、今回のお気に入りがあった。ネタバレじゃないです。

ティモンとプンバァが【完璧】なのだ。

声はビリー・アイクナーとセス・ローゲン。いやもう、こいつら見てるだけで幸せでした。

「狮子正在熟睡」のくだりなんて…。

モフモフとムシムシ大行進もたっぷり。

もう「ジャングル大帝」は上書き更新されましたね。


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July 09, 2019

「千与千寻」=「千と千尋の神隠し」中国初上映は大ヒット。せっかくなので中国語吹き替えで見てみる。

大ヒットの勢い、「千与千寻」中国語吹き替え版を。

既に70億円は超えてます。

よくよく考えてみたら、18年前に劇場で2回見た切りで、細部はほとんど忘れてました。今回の上映は当然のことながらフィルムではなくデジタルだということで、細部にわたるあざやかな色に感心した。
それにしてもこれ、子供には難しいだろうに。

劇場内は子連れや小学生グループが多数。上映中にタブレットを開いて宿題をやってる女の子には驚きましたが、
彼女の親はスマホで誰かと普通に電話してました。
この辺のマナーは…どうにもこうにもw。
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June 29, 2019

「蜘蛛侠:英雄远征」=「Spider-Man: Far From Home」=「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」の泣きどころ。

「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」は米日中同時公開であった。

4K ATMOS 3D英語音声・中文字幕で。
「エンドゲーム」が圧倒的なエンディングだったプレッシャーもあっただろうに、少なくとも表向きは気負ったところもなく、フェーズ3のエピローグ…ではなく、先人の継承と成長、新たなる世代の始まりを詰め込んだ、ちょっと稀なハイセンス映画だった。あくまで、「シリーズとしての」とくくらなくてはいけないが。

あっと驚く「5年問題」のフリから、コメディ調の青春学園モノにもってくるシナリオがすごい。そして新たなる事件とその正体の巧みさ。地球を揺るがす大事件…にはしないといころもうまい。小粒な事件と悪党ってのが何より楽しい。...
笑って手を叩いて楽しむポップコーン映画をちゃんと作るハリウッドって、こういうところがすごい。

ピーターが毅然と目覚めるクライマックス前のあるシーンで、私は泣きました。いや、泣くだろうあれは。

その後2回目はRealDのLUXE上映。3D英語音声中文字幕で見た。

 

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June 22, 2019

上海映画祭企画で、ドルビーシネマ「オーヴァーロード」を見る。

上海国際映画祭の企画で、ドルビーシネマ劇場で特別上映されたDOLBY VISION「オーヴァーロード」。市内ではあるが、ちょっと自宅からは遠かった。

さすがに音響と画面の発色がすばらしく、劇場環境の発展には金を払う価値がある、と改めて思う。

本編は……ちょっと中国ではなかなか上映されにくいR指定グロホラーで、A級予算で作るB級作品に喜びを感じておりました。...
なんでこれが特別上映に選ばれたんだろう、と頭をひねっていたが、爆撃空中戦に銃火器乱射と、サウンドエフェクトが半端なく際立っていたのね。劇場設備のモニターには最適な1本。これはよい上映でした。

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June 21, 2019

「玩具总动员4」=「Toy Story 4」=「トイストーリー4」の女子力戦略。

あ、もうやってるじゃん、と慌てて劇場に行ったら、チケットうっかり買い間違えて、「3D中国語吹替」を選んでしまった。日本語情報無し。でも、細部やセリフのやりとりはともかく、どんな話かはわかるので、さすが世界向けファミリー映画。

はてさて。
6月21日公開ですが、同日公開の「千と千尋」に興収、動員は差がつけられた。宣伝も弱かったし、そもそも前作までがきちんと見られていないので、こちらでは知名度がないです。上海ランドにはエリアまであるのにね。
お話やキャラクターが“続きもの”で一見さんお断りだもん

中身はさすがにネタバレ警戒で。
ただ、近年同社タイトル全般に当てはまる「女子力前面出し」に「ウッディ、お前もか」となったのと、やっぱ「3」の脚本は偉大だったなぁ、です。
まぁ、50過ぎのおっさんが漫画映画観てる時点で、中国ではけっこうかっちょ悪いんだけどね。いや、もうホント。家族連れが大半なのは健全ですが。お子様達はフォークで大笑い。おっさん(僕)はデュークで腹を抱えてたよ。

それにしても、ピクサーはどこへいくのだろう。

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June 07, 2019

「X战警:黑凤凰」=「Dark Phoenix」=「X-MEN: ダーク・フェニックス」のジーンはでぶちん。


6月6日公開の「 X战警:黑凤凰」。
4K ATMOS 3D 英語音声中文字幕で。

ズルッと席から滑り落ちそうだったわ。ジーン・グレイがぶっ壊れてサァたいへん、という“だけの”お話じゃん。

マーベル=FOX、デッドプールやローガンのあとじゃ、割りが合わないというか、出がらしというか…旨みがあまり出てないんだけど、アクションが「イヤボーン」と「超能力格闘技」のてんこ盛りで、観客を飽きさせまいと努力してるのはよかった。


GOT終了からのソフィーは、肉付きのいいでぶちんなおばちゃんだ。残念。みんなが「やっちまった」と思ってる感があって笑っちゃいました。

で、これ、続けてくの?(終わりみたいです)

 

 

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June 05, 2019

「阿拉丁」=「Aladdin」=「アラジン」のそのまんま“実写化”と女性の描き方。ん? 実写ってなんだろ?

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3D英語音声、中文字幕で。中国公開は5月24日でした。

アニメの資産を実写化するプロジェクトは、ここまでやりますか、と異常なまでの執拗さで取り組むディズニー様である。

既存アニメに寄せ始めたのはティム・バートンのアリスあたりからか。変化球「マレフィセント」はともかく、「シンデレラ」「ジャングル・ブック」「美女と野獣」「ダンボ」と来てこれだ。
ミュージカルシーンも含め、もうそのまんまオリジナルをトレースする潔さである。筋立てになんの意外性がないから、ハラハラドキドキしないのよね。いやもうほんとに。もう少し映画版ならではのアレンジがあってもいいだろうて。


ただ、アニメが92年で、ここから時代的にどうしても修正しなくてはいけないのは、ヒロインの立ち位置、バランス。ジャスミンは王様であるパパの取り決めに従うお姫さまだけど「自我があり自主性のある」人物となっており、それを描くためにソロパートの楽曲まである。「アラジン君の相手役」ではなく、対等の関係ね。
ああ、ここまで配慮しなくてはいけない時代なのかw。もう白馬の王子様のキスで目覚める、なんてラストは絶対出てこないよな。

ジーニーはミュージカル版の好評を受けて、マッチョなゲイ(風)になっているのが大笑い。これをウィル・スミスがクネクネやるんだもの。加えて、アラジン君もクネクネ踊るやさ男なので、この二人がからむと、イチャイチャしてるブロマンスを想起させるね。ジーニーはやはりロビン・ウィリアムスが構築した極上のキャラクターなので、これを超えたりするのはそう簡単ではなかろう。

アラジン君(名前は覚えられない)はなよっとした美青年のため、これまた恋愛要素が薄く、どうしても「みんな友達」に見えてしまう、ということはある。

実はそんなに興味を持っていなかったこともあり、監督がガイ・リッチーだということを、観るまで知らなかった。ガイ・リッチーだよ!? おまえ、なにやってんだよw。“らしさ”はあまりなかったのだが、アクションシークエンスでスローにしたりするところが「お察しください」なんだとしたら、少々かっちょ悪いです。

次の実写は8月の「ライオン・キング」ですと。忙しいね。こちらは人間が出ないでしょうから、フォトリアルな3Dアニメ映画、なんでしょうな。実写じゃないじゃん。あ、ジョン・ファブローだ。

来年の「ムーラン」はリウ・イーフェイに加え、ドニー・イェンやジェット・リー、コン・リーなど腰が抜けそうな豪華キャストなので、これは大ヒットしますよ。中国のみならず、全世界の漢民族が観る。

こうして当たっていくと、10年後にはアナ雪の実写もあるでしょうね。

ああ、忙しいね。

May 31, 2019

「哥斯拉2:怪兽之王」=「 Godzilla: King of the Monsters」=「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」…これが見たかったんでしょ?

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そりゃかけつけますよ。

31日に日米中同時公開なんですが、うちの近所は日付が変わった午前0時の上映回があってさ。4K DOLBYATMOS 3D 英語音声、中文字幕でいってきた。

世界観の作り方、ド迫力CG、サウンド、中でも音楽(オリジナルテーマやお経をフィーチャー)の対日リスペクトがすごいや。レジェンダリー的には、ピカチュウ同様の「愛」の込め方だ。ある意味過剰な接待受けてるむずがゆさがあるんですがw。日本人としては、嬉しい、でいいんじゃないすかね。...
シナリオ以外は素晴らしいです。古代生物ねー。平成ガメラは素晴らしかったなぁ。

2014年の前作とはうってかわった「これが見たかったんでしょ!?」な詰め込み方で、逆にそこが弱点にもなってしまった。その最たるは特務機関「モナーク」の設定で、これがまぁなんというか、ずさんな組織なんだよな。今回もかなりヤバいです。そもそもこいつらが……(ネタバレ)。

一枚一枚のカードは強いのに、手元に全部そろっても役にならず、なかなか上がれない…みたいな感じか。核の扱いも相変わらずひどい。

今回の予習で、54年版、84年版、2014年版と見返してみた。84年版の「シン・ゴジラ」との相似に驚きつつ、この19年版は新たな流れを作っていくのだろう、と少し不安に。いやいや、嫌いなゴジラ映画なんて1本もないよ。あの「ファイナルウォーズ」だって、今にして見りゃ、何もかも皆懐かしい。
観ていて連想しちゃったのは同じレジェンダリーの「パシフィック・リム」。それも「アップライジング」の方だけど。

週末にIMAXで再戦予定。

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