「ソウ5」

おそらく誰もが指摘するのだろうが、「むりくり続けなくてもよいのではないか?」という程度の話で、シリーズを並べて比較研究するようなものでもないと思うので、これ以上特にコメントはなし。

ゴアシーンもいまいちでしょう。
そう?

| | Comments (0)

「純喫茶磯辺」

また同じような印象。

裸の出てこないロマンポルノをダラダラと流しているような感じですよ。
せっかくいい材料が揃っているんだから、この程度で“面白い”と判断してはいけないでしょう。
ビリングでは宮迫だが、多感な女子高生・仲里依沙が実質の主演。性根の悪い女・麻生久美子が素晴らしい。こういう女は実はけっこうたくさん潜伏しているはず。

以下ネタバレで。

なんとなくイライラする話なので、観ている間、俺はこんな感じの映画を想像していた。
・ぐうたらで助平な父親はナンパ目的で喫茶店を開き、アルバイトの娘に小遣いを渡しながら次々に食いまくるが、飽きたら捨ててしまう。その中には娘の友人がいたりする。
・そこへ人と向き合えない美人・モコが現れ、父親は一目ぼれするが、彼女は簡単には寝てくれない。
・娘は店の客であるロリコン作家に騙され、処女を奪われる。
・法事で線香を上げに来た母親と父親は、離婚して数年経った間だが、孤独に耐えかねて寝てしまう。
・その現場を娘は目撃し、家族が元に戻る可能性に期待する。
・が、父親は興味を示さず、バイトのモコを誘いホテルに連れ込むが、彼女に金を要求される。
・父親はそこで彼女が客と金銭で寝る女だという事実を知る。
・愕然とする父親を見て、娘はモコの売春現場に踏み込むが、逆にモコにそそのかされた客にレイプされる。
・怒った父親がその客とモコをぼっこぼこにしてしまい、警察に逮捕される。
・で、最期。つぶれた店の前で家族三人が再会する。
ロマンポルノっぽいでしょ? ひどい話ですが、俺はこういうほうが好みです(笑)。

| | Comments (0)

「蛇にピアス」

73歳の爺が、芝居のできない若者たちを人形のように動かして撮っていることの気持ち悪さ。

設定もあるんだけど、役者たちがまったく「生」を感じさせないことで、悪夢のような世界観はよく表現されているとは思うが、そんな映画が心に響くものは何も出さないので、正直退屈極まりない出来だったりする。

凡庸な官能メルヘンでかまわないのならば、それで正しいのかも知れないが。

人の言うことを聞きそうもない爺さんが、己の欲望のすべてをぶちまけているのが吉高由里子の貧弱な肉体。
これは、まさに見ている側が一気に冷めるリアル。美しくない裸の生々しさが際立っているので、いかにファックシーンを延々演じようと、ティンコが反応しないという現象が起きる。

それにしてもこの爺さんが撮るべき素材か?
もっととんがった若手にやらせても、十分に面白くなったように思う。

| | Comments (0)

「大決戦!超ウルトラ8兄弟」

すみません、仕事でからんでいたのに、観ていませんでした。

と、いうわけで、これでもかの物量で届けられた「ノスタルジーの詰め合わせ」。
子供よりお父さん世代(けっこう年代が限定されているけど)、そして息と気が長い抱擁力のある特撮ファン向けの、一回限りの特別企画…といったところだ。
ある意味、これまで敬遠してきた手段(禁じ手ではないと思う)を、思い切ってやってみた…というのが結果的に華やかになった。

さぁ、後はタロウを引っ張り出さなくては…。故人が出る前に兄弟をそろえないと。

| | Comments (0)

「ライラにお手あげ」

ファレリー兄弟の新作は、ニール・サイモンが脚本を書いた72年の映画「ふたり自身」のリメイク。「メリー」以来のベン・スティラー(忙しいね、あんた)を登板させ、猛烈に下ネタを盛り込み、とことん笑える快作になっているのだが、これがもう泣きたくなるような未公開のDVDスルー。

結婚にふみきれなかった40歳男が、偶然であった女性と恋に落ち、彼女の都合であわてて結婚しハネムーンに出かけるが、道中彼女が実はとんでもない性癖の持ち主だとわかり、この先一生を共にするかと思うと憂鬱になる。
そんな中、ハネムーン先で彼は理想の女性と知り合い、素性を隠して接近するが……。
というベタな話。
でもこれがまぁ見事なまでにファレリー印にアレンジされて、やりすぎギャグの連発に腹が痛くなりました(クラゲのくだりとか、酷いです)。

最終的な決着は(ひとひねりあるものの)予定調和なのであっさりしているが、少なくとも凡百で退屈な邦画を見ているよりは全然幸せですよ。

ライラ役のマリン・アッカーマンは「ウォッチメン」のシルク・スペクター。トンデモナイファックシーンを観ることができます。
理想の女性ミランダはミシェル・モナハン。美人でないところが受けた。


| | Comments (0)

「エージェント・ゾーハン」

ディスコディスコ!
死ぬほどくだらないアダム・サンドラーの未公開コメディ。
モサドのスーパースパイのゾーハンが、“美容師になる”夢をかなえにNYに行くが、そこでは人種差別や職業差別が横行、さらには彼に復讐する敵が現れ大騒動になる。

近年のアメリカと中東の複雑な関係性を、下ネタ満載で笑い飛ばした、ある意味よくできた風刺コメディともいえる。もちろん、シャレにならないドギつい描写も少なくはないが。

ジョン・タトゥーロやロブ・シュナイダーなど、客演も豪華。カメオ的にマライヤ・キャリー、クリス・ロック、ジョージ・タケイ(ここは必見)なども。
ヒロインのエマニュエル・シュリーキーは、かわいくてホットな感じの美人だ。

監督は「がんばれ!ベンチウォーマーズ」のデニス・デューガン。

| | Comments (0)

「ウォーク・ハード ロックへの階段」

またも未公開スルーである。
「ウォーク・ザ・ライン」を徹底的に茶化し、中にアメリカ音楽史の内幕をブラックに織り込んだ、ある意味傑作。ある意味、というのは“下ネタ”がキツイからで、この辺がいつもリミット越えなんだよね。
そう、またもお馴染みジャド・アパトー物だ。

ネタバレなので書かないが、大物ミュージシャンも徹底的に笑われる。あのリバプールの若者たちは実写とアニメで登場だ。

ジョン・C・ライリーの徹底的なバカパワーが、なぜか歌の上手さもあり、堂々の主演っぷりに昇華している。
なぜかラストも感動的だったりする。

| | Comments (0)

「ポリス・バカデミー/マイアミ危機連発!」

ネバダのリノからマイアミにやって来たバカ保安官たちの騒動をドキュメンタリー・タッチで描いたコメディ。アメリカの人気TVシリーズを映画化…なのだが、実際にコメディ・セントラルなんて日本にいてきちんと伝わるわけじゃないので、こんな気が狂ったようなタイトルのDVDスルーと相成る。


バカ保安官たちが、全米警官コンベンションに出席するためマイアミへ。が、会場内で細菌テロと思しき事件が発生し、大会参加の警官全員が隔離されてしまう。参加登録がなく、会場に入れなかった彼らが、緊急事態で街を守ることになってしまうのだが…まぁとにかく痛々しくもグロテスクな下ネタが満載で、せめてシリーズを知っていれば、という疎外感のみが引きずる。
それにしてもアホです。ここまでアホなのって、ひさしぶり。

| | Comments (0)

「24 TWENTY FOUR リデンプション」

シーズン6と7の橋渡しエピソード。
企画としてはよかったんだけど、残念ながらあまりデキがよろしくない。

はからずも母国アメリカを裏切ってしまい、世界を転々としていたジャック・バウアーは、アフリカの某国で孤児たちの学校を運営する友人にかくまっていてもらう。これがロバート・カーライル。映画だと二人とも悪役だったりするんだけどね。で、この国に内戦がおこり、反白人主義の軍が少年たちを兵にするため拉致しようとしていた。これは「ブラッド・ダイヤモンド」と同じ展開。で、当然ジャックは巻き込まれてしまい、子供たちを逃がすために奔走することになる。その一方、ワシントンでは初の女性大統領が就任直前。が、彼女の周辺でも毎度お馴染み危険な陰謀の匂いが立ち込める…。
というお話なのだが、結果としてシーズン7のためにジャックがアメリカに戻らざるを得ない状況を作り出すためのストーリーでしかない。
アフリカのエピソードは全体的に漫然としているし、一番面白いワシントンのほうは、時間がなさすぎて欲求不満、というどっちつかずだ。ファン向けの特番。
特典としてくっついていたシーズン7の冒頭17分のほうがよっぽど面白かったぞ。すげえ“敵”も出てくるし。

| | Comments (0)

「無ケーカクの命中男/ノックトアップ」

ジャド・アパトーはマイブームです。

今回は、アパトー版「結婚の条件」。
出来ちゃったカップルの人生見直しコメディなのですが、まぁ男側のダメなことダメなこと。
23歳で無職、マリファナ漬け。ダメ仲間とネットビジネスを企画中なのだが、それが「映画で女優が脱ぐポイントが検索できる情報」サイト。うわぁ、ダメだなぁ。
対する相手はTVのレポーター。美人でデカパイ、人生プランも上々。
この二人が、ある夜、クラブで盛り上がったところで寝ちゃうわけです。

それにしても厳しいのは映画に出てくるもう一組のカップル。レポーターの姉夫婦(子供二人)。この家族間の影響が恐ろしくも哀しい悲喜劇となって、「結婚」が引き起こす様々なドラマを盛り立てる。

でも、やはり着地はペーソスです…かな。「結婚の条件」からすでに20年。時代は変わったが根っこはいっしょだ。

※出産シーンはちょっと衝撃ですけど。この表現OKなんですか?

| | Comments (0)

「愛の伝道師 ラブ・グル」

全米でもコケたし、評判も最悪。日本でも“カルト”に“グル”の下ネタバカコメディじゃあまともに公開はできないだろうに、はたしてDVDスルーとあいなりました。

主演はここのところ打率の悪いマイク・マイヤーズ。そしてお色気ヒロインにジェシカ・アルバ。「シュレック3」つながりかジャスティン・ティンバーレイクが巨根の悪役。さらにそこかしこに知ってる顔が登場する。その辺も「オースティン」同じテイスト。また同じといえばウンコ、シッコ、チンコという中学生でも引くようなドツボ下ネタが直球で、さすがにケラケラ笑えるものではない。

でも、実はこれ、あるホッケー選手のトラウマの数々を、グルが解消していくというスポ根だったりもするのです。細かいプロセスは“惨い”んだけど、そんなにワーストでもないと思うよ。

「TM」は笑いました。

| | Comments (0)

「カンフー・パンダ」

ピクサーとシュレック以外は…とこの間書いたが、これはさすがに見逃したのを後悔する。
なんとも心に残る傑作CGアニメ。
ベースにある香港映画と日本アニメをミックスし、ハリウッドテイストとバジェットで大作にまつりあげた。
そのアイディアとセンスにはただただ脱帽。
字幕でDLPがあったら、行ってたのに。

それにしてもアメリカさんは中国料理が大好きだ。
また、カンフーオタクがヒーローになる、というお話は「ドラゴン・キングダム」でもお馴染みの展開。「マトリックス」もそうだけど、よほどツボなんでしょう。

ちょっとアクションがマジメすぎるため、観終わった後の印象が“ものすごくデキのいいカンフー映画”だったことも俺にとっては高ポイントだった。

エンドロール後の1シーンが泣けた。

取り急ぎブルーレイを買おうと思ったらなんと廃盤。6月26日に再発売でした。

| | Comments (0)

「ターミネーター サラ・コナー・クロニクルズ」1stシーズン

結局観てしまいました。

映画とは異なる展開なので、“パラレルワールド”と考えるしかないのだが、そう思うとこのシリーズは時間を越えて人やロボットが暴れまわるため、歴史はメチャクチャに狂っているとなると、こんな物語が展開している“未来”があってもなるほど納得は出来ますよ。

だからといって面白いわけじゃないのが、これまた世の中の面白いところで、ひょっとこ少女ターミネーターがジョン・コナーと一緒に高校に通う設定がはたしてよかったのかどうかは、俺的には疑問。
それにある重要人物の家族とかからんで、スカイネットの誕生を必死に阻止するのだが、LAの交通システムにコンピュータウィルスを感染させる(ってテロじゃん)のが最大のヤマ場ってのはねえ。
さらに敵ターミネーターがラストに繰り広げる殺戮シーンとか、非アクションな演出なのでちっとも面白くなかったり。

なんとも困った流れであった。

次のシーズンでは敵にも女型ターミネーターが出てくるらしいが、今のところ食指が動きませんな。

| | Comments (0)

30年ぶりの「タイム・アフター・タイム」

シンディ・ローパーの歌じゃないです。

79年製作のニコラス・メイヤー監督作品。ロンドンに住むHGウェルズが、タイムマシンを本当に作ったところから物語りは始まる。彼の親友だった医師が実は切り裂きジャックで、タイムマシンを使って現代に逃げてしまう。ウェルズは責任を感じ、時空を越えるが…着いた先はアメリカのサンフランシスコだった。

当時は着想の面白さで好きだった映画だが、さすがに今は少し褪せてしまった。特にメアリー・スティーンバーゲン扮する銀行員のOLが“男に飢えたバカにしか見えない”ので、このロマンスが愛おしくは感じられないのだよね。
とはいえ、流れるような展開はさすがで、最後まで楽しく観てしまった。

こういう懐古が快感になってるのって、歳をとった証拠。

| | Comments (0)

「スモーキング・ハイ」

またまたジャド・アパトー製作・脚本。TSUTAYAでまとめ借りした洋画6本中3本がこいつの関係作だった。

マリファナ依存症の男二人(汚いデブなのに18歳の高校生と付き合ってるセス・グリーンと、二枚目なのに大麻中毒者のアッパラパー(ジェームズ・フランコ)が、殺人を目撃したことから犯罪組織に追いかけられる。残虐な犯人一味との攻防はシャレにならないくらい怖い話なのだが、終始ラリっているのでなんとなく楽しい、というのがツボ。
ただ、後半のアクションは予想以上にハードで、殺戮ゲームのごとき人体損壊シーンが、これもまぁラリっていればOKなのかも知れないが、ちょっとキツいかも。

冒頭の爆笑回想シーン(ビル・ヘイダーが最高)は必見です。

| | Comments (0)

「俺たちステップ・ブラザース -義兄弟-」

ウィル・フェレルのお気の毒DVDスルー。米国でもあまり評判はよくなかったが、まぁそれでも一定以上の水準は保たれてます。
製作はもちろんジャド・アパトー。もうしばらくはこの人の映画だけでいいんじゃないか(笑)。

片親同士が結婚したので、義兄弟になってしまった息子たち。息子といっても40前後の引きこもりパラサイトだ。こいつらがアホで迷惑ばかりをかけるので、周囲はバカにするんだが、それでも親だけは「信じてる」と愛情をこめる。だが、その親たちをとことん傷つける事態になってしまい……という話。

はた迷惑な主人公が、自分の勝手で窮地に追い込まれる→再生のきっかけを見つけ、努力する→なんとかハッピーエンドにこぎつける…といういつものパターンではあるが、必要以上に「下品」なのと、パラサイトぶりが“痛すぎる”ので、ちょっと味が濃くてしんどい。その辺がトゥーマッチなのかも知れない。

ウィル・フェレルとジョン・C・ライリーというゴールデンコンビは、まだまだ働いていただきたい。

| | Comments (0)

「寝取られ男のラブ♂バカンス」

ここのところ、異常なまでに面白いジャド・アパトウ物。
アメリカン・コメディに優しくない日本では、かろうじて公開はしたものの、さすがに俺も行けなくてDVDで補完。
原題:FORGETTING SARAH MARSHALL

テレビ番組の作曲家が、同姓相手の女優から三行半を叩きつけられ、その場でメソメソ泣き出すところから始まる。
最近の男は人前でほんとに泣く(俺の会社でも実例多数)ので、あぁこいつもかと共感できずに腹が立つ。
主人公は傷心旅行にハワイに行くんだが、同じホテルに偶然別れた彼女がロックスターと一緒に遊びに来ていて…という話。

これは傑作ですね。
頭のゆるい艶笑コメディかと思ったら、けっこうマジメに現代の恋愛観を語っていて心に刺さる。やや男性寄りの描き方かも知れないが、そこはそれ、笑わないと損でしょう。
主演のジェイソン・シーゲル(まだ28歳!見えない)は、チンコ丸出しで熱演。性格の悪い彼女にクリスティン・ベル(ヴェロニカ・マーズがこんな濡れ場を!)。現地の彼女ミラ・クニスは「マックス・ペイン」での戦うヒロインでした(まるで別人)。
そしてジャド・アパトウ物には欠かせないビル・ヘイダーが素敵にアホな友人。

ネタバレ。
終盤の「ドラキュラ」のパペットミュージカルは、かなり笑えます。

チンコ丸出しなので、R-18。

| | Comments (0)

「26世紀青年」

原題:Idiocracy
「バス男」なみのすっとこどっこい邦題です。ちょっとだけ笑えたけど。

人類はどんどん劣化が進んだので、2500年には人類はバカになってしまいました、というSF。ゴミだらけというのも含め、「WALL・E」と同じ話だ。
とことん下品であほらしいんだけど、次第に今のワイドショー犯罪とか、格差社会とかにオーバーラップして、だんだん笑えなくなってしまうのは怖い。
とはいえ、正直ほめられるほど面白くはないので、シュールで奇妙な味といったところか。
客を選ぶが選ばれても困る…みたいな居心地の悪さ。

| | Comments (0)

「スターシップ・トゥルーパーズ3」

「2」同様どうでもいいVシネモドキだけど、エド・ニューマイヤー監督という微妙に魅力的なポイントがあり、劇場こそ行かなかったが(行かなくてよかった)まぁなんとか追っかけてみた。

それにしても安い。安すぎる。

ストーリーも演出もキャストもVFXもクタクタです。
なんとか1作目のシニカルでバイオレントな雰囲気をかもそうと努力しているけど、大きな空振り三振で終わっています。

マローダーねぇ…。

| | Comments (0)

「Mr.ブルックス/完璧なる殺人鬼」

どこか後を引く奇妙な味だった。

箱工場の経営に成功、家族もきちんといて一見人生の成功者なケビン・コスナーだったが、その内面は殺人中毒者。自分の中のもう一つの人格ウィリアム・ハートに誘われるままに快楽殺人を繰り返してきた。
ある晩、久しぶりに行った殺人で、向かいの若者に決定的瞬間を盗撮されてしまう。案の定脅迫してきた若者は、金銭ではなく“殺人に同行したい”というものだった。

絶対悪の快楽殺人者を主人公にしていながら、彼の周囲の人間がさらに邪悪だったりアホで手がつけられなかったりするもので、いつの間にか見ている側がコスナーに感情移入してしまっている。
とっくにストーリーは破綻していそうなのに、後半でウソのような力技を見せてくれる(大成功ではないが)。正統派ではなく、ちょっと気持ちの悪い変格スリラーっぷりが見事。

↓ネタバレ
デミ・ムーア扮する“富豪刑事”の泥沼離婚劇が、うざくてしょうがないのだが、これが実は重要なミスディレクションだとわかった瞬間、映画はまさかの展開を見せる。

決着がベストとは言い難いのだが、観終わってからしばらく、今もちょっと考えたりしてる。
「スター・トレック」は大満足だけど、すぐ忘れちゃいそうなのにね(笑)。
そういう意味でもかなり面白い映画でした。

| | Comments (0)

「マンハッタン無宿」

ドン・シーゲル×イーストウッドの刑事アクション…というか、ビバリーヒルズ・コップ。若い頃、テレビで何度もやってたと思うんだが、終盤のバイクチェイスくらいしか記憶がなかった。やはりハリー・キャラハン物や「ガントレット」とかのほうが派手だしね。
アリゾナのハミダシ保安官補が、犯人の引取りでNYに来て、やっぱりハミだす、というシンプルな物語。時代の流れで基本的に女卑なテイストがあり、職場のセクハラとか今だったら逮捕されちゃうくらい酷いシーンがあったりする。
とはいえ、さすがに94分は一気に過ぎちゃいました。昔の映画はいいよね…。

| | Comments (0)

「GALACTICA/ギャラクティカ 承:season2」

10巻20話を一気に。

あまりの興奮でいまだにドキドキしてる。

雑誌・映画秘宝に「面白さ青天井」という表現があったが、まさにその通りで、第1シーズン衝撃のラストからストーリーがバウンドしながら高く舞い上がる。

ただし……猛烈に暗い。

9.11以降のアメリカを象徴するかのように、現状への不信や、未来への絶望などが、様々なエピソードに重ねて真摯に描き続けられる。

中でも素晴らしかったのは「ペガサス」「再生船(前編)」「再生船(後編)」の連作で、ここでの攻防と決着はテレビドラマなんて枠でくくるのはもったいないくらいだ。

さらにシーズンラストの新たな衝撃。「最後まで戦い抜く」というスターバックの台詞が素晴らしいです。


| | Comments (0)

「窓・ベッドルームの女」

DVDのパッケージは『ベッドルームの女・「窓」』。どうでもいいけど。

21年前に今は亡き松竹富士の配給で公開された。俺は劇場で観ました。
監督・脚本は当時無名のカーティス・ハンソン。「LAコンフィデンシャル」まではまだ10年ありますね。
主演はスティーブ・グッテンバーグ。ポリアカと「コクーン」で大人気だった頃だ。
それにイザベル・ユペール。大女優もこの時はまだハリウッドで適当に扱われていた感じの仕事だ。

そして何よりエリザベス・マクガヴァン。80年代で一番好きな女優だと言っても過言ではない。「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」的に言えば、ジェニファー・コネリーが大人になると彼女になる。美人とは言えない面構えなのに、勝ち気な役周りで相手役を圧倒するのが超かわいいのだ。「ラグタイム」や「月を追いかけて」のヌードも最高です。でも一番好きなのは「結婚の条件」。ジョン・ヒューズ最後の傑作だと思っちょります。

で、この「窓」を再見したわけですが、ヒッチコックを彷彿させるサスペンスながら、結果土曜ワイドの“けっこう面白かった”部類の仕上がりであった。その辺の印象は変わりません。

終盤、犯人を罠にかけるあのシークエンスがたまりませんね。今なら携帯電話があれば成立しないサスペンス(笑)。

| | Comments (0)

「告発のとき」

イラク帰還兵をめぐる残虐な犯罪を描いたドラマ。ポール・ハギスが「クラッシュ」に続いて脚本監督。

戦争に行った者たちが陥る狂気は、様々な映画で描かれているが、ここでも同様に若い兵士たちの病める心象と、息子を探す父親の苦悩が、ひたすら重くて暗いものだから、観ていてクタクタになる。しかもこれが実話ときてるし。

ドラマの組み立ても真面目で、隙があまりないので出来はいいのだが、如何せん軽い気持ちで観始めると、ドエライことになるので注意だ。

トミー・リー・ジョーンズ、シャーリーズ・セロン以外にも、スーザン・サランドン、ジョシュ・ブローリン、ジェームズ・フランコ、ジェイソン・パトリックと地味にオールスター。

| | Comments (0)

「タクシデルミア ある剥製師の遺言」

ハンガリーの奇才監督パールフィ・ジョルジが、親子三代の数奇で異常な人生をグロテスクに描く。
グロ…というのはあまりに安易な言い方だが、<ちんこ><うんこ><精液><頭部破壊><ゲロ><脂肪><内臓><屠殺><首チョンパ>がひっきりなしだ。何もこんな表現使わなくても物語は紡げるだろうに…と思いつつも、実はかなり面白かったりして。

デブな人をそんなに嫌わないでください。

| | Comments (0)

「シークレット・サンシャイン」

予備知識なく観始めたんだが、冒頭のシーンでこれが「嫌な話」になるのを直感した。

以下ネタバレします。

夫を亡くし、夫の故郷へ子連れで田舎町ミリャン(密陽=シークレット・サンシャインってことね)へ引っ越してきた32歳の女主人公。
町に受け入れられようと懸命に行動する主人公だったが、結果それは愛する息子の誘拐殺人という悲劇を引き起こす。
そこからの狂気(宗教への依存、そしてその信仰さえも信じられなること)は、もう目も当てられないくらい惨いのだが、最後に物語がどこに着地するのかまったく読めないことで、猛烈なサスペンスが生まれていた。

それにしても嫌な話です。
人間の俗物な側面をざわざわえぐりだして、しかも放置するんだからね。
ただし、よくできているのでけなせない。

久々に暗くて嫌な気分になれる。でも、病院→美容院→帰宅という最後のシーンは忘れられない。

| | Comments (0)

20年ぶりの「恋人たちの予感」

春です。

この4月から所属している会社が他のグループと合併して、ちょいと環境が変わりました。
4年前に辞めた会社と似ています。
だから、イライラします。
……イライラします。

なので、新入社員に怒鳴ってしまいました。
だってわざわざこちらが出向いた事業説明会でグースカ寝てるんだもん。
どんだけ大物だよ(笑)。
まぁ静かに殺していきますよ。

と、いうわけで、この映画を引っ張り出してきました。
小西克哉が3月に終わったラジオ番組で、物凄く熱っぽく語っていたのを聞いたんでね。

20年ぶりですよ。1989年の年末に公開された時に見ているわけだから。
で……泣きました。

当時はまだ25歳だったからね。
30代の恋愛なんて、これっぽっちも理解できなかったからさ。メグ・ライアンのエクスタシー演技とか、レイア姫のオバサンっぷりにゲンナリしたり、ビリー・クリスタルがロマコメなんかやるんじゃねーよ、とかたかをくくっていましたが……。

今回は染みましたね。
これは素晴らしい映画です。世にも稀な傑作です。

結婚にあこがれる人、結婚を迷う人、失敗しちゃった人、そしてこのまままだ続ける(ような気がする)人、観ていないなら一度ためしてみていただきたい。

このメグ・ライアンが“うざい”と感じる男性は、まだ結婚しないほうがよろしい。

| | Comments (0)

「グミ・チョコレート・パイン」

大槻ケンヂの小説をケラが映画化。
というか、小説を舞台化したものを映像化したみたいな印象の構成だ。

現在と1986年の回想が一体化する効果は、非常に演劇的だ。もちろん悪いわけじゃない。

それにしても甘く酸っぱい時代の掘り出しは、俺にとっても限りなく“痛い”。
当時はもう少し大人ではあったが(笑)、名画座での映画談義などは、観ていて死にそうになった。

石田卓也は「GSワンダーランド」の子だ。
黒川芽以は大林美少女ではありえないが、妙にリアルで困った。

| | Comments (0)

「マーゴット・ウェディング」

「イカとクジラ」で胸に突き刺さるような“いやーな”家族模様を描き出したノア・バームバックの新作。

これもまた、エゴ剥き出しの“いやーないやーな”家族映画であった。

「イカ~」を観たときに「ザーメンの匂いがするウッディ・アレン」と形容したが、今回も同様。しかし今度はオバサンが主人公なので「鼻にツーンとくるおいにい」なんだけどね。

ニコール・キッドマン、ジェニファー・ジェイソン・リー、ジャック・ブラック、キアラン・ハインズ、ジョン・タートゥーロとこれだけ揃えて未公開ですよ。
単館とかでかければ、そこそこいくと思いますけどね。

それにしても隣の一家のホラー度が解明されなかったので残念。

| | Comments (0)

「燃えよ!ピンポン」

前から思っていた疑問を解消してくれたケッ作。

【卓球って必死でやればやるほどユーモラスなんだけど、笑っちゃってもいいのかな?】
答え=いいんです。

「フォレストガンプ」と「黒生ビールCM」でCG卓球描写が普及し、「ピンポン」は風変りなスポ根だったんで、まぁ保留したとしても、結局卓球の映像化は“ナンセンスコメディ”にするのが正解だった。

信じられないくらいアホなストーリーに、アホな登場人物が舞い踊り、試合形式をとっていながらも結局クライマックスも“ピンポン”しない肩すかし。
このくらいのくだらなさが、今の俺にはちょうどええのかも。

お話は「燃えよドラゴン」をなぞっているので、原題「BALLS OF FURY」より邦題の方が正しい(笑)。

主演のダン・フォグラーは「噂のアゲメン~」に出ていたデブ歯医者だ。
マギーQは微妙だけどお色気担当でした。

| | Comments (0)

「ジュノ」

共感できる人物が彼女の両親だけ、という状況では面白く受け止めることは出来ないです。

若いからといって、何でもそれで済まされてはいけないだろう。

泣くも笑うも刺激しない映画に用はない。

| | Comments (0)

「ローズ」

やはり自分にとって一番居心地がいいのは70-80年代のアメリカ映画だ。
本作でローズが酒とドラッグを浴びるのと同様、俺はこの時期に映画漬けだった。

決してきれいごとではなく、ハッピーでもなく、ただただ人間の内面を抉り出すような映画の数々に、俺は毎度毎度トラウマを抱えさせられてきた。
同時期、ルーカスとスピルバーグもキャリアを開始し、ハリウッドは元気を取り戻すのであったが…はしゃぐ周囲に対し、暗い映画青年はどこか割り切れずに、それでも新時代の映画に向き合ったのである。

で、久々にローズと再会したわけだが、DVDの中でも彼女はパワフルに唄い、バカ騒ぎに興じていた。
当時は彼女の破滅的な行動にゲンナリしていたわけだが、この歳になると、なぜだかあの若さに羨望していたのであった。

| | Comments (0)

「映画クレヨンしんちゃん ちょー嵐を呼ぶ金矛の勇者」

さすがに劇場に行けなかったので、一年遅れでレンタル。

暗黒世界の帝王が人間界を支配するべく陰謀を企てるの。その魔手から人々を守るには金の矛と銀の盾を手にした勇者が必要で、偶然しんちゃんが選ばれし者になってしまう、というファンタジー。

素晴らしいのはしんちゃんを闇世界に引き込む幻想シーンのビジュアルで、そのカラフルな悪夢は子供にはキツいだろう。加えて人間界の日常シーンも辛口なので、笑いどころが大人目線。

白眉は空中戦。5分にわたる3Dシークエンスは、タイヘン恐縮ながら「スカイ・クロラ」よりも面白かったです。

終幕はわりと普通なのと、しんちゃんの友達たちが一切活躍しないので、その辺がシリーズファンには不満は残るだろうね。

| | Comments (0)

「接吻」

冒頭の無惨な殺人シーンから、犯人逮捕、ヒロインの登場まで、映画としての引き込ませ方が見事。
これで先が気にならない人がいたら、映画なぞ永遠に観ない方がよい。

孤独なヒロインが犯人に協調し、彼に夢中になっていく異常さが、ある種のサイコスリラーになっており、これまた解決し得ない終盤に向けて、登場人物たちは追い詰められていく。

ある程度読めてはいたが、それでも衝撃的なラストは、さすがに一瞬考えさせられる。それだけでも昨今の映画とは段違いに“意味がある”とは思ったが。

登場人物も少なく、役者の力量が試される内容なので、舞台劇にでもすれば面白いだろう。

小池栄子の無防備な巨乳が、ヒロインのモンスター化に一役買っている。

| | Comments (0)

「片腕マシンガール」

映画秘宝読者は、これを支持しないと仲間はずれになりそうですね。

血まみれ描写に辟易する部分は少なくないが、映画に対する愛情があふれ出ており、観ていて実にすがすがしい。

Vシネに毛が生えたような予算規模だし、主演も含め有名俳優はほとんど出ていない(女優はみんなAVさん)。なのに下手な邦画大作よりよっぽどすばらしい演出と芝居を見せてくれるので、まったく映画のよしあしなんて、これほどいい加減なものはないですね。

亜紗美扮するお母さんの、強烈に東映入った台詞回しとか、見せパンとはわかっていても食い入るように見つめてしまうアミのスカートの中とか、手間ひまかかった特殊メイクとか、見せ場がたくさんあってうれしいです。

うーん、パッケージもほしくなってきちゃったなぁ。

| | Comments (0)

「ぐるりのこと。」

やたら評判のいい映画だが…。

夫婦の葛藤を描くお話なんだけど、なんのこたぁない、我が家の方がよっぽどドラマティックでドラスティックだよ(笑)。
ある意味身勝手に生きてるだんなさんと、生真面目すぎる奥さんがいて、その奥さんがストレスで追い詰められて壊れ、ある晩ドヒャーっとあふれ出すわけだ。
でもそんなのどこの夫婦にもある話しですわな。
ところが映画だから都合がいいことに、何を悟ったのか爆発以来夫婦ともども安らいでいくという気持ちの悪い展開となる。
そう、なんか「しあわせ夫婦教」とでも呼びたくなるような宗教みたいなんだよね。

法廷画家という稀有な職業を描き、実在の事件を取り込んでエッジを効かせているんだが(あざとくも感じる)、その辺の風変わりな要素をはずすと、ただの退屈な東芝日曜劇場(昔やってた単発の頃の)みたいですわ。
まぁ褒める人たちの心理もわかんなくはないけど。

俺的な基準だと「おくりびと」よりはマシな程度。そんなに好きじゃない。

| | Comments (0)

「ジャルジャルの戯(あじゃら) 1&2」

最近の若手では、一番好きなコたちです。
大阪よしもとってこと以外詳しくは知らないんだけど(知らなくてもいいですが)、とにかくシュールでスピーディなコントが楽しい。

レッドカーペットやスリーシアターでもその面白さは伺えるが、やはり尺の短さが物足りないんで、ライブを収録したこのDVDに手を出してしまいました。

はたして、テレビでは伝えきれない“しつこさ”が前面に出ていて、ものすごく面白かった

好きな話は「同い年家庭教師」と「熱烈kiss」。あと、ラーメン屋の連作が素晴らしい。

へがくしぇえ、へがくしぇえ、しゅ~~っごくくしぇえでござんす。

| | Comments (0)

映画「チーム・バチスタの栄光」

小説が最初に出たとき、勢いのある新人のフレッシュさが印象的で、かなり楽しく読ませてもらった記憶がある。やはり強烈だったのは厚生労働省の白鳥のキャラクターで、映画では阿部寛が演じると知ったときは、まぁそれもありかなと楽しみにしていた。

でも…竹内結子……。原作との設定変更云々はどうでもいいんだが、俺はこの女優のよさがさっぱりわからないので…正直2時間見ているのは無理、と決意して劇場には行かなかった。

で、今回某所から借りっぱなしのDVDを返却するにあたり、初見したのだが……やはり生理的にダメでしたね。
脚本がコンパクトなので、飽きないつくりになっていたが、結局キャラクターの掘り下げるには浅いので人物の闇までは踏み込めない。でもそんなに気にはならなかったが。
でも、俺にとっては竹内結子が画面に出ているだけでしんどかったので、正直マイナス50点くらいなんだよね。

誰か俺にこの女優のよさを教えてください(笑)。

他に苦手な女優さんは下記。彼らが出ているドラマや映画は基本的にはずしているんだが、それ以外の要素で仕方なく見ることもある。

山田優・伊東美咲・木村佳乃(でも映画でちょくちょく見かけるんだよね)・松下奈緒・小雪(CMがHATE)・観月ありさ・小西真奈美・長谷川京子・香椎由宇・菊川怜・内山理名・ダルビッシュ夫人
…なんとなくわかります?(笑)

| | Comments (0)

「噂のアゲメンに恋をした!」

なんちゅう邦題や。しかも的を得てないし。

歯科医のチャーリーと寝ると、その次に運命の男に出会える…というジンクスがネットで大流行。おかげでモテモテのチャーリーだったが、ようやく出会った理想の女と寝ることができない(だって彼女が次の男に出会ってしまうから)コメディ。でも結局我慢できずに二人はセックスしてしまうので、果たして恋の行方はどうなる…という展開だ。

次々に彼の元へ現れる男探しの女たちとのセックスが、ちょっとビックリするぐらいの過激に描かれるので、アイドル的扱いのジェシカ・アルバが出ているからって、中学生男子は親のいないところで観なくてはならない。

それにつけてもこのジェシカ・アルバ…「ダーク・エンジェル」や「F4」、「シンシティ」とかで祭り上げられているけど、やっぱこの程度の「やれそう」な感じが似合うヒスパニック女優だと思うよ。

下品でハッピーな話なので、まぁ面白かったんですが。

| | Comments (0)

「クワイエットルームにようこそ」

「恋の門」はさすがにはしゃぎすぎてて辛かったのだが、今回は閉鎖病棟を舞台にした“女性映画”の趣で、ミニシアター向けマーケティングが絞り込まれたわかりやすい映画になっている。

で、ここで挑まれたのが、内田有紀という女優がどこまで汚れるのかを観続ける…ことだ。
そのプロセスが楽しかったり苦痛だったり。
ゲロ、しっこ、じんましん、アル中、オーバードーズ。この人、記憶の中ではその昔、清純元気アイドルだったような気がしますが。女は強いね。

大竹しのぶの怪演(松尾の前ではいっつもこれだ)、蒼井優の狂気(この役作りには思い当たる節があります)、りょうの気迫などなど、そこかしこに見せ場がたんまりあって、飽きることはありません。

| | Comments (0)

「スルース」

アンソニー・シェーファーの戯曲の再映画化。でもマイケル・ケインを使う以上は「探偵/スルース」のリメイクでもある。ついでに主演の二人は新旧「アルフィー」だし、さらにマイケル・ケインには「デストラップ」という類似企画への出演しているから、なにやらややこしい。
ケネス・ブラナーは、現代的な密室を舞台にストーリーを撹乱しながら、下衆な二人をとことん嫌らしく対決させる。そのだましあいの演技合戦が最大の見せ場。
そういう意味では、さすがにこの二人は巧いですね。どっちも死んでしまえ、と思わずにはいられない(笑)。

見ていてなぜだかモンスターエンジンの「神々の遊び」コントを思い出した。なんとなく。

| | Comments (0)

「HEROES シーズン2」

11話という短尺だったので、半額の時にレンタルで全部観る。

アイディアと期待に満ちた1stに比べると、策に溺れて弾けられない、という感じか。

少なくともヒロ君のタイムスリップ、ケンセイの登場、田村英理子(!)というあたりが興ざめしまくって酷い。正直深く“からまないし”、意味ないよ。

終盤は登場人物が終結するクライマックスになるのだが、まとめるためにスケールが小さくなってしまいましたな。

ヴェロニカ・マーズが電流を飛ばす(ちょっと可愛い)。

| | Comments (0)

「裏切りの闇で眠れ」

R-18の看板もダテじゃない、フランス産超バイオレンスドラマ。
一応ギャングアクションというか、フレンチノワールの様相を呈してはいるが、予想をはるかに裏切る残虐さであった。

犯罪組織のボスのカリスマティックな日常と、コカイン売買をめぐるトラブルを機に、組織の面々の裏切りが破滅へと向かう。
序盤、空港駐車場の銃撃戦が白眉。これはまさに「ヒート」を髣髴させる。
さらに電気ドリルの拷問(ドリルの次の手が凄い)。見せしめの銃殺。
さらにチンコ丸出しのファックシーンなんかもあって、仁義もへったくれもない。
さすがに三池でもここまではやらんだろう…な感じであったが、規制がなかったらやるかも知れないね(笑)。

監督は「スパイ・バウンド」のフレデリック・シェンデルフェール。
途中、ボスの情婦で“怪獣のようにグロテスク”な女が出てくるが、これがなんとベアトリス・ダルであった。

| | Comments (0)

「ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ 」#1-2

考えてもみてよ。
最初の「ターミネーター」からもう四半世紀経つわけだよ。
「ドラゴンボール」や「北斗の拳」のように、次の世代にも継承されているわけですよ。だって万人に愛されるキャラクターと物語ってことでしょう。だからこのテレビドラマ「ターミネーター」も多少微妙なのであっても、問題ないのである。そもそも25年前から観ている俺なんかのほうが、よっぽど困った存在なのかもしれないが。

そもそも「ターミネーター」の魅力って、「殺しても死なない敵」が追いかけてくる恐怖と、派手なドンパチの面白さだよね。それに加えて、タイムトラベルとパラドックスの設定が圧倒的に他のフィクションを引き離す強力なファクターとしてあり、この辺の“もしも…”感覚がSF魂を刺激したわけです。
で、CGを使った超大作「T2」で、キャメロンは頂点に向けてまっしぐらに進んでいったわけだが、ここで逆にブレーキをかけてしまったのが「行動することで運命を変える」というストーリー。これは「バック・トゥ・ザ・フューチャー」みたいなコメディならまだしも、大真面目にやることで、これまで魅力的だったB級アクションが、急に辛気臭くなってしまうわけです。その辺のテーマにとらわれて自爆してしまったのが「T3」。
その後突然始まった「サラ・コナー クロニクルズ」は、そんな「3」をなかったものとして、「2」の続きとして始まる。
ファンがにやりとする仕掛けでいろいろ遊んでくれるのはいいんだけど…なんか「ターミネーターという映画をモチーフにした自由な発想」が逆に照れくさいです。
定番セリフ「Come with me, if you wanna live」なんかは、思わずいっしょに口ずさんでしまうようなタイミング。

サマー・グローは「セレニティー」のリヴァーですね。ひょっとこ顔でかわいくない。


いくらプロモーションのためとはいえ、2話収録980円ってのは安いよね。しかも割引があったので800円くらいで購入しました。続きを見るかは微妙(笑)。

| | Comments (0)

「アクロス・ザ・ユニバース」

2008年最後に見たのはこれでした。

60年代のアメリカ。リバプールから来た青年とアメリカ人少女の数年間に渡る恋愛を、33曲のビートルズナンバーを使用したジュークボックス・ミュージカル。ベトナム戦争や反戦デモがストーリーにからみ、加えて主人公がジュードとルーシーという名前。こりゃもう設定だけ聞けば陳腐このうえないお話ではないか?
ところがこのベタでダサい状況を「ライオンキング」のジュリー・テイモアが、考えられないくらいエネルギッシュでアーティスティックな映像に造り上げる。

最大の問題は、主役が「楽曲」である点だ。登場人物はシーンを成立させるためのコマ(歌い手)でしかなく、芝居のほとんどは印象に残らない。でも、曲と演出はしっかり記憶される仕組みだ。
しかも絶対同じ手法は使えない禁じ手なので、これはもう一回こっきりの大ハッタリ企画としかいえませんね。

正直、オリジナル曲とかではここまでの高揚感は作れないよ。ビートルズサウンドでしか、これだけの説得力はかもし出せないだろう。そういう意味ではちょっと“ずるい”です。やったもん勝ちなんでしょうが。

ボノもいいけど、ジョー・コッカーがナイスです。

ジュークボックス・ミュージカルって一見否定的なんだけど、考えてみりゃ「ムーラン・ルージュ」もそうだよな。
観てないけど、竹内まりややユーミンのやつとかもこんな感じなんですか?観る気ないけど。

| | Comments (0)

衝撃的ブルーレイ「ダークナイト」

帰宅したらアマゾンから届いていたんでさ、さっそくプレーヤーにかけてみたらビックリ!

IMAXで撮影したアクションシークエンスが「16:9」、それ以外のシーンは「2.40:1」なんだよ。
だから、冒頭でスタジオロゴがシネスコ(というより上下のマスク)で出た後、いきなりフル画面に戻るっつう表示になる。
IMAXの劇場版も同じだったのかしら?

とりあえず中盤のトラックチェイスとか、夜間撮影なのに信じられないくらいクリアな画面なので、ちょっと衝撃です。

週末ゆっくり観ようっと。

| | Comments (0)

「フリーダムランド」

リチャード・プライスの同名小説(未読です)の映画化。

静かなれどショッキングな冒頭から、子供の捜査が人種間対立まで引き起こし、全般にドンヨリと嫌な空気が流れる。しかも息もできないような緊迫感と、ある程度予測できる展開の重さに少々ゲンナリした。

サミュエル・ジャクソンのちょっと力の入りすぎた芝居と、すっぴんをものともせず難役をこなすジュリアン・ムーアを見ているだけでクタクタになれるぞ。

| | Comments (0)

「ザ・フィースト」

ベン・アフレック、マット・デイモン(仲いいね~)らが設立した映画製作のライブ・プラネッロ社がプロデュースする新人発掘オーディション番組"プロジェクト・グリーンライト"。そこから誕生したのがこの映画だ。製作総指揮には二人に加え、ウェス・クレイブンなんて名前も出ててちょっとうれしい。

テキサスのド田舎にある安酒場に、人生ダメダメの連中が集まっている。そいつらを「名前・特技・予想される展開」などのスペック表示する冒頭が爆笑。そこへヒーロー然として男が現れ、「怪物が襲ってくるから戦え」と言い放つ。
そこからはドロドログチャグチャのモンスターバイオレンスになるのだが、まぁ快調だったのは最初の30分くらいで、後はわりとよくある展開になってしまい、飽きてしまった。

そもそもホラー映画ってさ、モテナイ男たちの性の捌け口みたいな要素もあってさ、凶悪な怪物が半裸のチアガールやイケメンジョックスを惨殺するのを観てスカっとするなんてわけでしょう。でもそこへホントの性描写(本作では口に突っ込んで腰をグイグイやるとか、精液がぶちまかれるとか)が出てきちゃうと、ウブな童貞クンたちはドン引きしちゃうんだよね。モテナイことを知らないベンやマットはその辺がトゥーマッチなのが読めなかったみたいだ。

監督のジョン・ギャラガーはクルー・ギャラガーの息子。お父さんも酒場の雇われマスターで出ています。

| | Comments (0)

「ブラックサイト」

「ソウ」のような仕掛けで本物の殺人行為をネットでライブ中継する異常犯罪者。視聴アクセスが増えれば増えるほど早く死ぬという状況の中、FBIが必死に犯人を追いかける、というお話。

ダイアン・レインが一本かぶりの主役で、強くて頭がよくて子供もかわいがる母親捜査官を演じる。

ストーリー展開は一本調子でわかりやすく、犯人も「あ、そう」な感じで驚くこともないが、実際に死刑を執行するのはネットの中にいる「見えない人々」だという恐怖が後味悪く残るのがミソか。

監督はグレゴリー・ホブリット。
けっこうグロテスクなので要注意。猫殺しとか、いやなシーンもあります。

| | Comments (0)

「ゴジラ×メカゴジラ」

なぜか急に観たくなって借りてしまう。

釈由美子が心に傷のある自衛隊員。
ゴジラの襲撃に備え、日本の科学力の粋を集めた対G兵器・機龍“メカゴジラ”の操縦士でもある彼女の、まるでアニメヒロインのような男子萌え萌えな活躍を描く。

スピーディな展開と、ベースに根付いた自衛隊ヨイショ、さらに登場キャラクターの明解な描き分けと物語内での成長など、わりときちんとまとまってて好感度大なんだよな。

| | Comments (0)

「耳をすませば」

ずっと見てなかった。

周囲の友人複数(女性)から、何度となく勧められてたのを思い出し、思い切って借りてきた。

で…どうしたものかのう。うーん。

アニメでなくてもいいじゃん、というストレートな印象に加え、言葉にしようがない“むずがゆさ”に、これ以上語ることが照れくさくなってしまった。

なので黙殺。

| | Comments (0)

「全然大丈夫」

三木聡のにせものみたいな映画だと思っていたら、意外にラブストーリーの嫉妬と選択が丁寧で、後味がすこぶるよろしかった。

キャストが実に冴える。荒川良々、岡田義徳のいつもの芝居がはまる。木村佳乃が超不器用な不思議ちゃんを演じ、これもなぜかはまる。田中直樹の気持ち悪い善人もおかしい。加えて蟹江敬三、根岸季衣(すっげぇいい)、大久保鷹、白石加代子、きたろうらベテランの味わい。伊勢志摩、江口のりこ、そして鳥居みゆきらの存在感が引っ張る。そんな芝居を楽しむだけでも損はしないはず。

| | Comments (0)

「ウォーター・ホース」

捏造と言われて色あせてしまったネッシーの写真。その裏で展開した物語を、VFX満載で描いたお子様向けファンタジードラマ。

「のび太の恐竜」と同じような話になるのはしょうがないとしても、少々話が甘すぎて閉口。作り手の優しさが、仇になってるような気が。

それにクルーソーのデザインが、ヌルヌルしてて気持ち悪いんだもんな。とはいえ、驚くべきCGクオリティに、目が離せなかったのは確か。

冒頭の「True Story」はないだろうて。

| | Comments (0)

「踊る大捜査線 BAYSIDE SHAKEDOWN 2」

いらないDVDを売り払おうと思って整理していたら、いつ買ったんだかこんなものが。たぶん中古の送料あわせとか、そんな感じだったんだろう。

元々のバージョンの中身を忘れてしまっているので、なんとなく新鮮なのが笑えたが、編集したと思しき18分のカットが何なのかわからず。まぁどうでもよいが。

ウリのTHXは、とりあえずSEのボリュームが大きいこと、サラウンドが派手なことという印象だ。うーん、だから何なのだろう。どうしてもルーカスん家に行きたかったのかな?
結局「日本実写映画初のTHX社公認」ということらしい。

で、そんな苦労の甲斐あって海外セールスができたのか、というと…少なくとも広報されてないとこみると、なかなか難しいようで。

だって結局のところ、「踊る」ファンしか喜ばない内容なんだもの。しょうがないか。

| | Comments (0)

「ディスタービア」

「イーグル・アイ」の監督の出世作。

冒頭の衝撃的な事故シーンから一気に引き込まれ、「裏窓」の現代版…というかまんまなんだけど、細かい伏線の効いたハイテンション・スリラーになっている。

パクリを訴えられても仕方ない部分もあるが、父の死を乗り越える成長劇、適度なお色気なども入れ込み、「面白いよ」と自信をもって薦められる。これで100分は見事。

DJカルーソのセンスがよいんだろう。なるほど、スピルバーグのお気に入りってわけだ。

| | Comments (0)

「88ミニッツ」

こういう設定は大好き。時限物とでもいおうか、映画にはぴったりはまる。「24」なんかも同じ発想だが、ありゃテレビだからいいのであって、映画としては100分くらいがちょうどいい。

本作は物語が始まって15分ほどで「88分前」のカウンターが動き出す。そして結末に向かって一気に走るわけだ。
話はアル・パチーノ扮する精神分析学者が、さかのぼること9年前の猟奇殺人事件で有罪に追い込んだ犯罪者の死刑執行の日、突然携帯電話に「お前はあと88分で死ぬ」という電話がかかってくることから始まる。
パチーノはこの恐怖に立ち向かうため、脅迫者を探さんと躍起になる。
まぁサスペンス映画らしい、怪しい人たちがふんだんに登場して混乱、一応最後にはミステリっぽい決着はあるんだけど……まぁよく考えてみると無理があるよなぁ。映画だから「88分」でやり逃げするわけだけど。

笑っちゃうのは老いたるパチーノを、周囲の女性陣が危険も顧みず協力してくれるところで、これはさすがに羨ましいですよ。

助手のキムを演じるアリシア・ウィットは、なんとリンチの「デューン」のアリアであった。ビックリした。
他に、リーリー・ソビエスキー、デボラ=カーラ・アンガー、エイミー・ブレネマンなどなど。

| | Comments (0)

「仮面ライダーNEXT」

怪奇色を強めた大人向けの仮面ライダー…ということだが、実際に強いのは「やおい色」であった。
1号と2号の絆の間に、V3は入る余地はないとか、そういう話ですかね? 違いますね(笑)。
同人誌たくさん作ってくださいね、みたいな“振り”がチラチラ見える。

雰囲気で突っ走るし、アクションは面白いところもあるので飽きないが、でもそれ以上にグッとくるとこはない。

田口トモロヲがハサミジャガー。あと、ノコギリトカゲも出てくる。

| | Comments (0)

「リトル・レッド レシピ泥棒は誰だ!?」

CGアニメなんてガキの観るものさ、とたかをくくっていたら、あれまビックリ。これは久々に笑わせてくれた上に、映画としても満足できる内容であった。

童話・赤頭巾のクライマックスから始まり、現場検証と警察による事件関係者への取調べから、「羅生門」風(最近だとバンテージ・ポイントだね)に証言が覆り、最後には意外な陰謀が発覚するというもの。
中でも「おばあさん」の存在が最高である。

ツルツルしたCGの質感は、特に人物が気持ち悪いのだが、その辺は目をつぶります。つぶいったら見えないけど。

国内興行は吹き替え版のみだったので、アン・ハサウェイ、グレン・クローズ、ジム・ベルーシらのナイスなキャストは、DVDで。

| | Comments (0)

「エアポート'80」

シリーズ4作に唯一すべて出演しているパトローニおじさんサーガ最終版。
今度はなぜかコンコルドの機長である。前までは経営側だったはずなんだけど。
しかもフランス人機長アラン・ドロンと同格で渡り合い、パリで紹介された女を抱いて感激したり、突然襲い掛かるミサイルも見事な操縦桿(?)さばきで避ける。
中でも、パニックになった機内を怒声で一喝、みんなを冷静にさせるあたりのリーダーシップは、さすが副社長までやった男だ。

それにしてもこのお粗末な展開の数々は脱力。
あまりに有名な「飛行中に操縦席の窓を開けて照明弾を撃つ」は、一応「窓を開けるから減圧するんだ!」というわけのわからない理屈があったんですね。

ミサイルを回避した後が異常に長いです。

| | Comments (0)

「監督・ばんざい!」

そういえば見てなかったんで。

得意のヤクザ映画を自ら封印してしまった「北野武」監督が、次回作を探して迷走する…という自虐的なお話。
名作を模倣したり、トレンドを取り入れたりして作りかけては反故にする最初の30分くらいは、もしかしたら傑作なのかも知れないと心がざわめいたが、途中から昔懐かしいすべりまくるギャグが徐々に映画を壊し始め、最後は大爆発でゴーン。笑えないラストの台詞でようやく解放される。

色々解釈のしようもあるし、面白い部分もちょこちょこあるが、ここは勇気をもって「つまらない」と言ってあげるのが正しいような気がする。

手法は全然違うんだけど、苦しい様が「大日本人」に似ていた。なんとなく。

| | Comments (0)

「エアポート'77/バミューダからの脱出」

これはね…今はなき国立スカラ座で見たんだよね。併映はなんだったっけ?全然覚えてないや。

今回は大富豪の自家用ジャンボがハイジャックされ、バミューダ海域に墜落、機体が海中に沈むというもの。機内には大富豪の人脈でセレブがたくさん乗っている。機長は勇気ある行動力で、まずは“自分だけ”(笑)機外に出て海上へ。それが発見されて救出作戦が開始される。

記憶と違うのは、やはり救出シーンのあわただしさ。今の映画は二転三転したり、悪役が最後まで生き残っていたりとか、何重にも膨らますんだろうが、ここでは救出作戦を思いつく→実行→成功という流れがよどみないので、あまりハラハラしないな。

むしろ水が機体に流れ込むクライマックス、名優や往年のスターもみんなビショビショになってしまうところが注目。小さな子役が必死ですよ。

ジャック・レモン、ジェームズ・スチュワート、オリヴィア・デ・ハヴィランド、ブレンダ・ヴァッカロ(懐かしい!ウィークエンドだね)、シスになる前のクリストファー・リー、ジョセフ・コットン、若い頃からハゲ君のM・エメット・ウォルシュ、そしてもちろんパトローニことジョージ・ケネディ。今回も出番少な目ながら存在感だけは出してます。

監督のジェリー・ジェームソンは、あの「レイズ・ザ・タイタニック」の人。引き揚げ専門だったのか。

| | Comments (0)

「エアポート'75」

子供の頃、テレビ放映で飽きるほど見たお馴染みのパニック映画。

いまこうして改めてみると、実に大味な内容で、事故と救出のプロセス以外の、たとえば機内の人間模様とかほったらかしになってる超雑な仕上がりだったことにビックリする。
まぁある程度ご想像におまかせでもいいのだろうが、前半である程度紹介した人物たちが、何もストーリーにからまない適当な脚本なんだもん。大らかな時代だよね。

特にすごかったのは、747に突っ込む小型機のパイロットの奥さんで、何度か登場するのに途中でストーリーから置いてけぼりにされるんだよ。これから見る人は注目(笑)。

チャールトン・ヘストンがカレン・ブラックといい仲なんだけど、この頃は恋の主導権は男側にあるのが面白い。
悪魔ではなく腎臓病にとりつかれているリンダ・ブレア、とことんウザいおっさんのシド・シーザー、本人役のグロリア・スワンソン(超VIP扱いのビリング)、それにすぐ死んじゃう機関士のエリック・エストラーダ(パンチね)。

監督は「世界が燃えつきる日」のジャック・スマイト。

あぁ70年代。

| | Comments (0)

「デスパレートな妻たち3」見終わる

録りのがしていた4話をレンタルDVDで補完。

毎度よく練られたエピソードの数々だが、今回はシーズン終わりに主役5人のそれぞれの運命が転がるので、これまで見ていた者は、それなりに感慨深いものがある。
今シーズンで一番荒れたのは、ギャビー…ではなくリネットで、ピザ屋の開業からシェフとの別れと重い結末は、結婚生活の長い夫婦にとっては、予想以上にのしかかる。
そしてもうひとり、元々悪役だったイーディが、アラフォーの哀しみいっぱいにあがきまくる…のが痛々しい。

さて、次はやるの? NHK?→やんないみたい。10月は。

| | Comments (0)

「名探偵再登場」

「カポーティ」を見てから、自宅でカポーティ本人が出演する「名探偵登場」を探したんだけど、見つからなかった。

代わりにこっちを何十年かぶりに再見。前に見たのは、それこそ高校生かそこらだ。コロンボとおばさん女優でなんかパロディやってる、くらいの印象しかなかったんだが、今にしてみればアン・マーグレットからルイーズ・フレッチャーまで、全部イケそうなくらいの年齢になってた(笑)。特に下ネタ(夫に色々仕込まれて…とか)は今でこそ腹が痛い。

ニール・サイモンの軽めな脚本は、これこそ「映画愛」なんじゃないか、と笑いながらも胸がつまった。

「カサブランカ」と「マルタの鷹」はベースで見てないとね。
それにしてもこういう映画を楽しむには、事前に知識が必要な時代ですわ。そもそも今の“ミステリ・ファン”はハメットなんか読んでるのかしら?

| | Comments (0)

「ダメージ」1stシーズン

実は身内に不幸があって会社を休んだりしておりまして、自宅待機の時間がけっこうあったりしたもんで、本を読んだり録りだめたHDDの消化をしてたりしてます。「デスパ3」とか残り4話まできましたよ。
そんな中、1話目で放置していた本作を見てみたらビックリ。
グレン・クローズ主演でおっかないオバサン弁護士の法廷ドラマか…と思いきや、途中から「誰も信じてはならない」という重厚なサスペンスになるとんでもない面白さ。こういうのが“連続ドラマ”なんだよな、本当は。

巨額の賠償金がかかった訴訟を軸に、米国法廷物得意の駆け引き、罠、嘘、裏切りなどが次々に展開、13話一気に見せきるハイテンション。これに加え、カリスマボスのクローズと、新人弁護士エレンがエゴ剥き出しに対決する。
さらに物語を一挙に怖がらせる謀略殺人と、最後の意外な決着まで、たぶん見始めたら最後までいきますよ。
ちょっと細かい部分で突っ込みはあったけれど、まぁ許容範囲です。

エレンに扮するローズ・バーンは、どこかで見たことがあると思ったら、「28週後」のお医者さんでした。
自己中心で孤独な大富豪を演じるテッド・ダンソンは、80~90年代に活躍したナイスガイだが、今回はものすごくダメな人間を演じてて強烈。
ほかにマイケル・ヌーリーなど懐かしい顔もちらほら。

↓まずは一巻目だけ見てみてよ。ボックスに一巻目は入ってません。

↓ブルーレイ版。これはさすがに冒険だな。

| | Comments (0)

「カポーティ」

「冷血」を読んだのは中学生の頃か。ミステリーマニアへの成長期(!)だったもんで、本書に関しては長くて重い小説という印象しかなかった。カポーティ自身も「ティファニー」と「名探偵登場」の記憶しかない。

だもんで、この映画で初めてこの作家と真面目に向き合ったといえよう。
要はいちびりの天才作家が、新ジャンル「ノンフィクションノベル」で一発当てようと殺人事件を取材し始めるが、犯人と接触すればするほど思い悩んでしまう、という話だ。
どんどん完成に向けて執筆が進むのに、いざ犯人と話していると情が移ってしまって本書が「冷血」というタイトルになっているのを言い出せないとか、編集者は途中でもいいから発表しろというのに、刑が確定していないので結末が書けないし、それを知ってか死刑執行は延期になるばっかり、というジレンマがドラマを生む。

フィリップ・シーモア・ホフマンの作りこみ芝居は説得力があり、見ごたえ十分。寒々しい映像とともに、静かに響いてくる。

「冷血」は目を通しておいたほうがよいだろう。

| | Comments (0)

「大空港」

子供のころ、テレビの洋画劇場といえば、定番のエアポートシリーズ。特に「大空港」と「75」は何度となく放映されていたように記憶する。

70年代パニック映画ブームの先駆け的存在で、雪の空港を舞台に前半は従業員や利用客の人間模様、後半は爆弾で後部に穴が開いた旅客機の救出が描かれる。
不倫とモラルの価値観が現代と違っていたり、無賃で乗り込むテクニックの面白さ(当然現代では無理だけど、この間のANAサーバ事件みたいなことがおきると…)、誇りをもって仕事を優先する「男たち」のかっこよさなど、見どころ満載だ。

シリーズに共通して登場するパトローニことジョージ・ケネディも猛烈にかっこいいわけだが、今回彼はエンジニアとして雪に埋まったジェット機を“どかす”だけの出番であった。

中学生の頃以来の再会ではあるが、いろいろ印象が違って興味深いね。

ジャクリーン・ビセットの美しさだけはかわりませんが(笑)。俺も不倫したい。

バート・ランカスター、ディーン・マーチン、ジーン・セバーグ、ヘレン・ヘイズと、時代を感じさせるキャストが甘酸っぱい。

| | Comments (0)

「エクスマキナ」

米版ブルーレイにて。
わざわざフィルムにおこして劇場にかけるよりも、より「元データ」に近い鑑賞法のような気がした。

さて、志は同調するけど、あの気持ち悪い人物キャラがどうにも受け入れがたかった「APPLESEED」から3年。ベースは一緒だけど、監督が違うので、別の映画になっている。一見すると金のかかったゲームのムービーパートを延々みせられるみたいな感じ。最近そういう映画モドキが増えてるよなぁ。

最大のウリはジョン・ウー。プロデュースというより、「ジョン・ウーっぽいことをたくさん入れるので、お墨付きにしてもらえませんか?」じゃないの?
二挺拳銃やら滑りながら撃ったりとか、本人がもう卒業したようなことを、今でも熱く追いかけるファン心理だ。白い鳩とか、作ってる側のしたり顔が除くけど、少々しらけ気味。

でも、このテの「アニメファン」「コミックファン」とジョン・ウーアクションって、けっこう遠いんじゃないかとも思うけどね。

100分少々と短めなのがよかった。

| | Comments (0)

ユニバーサルのDVDで…

パッケージの売り上げ不振でどうにもぱっとしない状況が続いているが、かくいう俺もBD待ちの買い控えが少なくない。でも街で廉価版の叩き売りや中古ワゴンなどを見つけると、ついつい購入してしまうのも性。
最近では「デスノート」(劇場版)前後編で2000円とか、一見ナイスな感じで満足してたり。

それにしてもひどかったのは、ユニバーサルの「1941」。スタンダード、レターボックスの上、LDなみの画質ですよ。もちろん特典もなし。「映画秘宝」の記事はマチガイだったしね(笑)。買ってはみたものの、いたたまれなくて、すぐに手放しちゃいました。
こういうコア層が望むものは、しっかり出さないと!

あと、ユニバーサルといえば、前の発売元の権利が切れたらしく、「エレファントマン」「コンドル」「卒業」、アラン・ドロンにベルモンドなどなど、旧作が続々リリース。中でも「フラッシュ・ゴードン」は買いだよ。12月にはようやく「ハイランダー」もアナモフィックで。

そんな中、ユニバ版BDもついに日本版が12月からリリースです。はたして何をいつ買えばいいやら。

ん? 買わなくてもいいんじゃないかって?
わかってないな、このマラソンにゴールはないんだよ。

↓買っちゃった。

↓買っちゃいそう。

↓なんと吹き替え版の別ディスクがついて再発売。どうしよっかなぁ?

| | Comments (0)

「ムー一族」

とりあえずレンタル。見始めたとたん、一気に30年前に引き戻された。「ある日どこかで」のクライマックスみたいな。

中学生だった当時、水曜劇場は親の理解がなかなか得られない番組だった。
「時間ですよ」は裸があるからアウト。「寺内貫太郎一家」は殴り合いばっかりだからダメ。「熱愛一家LOVE」はおさな妻が教育上よくなかったらしい。

でも「ムー」「ムー一族」は、親の目を盗んで必死で見続けた。
そりゃもう下品だし、シュールだし、アホらしいし。歌や踊り、生放送などの仕掛けが、大人の理解を超えてしまって、うちのオヤジは会社から戻ったとき、俺がこの番組を見ていると、すぐに不機嫌になった。

で、今度は俺がオヤジになったわけだが、驚いたことに第一回の冒頭で拓郎と金田さんが出てきた瞬間に、頭が中学生に戻ってしまった。当たり前のようにうさぎ屋で、当たり前のように宇崎一家と朝飯を食っていたのだ。

まったく変わっていないその感覚に、久世さん恐るべしと思いつつも、逆に今のテレビドラマはなんたる体たらくとあきれた次第。やってみなよ、もう一度。やればできるって。

あ、加世ちゃんと桂木文の可愛さには死にそうになった。

あまりにもったいなくて6話でストップ。全部見たらタイヘンなことになるように予感。

↓やっぱ買おうかな…。

| | Comments (0)

「ONCE ダブリンの街角で」

おセンチで、まっすぐで、ぎこちなくて心に染み入る小品。
10~20代前半で見ていたら、たぶんベストワン級の感動だったはず。

でもな…40も過ぎて人生折り返すとね、魔法のように美しく切ない歌唱シーンに比べ、ビンボーくさい現実の部分が痛くてたまらない。わざわざそんな気分にさせてくれなくてもよかろうに、みたいな。

また、この主人公がいい年こいて実家にいて、オヤジの店の仕事を適当に手伝って、後は街角で歌ってるだけって…そりゃダメだろう。
相手の女の子の方がよっぽど現実的で、しかも冷静。
だからこのラストはすごくホッとした(笑)。

途中で出てくる銀行の融資課と、スタジオミキサーのおっさんがよかった。俺はむしろこっちサイド。

※製作費1800万円だって。邦画もこういう音楽映画を作ればいいのに。DMCとかやるヒマがあれば。

| | Comments (0)

「転々」

三木聡の“映画”って、小ネタの積み重ねって印象しかなかったんだけど、今回に限ってはしっかり「映画」になってた。
しかもこれって70年代ニューシネマな匂いがプンプンして、たまらなく甘酸っぱかった。

特に後半の「擬似家族」は泣いた。理由はなんともわからんが、とにかく涙が出てきた。

オダギリジョーの飄々、三浦友和の余裕、小泉今日子のリアル、吉高由里子の大器、岩松・ふせ・松重の三馬鹿、さらには三日月しずかと、わき腹をくすぐられるような役者の芝居を見ているだけで満足できるはず。

| | Comments (0)

帰ってきたウルトラマン

DVDの12-13巻がなぜか未開封でした。
で、とりあえず再生したら、あらまぁヤメタランスの話だったのよね!
終盤なんで、なんとなくストーリーもダレてきていて、その中でもミステラー星人(善悪の話)とかけっこう面白かったよ。
ラストを飾る「ウルトラ5つの誓い」は、子供の頃から疑問に思っていたんだが、

ひとつ、ハラペコのまま学校に行かないこと
ひとつ、天気のいい日にはふとんを干すこと
ひとつ、道に出るときには車に気をつけること
ひとつ、他人の力を頼りにしないこと
ひとつ、土の上を裸足で走りまわって遊ぶこと

…って、中途半端だよなぁ。「嘘はつかないこと」とか「友達を大切にすること」よりも、
ふとんを干すことの方が大事なのか。

まぁ子供の頃、一番ハマったウルトラマンではあるんですが。

| | Comments (0)

「ソウ4」

半額レンタルで。200円なら腹もたたないか。

そんなに記憶力がよくないので、シリーズ的なつながりはぼんやりしてるし、改めて見直すこともないだろうから、正直流して見るしかないのです。

冒頭の悪趣味な解剖シーンから、ある意味ネタは割れているんだけど、そこから始まる“こじつけ”の展開は、実に馬鹿馬鹿しく、でもそれをウリのゴア描写と不快な編集で見事に乗り切る。
これなら話はいくらでも続けられるので、どうぞ続けてください。

全世界的にフォロワーも多数。どうぞ作ってください。

| | Comments (0)

「エイリアス」シーズン4見終わる

一家そろって世界を救うためのスパイ活動中…と突っ込みは絶えないが、それでも滅法面白いんだからしょうがない。特に今回は消化試合的なエピソードもちらほらあるけど、○○氏の偽者とか、○○の再登場とか、続けて見ている者にとっては、驚きと興奮の連続なのがうれしい。
特に幕切れの物凄さと言ったら!…久々に目が覚める展開であった。

| | Comments (0)

「カインド・ハート」

廉価版キャンペーンは、時々驚くような珍品をあっさりリリースするから楽しいよね。

これは、1949年制作の未公開ブラックコメディ。ドタバタしつつも、実は風刺の効いた大人の味だ。

最大の売りはアレック・ギネスの一人八役(しかも全部同じ一族)という芸達者ぶりなんだが、いやいや、実際はストーリーのほうが断然面白い。
イギリスの公爵家の娘がイタリア人歌手と駆け落ちして、一人息子を産んで亡くなる。息子は大人になり、生前から一族との和解を望んだが相手にされなかった母の恨みを晴らすべく、一族の者を殺しながら財産をのっとるべくのし上がっていく。その際、二人の女性とそれぞれよろしくやるのだが、終盤は思いも寄らぬ展開で彼は追い詰められていく。

迫られる選択肢と意外な幕切れが、実に鮮やか。
アレック・ギネスは基本的に全員殺される方向なので、あとは役の演じ分けを楽しむべし。

だから映画はやめられない。

| | Comments (0)

「GALACTICA/ギャラクティカ」

第1シーズンを最後まで…ってなんちゅう終わり方やっ!これじゃあ次が気になって眠れんじゃろ!

このシリーズが圧倒的に他のSFドラマと違うのは、そのムッツリエロ度。中でもガイアス・バルター博士の勝手な妄想では、SFドラマでは滅多に見ることができないオ○ニーシーンまであるんだぜ。

後半は人間関係がもつれにもつれ、さらには衝撃的な展開が相次ぎ(書くとネタバレる)、とてもじゃないが、この続きを知らずに死ねない、とさえ思いました。

…というわけで一刻も早く続きを。

特典のビハインド・シーンでは、新旧スターバック役者がスターバックスでツーショット、という大らかで羨ましいシーンがある。

| | Comments (0)

「バットマン ゴッサムナイト」

「アニマトリックス」風に「ダークナイト」のプリエピソードをアニメ化。日本の著名スタジオ3社が製作。
一応ブルーレイです。

1. 『俺たちのスゴい話』 制作:STUDIO4℃ 監督:西見 祥示郎
2. 『クロスファイア』 制作:プロダクション I.G 監督:東出 太
3. 『フィールドテスト』 制作:プロダクション I.G 監督:モリヲカヒロシ
4. 『闇の中で』 制作:マッドハウス、監督:青木 康浩
5. 『克服できない痛み』 制作:STUDIO4℃ 監督:窪岡 俊之
6. 『デッドショット』 制作:マッドハウス

まぁすっげー面白いってわけでもないんですがね。
現代の日本アニメらしいアクション描写がたくさんあって興味深い。

特典の「バットマンと私:ボブ・ケインのストーリー」が面白かった。
超目立ちたがり屋のおっさん。

| | Comments (0)

「ゾンビーノ」

ワンアイディアで1本作る気概は認めるが、残念ながら途中で飽きちゃうんだよね。
中学生の頃ならケラケラ笑っていたかも。

子供に惨殺させたりする描写が、あんまり笑えなかった。

| | Comments (0)

「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」

久々にうなった。これは面白い。

携帯の電波も届かないド田舎を舞台に、両親の事故死を機に、売れない女優・澄伽が帰省。それにより、どうしようもなくダメな兄貴、内向的だがしたたかな妹、これでもかとお人よしな兄嫁の、静かな生活が狂い始める。

同名戯曲の映画化だが、さすがに芝居は未見。悔しい。

真夜中、真っ暗な家の中では、昼間は絶対見えてこないおぞましい秘密が展開している…というサスペンスが、なんともエロティックに描かれている。ちょっとロマンポルノのテイストもあって、たまらなく香ばしい。

佐藤江梨子の圧倒的な存在感と、永作博美のこれまた不気味な鈍感芝居に打たれた。

この監督って俺と同い年だ。きっと観てきたものがいっしょだったりするのだろう。

| | Comments (0)

「テラビシアにかける橋」

凡百のファンタジー物とは一線を画す、親子必見の秀作。「ゲゲゲの鬼太郎」見るくらいなら、これをレンタルしたほうがよい。
主人公の少年少女たちは、森でどんなに空想に浸っていても、現実の辛さをきちんと受け止めて、少しずつ成長していく。その過程が、細やかに描かれれ、お涙頂戴の冗長な感じにならないのがすばらしかった。ただ、非キリスト教的な考え方なので、その辺がちょっとハラハラしたが。

中でも少女の父親が終盤で、少年に投げかけるある言葉に、夜中号泣してしまいました。

学校の美人先生を演じるズーイー・デシャネルが超素敵だ。やばい、もってかれた…。
003

| | Comments (0)

「エバン・オールマイティ」

製作費に1億7500万ドルかけながら、本国は大コケ(初週は1位だったけど)、日本では公開中止でDVDスルーとなってしまったお気の毒映画。
このテのコメディに200億円もかけるほうがどうかしてるんだが、案の定金のかかるVFX(動物CG)をこれでもかと盛り込んで、まぁ見た目には豪華絢爛。
お話は例によって神様が突然ある男に「箱舟を作れ」と指示を出し、イヤイヤながらそれを実行すると奇跡が起きるってだけなんだが、特撮のボリュームの割りに話のスケールがちっちゃいもんで、笑いが転がりません。

スティーブ・カレルってのも小粒だろうて。

久々にC+Cミュージック・ファクトリーを聞いた。エンディングはけっこう好きかも。

| | Comments (0)

「多羅尾伴内」

映画秘宝を読んでいたら、突然見たくなって。
これって「最も危険な遊戯」の併映だったんだよね。この年は夏に「スター・ウォーズ」が封切られたり、「野生の証明」があったりして、受験生だったはずの俺は超忙しかったのを覚えている。

で、旭の「多羅尾伴内」だが、リアルタイムの時同様、スチャラカでメチャクチャな映画である印象は変わらず。
鈴木則文リスペクトも特になし。
でも妙に甘酸っぱいノスタルジーでちょっと酔った。

一番のめっけもんは、特典映像の「特報」。タイトルからして「多羅尾伴内 三番打者怪死す」と違う上、殺人シーンやお面の怪人など、本編とはまったく違うフッテージでびっくり。
惹句もすごいよ。「'78 話題の男(スター)小林旭主演」「相次ぐ連続殺人 奇怪 罠か挑戦か」「大胆 白昼の日本シリーズを笑う エゾトリカブトの謎」「東映黄金シリーズ誕生」「奇抜・奇想の解決」「絶対面白い」

平和だよねぇ。「たかが映画、されど映画」だ。

| | Comments (0)

「リトル・チルドレン」

郊外のちょい裕福な住宅街で、刺激を求めて快楽に溺れる不倫カップルと、刑務所から戻ってきた小児性愛の変質者、落ちぶれた元警官の自警団員など、ダメ人間の選択するダメな人生をシニカルに描く。
「アメリカン・ビューティー」や「デスパレートな妻たち」みたいに、悲惨なんだけど笑っちゃうのがツボで、特に夫の不倫に気づくシーンのジェニファー・コネリーなんて、久方ぶりに爆笑しましたよ。

運命を変えたい“ガキのような大人”たちだったが、結局人生はそれほど甘くはないことを知らされる。でもそれもまた気の持ちようってことですな。

それにしても、これは夫婦では観たくない映画です。
どこかに必ず重なるから。

ジャッキー・アール・ヘイリーのサイコ演技はけっこう見もの。

| | Comments (0)

「ドッグ・バイト・ドッグ」

これって日本資本なの?出自がよくわかんないや。

殺し屋と刑事の猛烈な戦いを、そこまでやるのなバイオレント描写で劇的に描くのだが、冒頭から殺し屋の逃亡までの緊迫感が秀逸で、後がダレてしまうのが残念。
終盤はもうむちゃくちゃというか、まぁ香港ならではの骨太で泥臭い(そしてぶっ飛んだ)決着があるが、そこまで見たらもうグッタリですよ。まぁなんちゅうか、日曜の夜に見る映画ではなかったな、と。もう生きていくのがイヤになります。

| | Comments (0)

「バンディダス」

サルマ・ハエック、ペネロペ・クルスがお互いの目的のため、銀行強盗コンビになるウェスタン。基本的にはユルユルなコメディで、ヒスパニック人気女優でお色気とアクション(少しだけ)を盛り込んでなんとか商品にはなっている。でも、しょせんオバサンなんだよね。10年前ならもっとソソるんだけどね。
これがたとえばミーガン・フォックスとジェシカ・アルバだったら、大騒ぎになるだろうに。

クライマックスの飛び道具戦(スローモーション)はちょっと見どころ。
製作リュック・ベッソン。あ、逃げないで!

| | Comments (0)

「ファウンテン 永遠につづく愛」

20年以上前にマッチと明菜主演で作られ、物議をかもした「愛・旅立ち」を鬼才ダーレン・アロノフスキーがリメイク。嘘です。でもなんか似ているんだよな(笑)。

「愛旅」を無視すれば、これはなかなか刺激的で、宗教暗示の強いスピリチュアルSF。ある意味すっごくインチキくさいのだが、それはたぶん江原某とかが賛辞コメントを寄せてしまっているからだろ。

前世・死・永遠の愛など、どうにもヤバげな空気に満ちているのだが、意外なことに「生命の木」の話だったりして、90分強の間飽きることはない。

ヒュー・ジャックマンがある意味熱演。アロフノスキーのパートナー、レイチェル・ワイズは、ある種いっちゃった感じ。

耳なし芳一は出てきません。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

ブルーレイの「ランボー 最後の戦場」ほか

米版「ランボー」を購入。目を見張る画質ですよ。ただし、噴出す血がアニメっぽすぎて笑っちゃうのが玉にキズ。
で、この「ランボー」は本編ブルーレイディスクとは別に、PC再生用の「デジタルコピー」ってのがおまけでついててさ。パソコンドライブに挿入して、シリアルナンバーを打ち込むと、WMPかI-tunesで本編が再生されるってもの。これって複製できちゃうんじゃないの?とか思ったりしたよ。

ほかに「エクスマキナ」「時計じかけのオレンジ」(ともに日本語情報入り)を購入(笑)。

っと思ったら、家のPS3は息子に占領されてた。
もちろんMGS4ですよ。横で眺めてたんだけど…相変わらずムービーが長いです。あ、「ギャラクティカ」みたいだぞ。

水野晴郎も死去。これで俺が子供時代にテレビ洋画劇場で解説していた映画評論家は皆鬼籍に。
今はもうそんな仕事いらないのかな。ネット時代だし。
でも、たまにNHK-BSとかだと特集上映で解説つけたりしてるしな。あってもいいと思うよ。
WOWOWとか(金はないけど)頭やわらかいんだから、不細工なアナウンサーが紹介するんじゃなくて、出たがりの映画関係者(いくらでもいるよ)使って、薀蓄語らせるとかやってみればよいのに。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「シャーロットのおくりもの」

廉価版の数合わせで買ったものだが、予想以上に面白かった。

見所は調教実写とアニマトロクスとCGの見事な調和。「ベイブ」の頃からかれこれ10年以上経ってるんで、もう技術的には完璧。
話は原作どおりで、しっかり予定調和だから刺激はないが、ビジュアル的にはもうこれでお腹いっぱいなくらいのボリュームで圧倒される。

冒頭、美しい絵本のようなオープニングでグッとくるはず。音楽が「シザーハンズ」っぽいなと思ってたらビンゴで笑った…ってうか、手を抜いているのか?
声はジュリア・ロバーツ、ブセミ、ロバート・レッドフォード、トーマス・ヘイデン・チャーチ、オプラ・ウィンフリー、ジョン・クリーズという豪華っぷり。相変わらず達者なダコタ・ファニングは物語上の“主演”ではない。
監督ゲイリー・ウィニックは「13ラブ30」という超つまらないコメディの人だが、どこかで聞いたことがある名だと思い、imdbを引いたらビックリ。デビュー作は「カーフュー/戦慄の脱獄囚」でした。ギャップありすぎ!

ちょっと笑ったのは日本語吹替え版。シャーロットに鶴田真由、ガチョウ夫婦に松本伊代とヒロミ夫婦。牛にLiLiCo(「82分署」か)。馬に高橋英樹。二羽のカラスに千原兄弟という、声優の仕事に喧嘩ふっかける布陣。ネズミのテンプルトンをドンキーのように演じる山寺宏一が浮きまくってお気の毒であった。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「真・女立喰師列伝」

自己満足の自主映画なんだから、内輪で完結させていただきたい。
いくらなんでもこの内容で、「エンターテインメント」と名乗ったらダメだろ。

ただ、そうは言っても、なんとなく気になっちゃう。
「クレープのマミ」のフェイクヒストリーのアホらしさとか、おばさんなのに声がシドニー・ブリストーな安藤麻吹とか、藤田陽子ってすっげぇタイプなのに実際は野田秀樹の奥さんだったりとか、後を引く要素が少なくない。

変なの。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「スーパーバッド 童貞ウォーズ」

これはびっくり。

冒頭、70年代のような雰囲気(コロンビアのロゴも)に始まり、イケてない童貞高校生が女の子とヤルために酒を入手することに奔走する話が展開。それだけだと「グローイングアップ」とか最近の「アメリカン・パイ」などのバカコメディになるかと思ってたら、途中からこれってむしろ「21世紀のアメグラ」なんだと思ったら、なんか切ないくらい泣けてきた。

ラストの幕切れなんざ、「大人になるって、こういうことさ」みたいな苦さが引きずってたまらない。

びっくりするほど面白いよ。

| | Comments (0) | TrackBack (1)

「GALACTICA/ギャラクティカ」

ユニバーサルではなく、デイライトなる会社が発売元。邦題は「GALACTICA/ギャラクティカ」ですんで、今後そう記します。
とりあえず頭の3時間ミニを含めた7話のボックスが出たので見始める。

今のところどのエピソードも「よくできてる」ので文句のつけようがない感じだが、ハマるにはもう少しキャラクターを掘り下げてほしいところ。でもスターバックとか副艦長とか、だんだん好きになってきましたよ。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「アイスクリーム殺人事件」「グッバイベイビー」

「13」から単発でレンタル。
これって「マスターズ・オブ・ホラー」のセカンドシーズン。

「アイスクリーム殺人事件」
あのトム・ホランド監督作品。「I scream You scream」って郁恵ちゃんの歌じゃないけど、恐怖のアイスクリーム売りの復讐話。人体溶解シーンが「フライトナイト」みたいでちょっと笑っちまった。

「グッバイベイビー」
カーペンター先生の超怪作。人間ではないモノの子を宿した少女が、山中の中絶施設に逃げ込む。その娘を取り戻しに凶暴な父親と息子が闖入し、邪魔する者たちを惨殺していく。一方少女の腹が急激に大きくなって出産。ところがそれは赤ん坊の体から蜘蛛や蟹のような手足が生えた化け物だった。
…って、娘の妊娠と父親の追撃がまったくマッチしておらず、ひたすらグロさだけが強調されるんだけど、なのに妙に面白いというのが凄い。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「ボラット/栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習」

さんざんぱら読んだり聞いたりしていたもんだから、すっかり見た気でおりました。

予想以上にインチキなつくりだったので、かなり笑った。
これって、素人いじりのあるモンティパイソンみたいな、そんな感じ。
笑えない人は不幸だね。

婦人団体やゲイやユダヤ人相手に、差別的な発言を繰り返すサスペンスは半端じゃない。チンコやウンコのネタもドキドキする。
その一方で、妙に作りこんじゃった“パメラ・アンダーソン”の話は、後半になるにつれて失速、本人登場でもあまり盛り上がらないのが可笑しい。

それにしても一回こっきりだよね、こういうの。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「ストレンヂア/無皇刃譚」

エセ時代劇を見た後だったので、なんだかものすごい傑作に感じられます。

やりたいことがはっきりしてて、とにかくチャンバラが情熱的。これでもかのアクションシークエンスが繰り広げられる。その分物語が類型的で退屈なんだが、ダレるとまたチャンバラが始まるってのは、よく考えられたものだ。

正直ストーリーはそれほどそそらないのが残念だが、補って余りある大立ち回りに酔いしれた。これがCG使った実写だと、「あずみ」みたいになるんだろうな。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「夕凪の街 桜の国」

真面目で自信に満ちた堂々たる作品なのだが、あまりにストレートすぎて直視できない。
そのへんが、ウザいといえばウザいのだが…。

ここまでウェットでなくてもよいだろうに。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「隠し砦の三悪人」

クライテリオン版のR1で。

まぁとりあえず見返しておこうというだけです。
「面白い」以外に書くことはありませぬ。

最近ようやく知ったのだが、リメイク版のマツジュンは、オリジナルには存在しない役で、しかも雪姫とラブラブになるらしいじゃないか。うーん…。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「スリザー」

「フロム・ビヨンド」や「ソサエティー」とか、80年代の残り香を継承しつつ、バカっぽい展開で突っ走った田舎系ホラー。
こういうのはもう卒業したつもりだったのに、たまに観たくなるのはなぜでしょね。

エロがベースにあるのはけっこうよかったですけど。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「ミュータント・タートルズ -TMNT-」

ブルーレイのレンタルで(笑)
フルCGの長編アニメ。恐るべしクオリティとアクションセンスで、子供のものにしておくのはもったいないとは思ったけれど、しょせんは忍者亀なんだよな……。
サラ・ミッシェル・ゲラー、パトリック・スチュワートなど、声優も何気に豪華。

| | Comments (0) | TrackBack (1)

「フライボーイズ」

うーん、これは劇場で観るべきであった。

第一次大戦時、自ら志望してフランス軍の複葉機パイロットとなった若者たちの成長ドラマ。
見どころはCGながらド迫力で展開する空中戦だ(監督のトニー・ビルは元パイロットだそう)。
フランス人上官が部下に優しすぎだったり、女のことですぐ外出したりと、軍隊物というより甘めの青春物語なのだが、その辺はまぁ目をつぶっても大丈夫。それだけ複葉機によるドッグファイトは見る価値がある。

平成のジェームズ・ディーンことジェームズ・フランコは、にやけた顔に迫力がないのだが、だんだん主役に思えてくるのがちょっと可笑しい。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「シャレード」

久しぶりです。

家に廉価版があったもんで、ちょっとかけてみたら、あまりに楽しくて結局最後まで。

大らかな時代のサスペンスコメディで、一応連続で殺人(それも惨殺)があるのに、呑気に男女が抱き合ったりするのが可笑しい。

それにしてもオードリーのキュートなこと!
映画って魔法ですね。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「HEROES」1stシーズン

なんだよ、結局最後まで見ちゃった(笑)。

“大災害”の決着だけ知りたかったんだけどね…。

心配したとおりの「中だるみ」と「尻つぼみ」。
あれだけ煽っといてあの程度のクライマックスじゃあ、物足りないでしょうに。

ある登場人物が途中で「計画通りなの?」と二度に渡って問いかけるんだが、それは皮肉にも観ている側の疑問だったりする。
放映が進む間にキャラクターのウェイトがかわるのは、シリーズ物ではよくあることなので驚かないけどね。

さて、次はどうする?

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「ラブデス」

どうせコケにするんだから、見なければいいのにってか。

さすがゴジラを殺した男は違うね。相変わらずのあつかましさである。
「映画の記憶で作られた映画(※)」は、見ているこっちがどれだけ恥ずかしいのか、作り手はもう少し冷静になっていただけないものか。
タランティーノやロドリゲスやガイ・リッチーとか、最近だとカーナハンか。
どっかで見たようなものを、自分の中にとりこんで吐き出すのだが、全部幼稚なんだもん。
底の浅さは最初のナレーションでバレる。

最大の問題はヒロイン。この女優に華がまったくないのは、ひと目でわかりそうなものなのに、なぜか主人公は「命をかけて愛する」もんだから、共感できるわけないじゃん。パトリシア・アークエットでも探してきたつもりなのか、大はずれもいいとこ。

そうそう、さらに恐しいことに、この映画は158分もあるってことだ。

※同様に「映画の記憶で作られたゲーム」ってのもあるよね。うーん…。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「ピース・フォース」

トム・ハンクスの未公開作。時期的には「バチェラー・パーティ」と「マネー・ピット」の間くらいで、ここでは金持ちの鼻持ちならないボンボンを楽しそうに演じる。未来のアカデミー常連俳優になるとは、この映画からは誰も想像できまい。
ボランティアの平和部隊がタイの田舎村に橋をかけにいくが、これをめぐって麻薬王や中国軍の陰謀に巻き込まれるというすったもんだのコメディ。「スプラッシュ」で組んだばかりのジョン・キャンディも出ているが、なんとなくかみ合わない感じでお気の毒。

監督はニコラス・メイヤー。この人って昔はシャーロック・ホームズのパスティーシュを書いたことでミステリ・ファンにその存在を知られ、「タイム・アフター・タイム」という奇跡のように面白い映画を監督して俄然注目を浴びた。以後はスタトレの映画版を2本撮ったが泣かず飛ばず。「ザ・デイ・アフター」なんてテレフィーチャーもありました。
本作は拍子抜けするくらい凡庸な仕上がりで、笑いどころを探すのが困難なくらい退屈であった。がっかり。

後にハンクス夫人となるリタ・ウィルソンに唯一着目するも、それほどチャーミングにも思えず。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「映画監督になる方法」

町田マリー目当てで以前から観たかったのだが、近所のレンタル屋には置いておらず、ようやくめぐりあえた。

ビデオ撮りのインディーズ映画。
自主映画作家の野望と情熱と貧乏を自虐的あるあるネタを盛り込みながら描く、馬鹿馬鹿しくも残酷な物語。

あまり好みのデキではなかったんだが、監督のコメンタリー聞いていたら、製作に関しての苦労が垣間見えて完全に同情した。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「タロットカード殺人事件」

70を過ぎた爺さんが<どうすれば非難を浴びずに>20歳そこそこの小娘とイチャイチャ仲良く共演できるか。

なんとかこの娘のためにいい仕事をしてあげて、そしてほめてもらいたい…。
相手役には、本当に恋に落ちられては困るので、家庭を大切にする二枚目スターにしよう。
必然性のある水着シーンをどう組み込むか…。
もちろん俺との共演シーンがたくさん必要だけど、父娘っていうのもつまらないし…。

さすが才人は考えるものである。なるほど、この設定なら自然と二人はペアにできる(笑)。

「マッチポイント」のほうが直接的な劣情がにじんでいやらしかったが、今回はもう「かわいくてかわいくて仕方がない」爺さんの下がった目じりが画面いっぱいに浮かんでおります。

彼女を見つめる視線はもろに「視姦」ではあります。でもすけべえだからこそアレンじゃないのか、とも思いますわ。
この「萌え」は俺の中にも少なからずあるので、観ていてちょっと気恥ずかしくなった。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

ブルーレイ購入開始(笑)

一本化したんで、本格的に購入開始。
でも、バカ高い国内版じゃないよ。
米アマゾンでまとめて。ビバ円高。

Blade Runner (Five-Disc Complete Collector's Edition)
例の五枚組みですが、このうち「ファイナルカット」のみ、なぜか「日本語字幕」つき。
これで$27.95。国内版BDはいらんやろ。

Killing Machine / Shogun's Ninja
「少林寺拳法」「忍者武芸帖 百地三太夫」のこと。千葉ちゃんダブルフィーチャーです。
$15.95。

Sister Street Fighter / Sister Street Fighter Ⅱ
「女必殺拳」「女必殺拳 危機一発」。えっちゃんダブルフィーチャーです。
こちらも$15.95。

あと、セリーヌ・ディオンライブ、息子様のリクエストで「ブラックホーク・ダウン」など。

日本語情報はともかく、リージョンがひっかからないのが楽だね。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「恋愛睡眠のすすめ」

なんだ、チャーリー・カウフマンがいないとこの程度か…と、脱力する凡作。
一応奇想なところはあるんだが、これまた自己完結するオナニーばかりで、正直けっこうつらかったよね。
そもそも主人公に共感できなさすぎなんじゃなかろか。

久々に見るなまいきシャルロットは、相変わらずタバコをくわえていたのであった。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい」

ジョー・カーナハンは惜しい。
オールスターキャストで馬鹿馬鹿しいくらい面白いホラ話なのに、何かマスに訴えるには“足りない”。映画オタクにとっては、逆に既視感があり手放しで喜べない。
悪徳刑事を描いた「ナーク」もそうだが、カーナハンの気負いが誰かに嫌われてる…みたいな感じ。

一見複雑でわかりにくいんだが、最後までがんばろう。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「HEROES」#1-3

ケーブルとか入ってないんで、とりあえず廉価版のパッケージを。

けっこう期待していたのだが、ちょっと予想と違った。
最近の米ドラマのクオリティからすると“中の上”くらいで、数あるアメコミ映画の観客層に合わせてると思えば、ティーン向けとはっきりしているぶんモヤモヤしない。そのへんはまぁまぁってところか。

謎をばらまきつつ、少しずつ人物が関係しつつ、毎エピソードがクリフハンガーな展開は、「24」や「LOST」の成功例を踏襲しているし、エピソードの頭とケツにナレーションを入れるのは「デスパレートな妻たち」の演出をちゃかりいただいている。

まぁ全体になんとなく「幻魔大戦」を思い出しましたが。

もう少し見てみるが…なんか中だるみしそうな気配。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「ブロードウェイ・メロディー」

1929年制作のトーキー初ミュージカル。とはいえ、ショーシーンなどはまだまだ稚拙だし、歌は歌、踊りは踊りときっぱり分かれているから、むしろショービジネスを舞台にした恋愛ドラマの様相だ。

新曲「ブロードウェイ・メロディー」を引っさげてのし上がろうとする歌手エディは、彼の恋人でドサ周りの歌手ハンクといっしょに舞台にあがろうと呼び寄せる。ハンクは、妹のクィニーと姉妹で歌手をしており、そのクィニーの美しさにエディを含めた周囲がメロメロ、というお話。最初はラブコメ風だったんだが、途中から昼メロ的なよろめきドラマにテイストが変わり、最後はちょっと予想外のハッピーエンドとなる。
恋愛感や男性優位な社会状況は、さすがに時代がずれちゃってるんだが、妙に重い展開と、女優の露出(下着で室内をうろうろする)など、心にひっかかることが少なくなかった。

それにしても、これを見ずして、「雨に唄えば」を語ってはいけないですね。
「ブロードウェイ・メロディー」は、ジーン・ケリーの歌声しか記憶になかったんだが、このあとも色々なところで使用され、とんでもない名曲であったことがわかります。

DVD特典の「The Dogway Melody 」は、本作のハイライトを「犬が演じる」短編で、いまこれをやったら大変な虐待行為となりますわん。dog

| | Comments (0) | TrackBack (0)

ブログ名変更かっ!?

東芝HD-DVD撤退のニュース。
ってことは、今後は「俺のBD!」になるんですかの?

ちなみに本日までに所有のブルーレイは…
「スパイダーマン3」(PS3のおまけ)
「ドリームガールズ」
「未知との遭遇」
の三本です。

ちょっとまだ高いな。10年前の悪夢を繰り返すのかの?

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「ローズ・イン・タイドランド」

奇才テリー・ギリアムのブラックファンタジー。

ロリコンなのか、ガイキチなのか、どうにも線の引きようがない数々のディテールが、見ている間は不快で気が滅入ることこの上ない。でもなぜか見終わったときの爽快感があるのが、これまた不思議なんだよな。

生きていようが死んでいようが、交わす会話の内容なんて同じ…という発想が面白かった。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「ハードコアの夜」

去年から仕込んでいた大仕事がクライマックス。若者が会社に泊まりこみなので、差し入れとかしてます(笑)。

初見の頃は学生だったんで、刺激的な設定の割りにフツーの倫理観でつまらない印象だったんだが、今こうして見ると、親父の年代になってるおかげで、主人公の苦悩と狂気がビンビン伝わってくる。

主人公がホテルの窓から外を見下ろすと、「スター・ウォーズ」の看板が。本国公開が79年だから、撮影時は多分大ヒット中ってところか。トップレスバーでは、ライトセーバーをもったおねえちゃんが黒い覆面のおねえちゃんと戦っていました。そんな小さな発見がちょっとうれしい。

それにしても、多分死ぬまでにもう一度見ることはないでしょう。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「ブレックファスト・クラブ」

20年前に興奮した青春映画だが、今回は親の立場での視聴だ(笑)。

実はこんなのを見てしまったからだ。

ね、見たくなったでしょ?

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「未来惑星ザルドス」

30年くらい前に見た…んだけど、当時のSF映画ブームの流れの中ではあまりに異質だったんで、ほとんど面白いと思わなかった。
…たぶんこのあと死ぬまでもう一回見ることはないだろうと思いつつ、廉価版DVDをプレーヤーにかけてみたのだが、その前衛っぷりにのけぞりながら、「あぁこんな話だったっけ」と妙に感心した。
すっげーなぁ、ジョン・ブアマン。コメンタリーの冒頭で、「ボンドを辞めたばかりのコネリーが安いギャラで引き受けてくれ、以後友人になったよ」とか、ちょっといい話もあったり。

とはいえ、死ぬまでにもう一度見ることはないだろう。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「生きるべきか死ぬべきか」

大好きな「メル・ブルックスの大脱走」のオリジナル。
こりゃまた抱腹のサスペンスコメディ。クライマックスの活劇や、ユダヤ人ネタなど、リメイク版のほうが盛りだくさんではあるが、命がけのペテン合戦を描くシナリオは実にハイセンスで感動的だ。
この映画の後急逝するキャロル・ロンバードの見事なコメディエンヌぶりに震える。
あぁ、結局こういう映画のほう性に合うな。

“センス”といえば、このユニバーサル=スタジオキャナルの字幕のひどさはなんとかならんのか。
二行表示で、上と下が別の人物の台詞だし、誤植も少なくない。本作では、男女の言葉遣いが間違ったりしていてイライラする。日本語のわかる人がやってほしいのう。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「ブレードランナー ファイナル・カット」

当然のように買っちまった5枚組。果たしてメイキング含めて死ぬまでに全部観る事があるか定かではないが、取り急ぎ最新版とされる「ファイナル・カット」を。
深みのあるデジタル処理のおかげで、今年の新作かと思わせるほどクリアな画面になっているのがびっくり。少なくともこれまでのパッケージメディアでは表現できないくらい綺麗だ。

で、どのくらい“ファイナル”なのかというと、やはり強烈な体験であった82年版のすりこみから離れることはなかった。

観終わってすぐにかけてみた「ワークプリント」の衝撃のほうがすごい。あまりにすごいので、ビビッて観るのをやめてしまった。もう少し時間が経ってからにしないと。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

タイトル変更かっ!?

次世代DVDメディア戦争が続く中、もう振り回されないぞ、と不退転の決意で保守派を決め込む俺だったが、年末に向けた家族会議の結果、新型Playstation3を購入。

まぁご想像の通り、息子様が某大作ソフトを狙ってのことです。でも肝心の某大作は今期は発売しないし、そもそもいつできるかわかんないしで、一応親としては「まだ待ったほうがいいんじゃないの?」とか言いつつも、実はEAの「ゴッドファーザー」とかものすごくやりたかったし、そろそろブルーレイはどうなんじゃろうって気持ちが昂ぶってまして(笑)。

別にPS2の再生なんかどうでもいいしね。そもそも画格が違うから、PS2ソフトは4:3のテレビでやればいいんですよ。うちのプラズマ焼きつかれても困るしね。

で、結局ソフト2本と本体。しかも本体には初回限定で「スパイダーマン3」のブルーレイビデオがおまけについてる。こりゃラッキー。

ところが意外にも、映画の画質にはそんなに驚かなかった。DVDより多少きれいだね程度。なにせデジタルWOWOWとかで、HVの「カーズ」とか見ちゃった日には…こりゃもう比較するのもかわいそうです。

でもゲームはさすがに迫力が違う。「ゴッドファーザー」の血まみれ度にはちょっと驚きつつも、楽しく暴れています。

当然無線LANも開通しており、体験版とかをガンガン落としてみましたが…これってけっこう両刃の剣ではないの? ほんのサワリでも満足しちゃうんじゃなかろか。よくわからん3Dアクションとか特に。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「夫たち、妻たち」

久しぶりに引っ張り出した、ウッディ・アレンの傑作。脂の乗り切った時期である。

いろんな男女の恋愛が、破壊と再生を繰り返すシニカルコメディ。ドキュメンタリーのようにカメラはひたすら人物を追いかけ、アレンとミア・ファーロー夫婦、シドニー・ポラックとジュディ・デイヴィス夫婦、彼らにからむジュリエット・ルイス、リーアム・ニーソン、ロン・リフキンらが事を複雑にする。

それにしても今の俺が見ると痛い痛い。せりふが全部心に突き刺さります。

迷える中年どもは必見。ただし、目が覚めるよ、いろんな意味で。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「セブンソード」

香港のスピルバーグとかつがれるも、共に盛り上がったジョン・ウーやチョウ・ユンファ、ジェット・リーらが次々とハリウッドに進出していってしまい、逆輸入のヴァン・ダムとかに振り回されながらも香港映画を守ってきたツイ・ハーク。もうすっかり終わった感があったというのに、しぶとくこんな映画を作っていたとは。

大人気武侠小説をベースに、アイディア満載のソードアクションを詰め込んだ大作だ。
ただし、話は散漫でスカスカ、登場人物も整理できず(少なくとも七剣士がわかりにくい)、いらいらしっぱなし。なのに、立ち回りになると俄然画面が猛烈に引き締まっていく。なんかねぇ、色っぽいんだよね。
たとえば1メートルもないような壁の間で斬り合うアクロバティックなシークエンスなど、その迫力に圧倒されること間違いなし。「天地大乱」とかのパワーを思い出した。

それにしてもドニー・イェン。なぜいつもそんなにナルシーな役をやるのさ。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「マルサの女」「マルサの女2」

新品DVDが70%OFFですよ。なんとも悲しい話。でもここぞとばかり「お葬式」「タンポポ」とあわせて購入。

あの印象的なテーマ曲にのって、一気に見てしまった。
笑いと薀蓄の物語を盛り上げる俳優のアンサンブル。ステレオタイプではあるが、まさに劇映画なんだから、うそと知ってて楽しめばいいんですよね。

今にしてみると「2」のほうがスケールアップした分冗長だったりしてます。文句言うほどではないが。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「スケルトン・キー」の仕掛けは必見じゃないのか??

ホスピスで介護の仕事に就いていた主人公(ケイト・ハドソン)が、現状に嫌気がさしたので転職しようとしたら、ルイジアナの老夫婦邸に住み込みで働く仕事を新聞広告で見つける。
邸の夫(ジョン・ハート)は脳卒中で余命1ヶ月。妻(ジーナ・ローランズ)は人当たりが悪いが、邸の相続に携わる弁護士(ピーター・サースガード)が好青年だったこともあり、キャロラインは夫の介護を始める。
その邸は30もの部屋があったが、一本のマスターキーで開閉が可能だった。だが、ある日キャロラインは、屋根裏に開かずの間があることを知る…。

…という話で、これ以上書くとネタバレしてしまうので遠慮しますが、
油断していると大変なことに
ってことです。

これは面白いですわ。
サスペンスとホラーのバランスがいい(ちょっと気をもたせすぎなシーンもあるけど)。
観客にサプライズを与えようとサービス満点にしたかったんだよね。

ケイト・ハドソンのヒロインなんだけど“ちょっぴり生意気なビッチ”な存在感が最高。お母さんそっくりですよ。
ジョン・ハートは一瞬イアン・マッケランかと思ったよ。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「コレクター」

異常心理物のクラシック。何十年かぶりに再見。けっこう細部まで覚えていた。

いやぁそれにしても、こんなに古びているのに怖いのなんの。
なにせ女性がひとり、一ヶ月もの期間連絡がつかなくても、どこにいるのか探しようがないんだから。
今だったら当然性モラルも違うし、被害者も戦うことに懸命になるだろうし、ハイテク機器などを使って鬼ごっこような話になってしまうのだろうね。

サスペンスとはこういうもの、というお手本のようなシーンが多数ある。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

映画「蟲師」DVD発売

26日発売になります。皆さんぜひともよろしくお願い申し上げます。

会社経費で参考資料にしていただいたり、買って即売ってもらってもかまいません(笑)。
俺に「ちょうだい」はナシで願います。…っていうか、サンプル持ってません。

あ、メイキングはけっこう面白いと思います。

特別版と通常版でリリースです。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「リトル・ミス・サンシャイン」

ダメ一家のアメリカ横断珍道中。
見始めたときはえらい傑作になるんじゃないか、と興奮していたのだが、どうもお話の展開がヤボったくていらいらする。笑えない演出は、そもそも狙いなんじゃないかと今一度気持ちを入れなおしてみたんだが……やはりどうも受け付けない。
しかも「序破急」の急である人物が突然退場してから、物語はガクっと破綻してしまい、収拾のつかない…というか信じられないくらい無責任な決着となる。そのいい加減というか、作劇の無神経さばかりが目だって、ちっとも面白いと感じなかった。

グレッグ・キニア、トニ・コレット、スティーブ・カレルとナイスな配役だけに悔しい。とりわけアラン・アーキンは絶品。すごい。

全部が全部狙いなんだ……としても、俺は嫌いだな。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「バッファロー'66」「ブラウン・バニー」

前者は再見、後者は初見。
これってさ、一昔前だと、二本立てで名画座まわってるカップリングだよね。

ロマンチストのナルシストが、俺ってどんだけもてるんだよ~って自慢して吹聴するんだけど、実はぜんぜんダメ男ってのが真相。でも実際はもててるんだから、文句言うなよ、ギャロ。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「Gガール 破壊的な彼女」

つきあった彼女はスーパーガールだった……中学生の漫画原作みたいな話なれど、お金をそこそこかけて商品にしてしまうハリウッド。でも監督がアイバンなので、笑いの質は内野安打程度。

ユマ・サーマンが狂ったように嫉妬深くなると、スーパーパワーがなくてもけっこう“怖い”ことを知った。

アンナ・ファリスが役柄的にはいちばん美味しいか。ある程度予想がつく展開ではあったが。

ラスト、四人の会話で出発する二人を見送るシーンがあるんだが、そこでの切り返しで“手袋”の有無がすっげぇ気になったよ。みんなこういうの気づかないの?

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「蟲師」レンタル中です。

「パンズ・ラビリンス」のデル・トロ監督も興奮してた映画「蟲師」が、レンタル開始しました。
お近くのレンタル店へどうぞ。

セルは26日発売。特別版と通常版でリリースです。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「トランスアメリカ」

作り物のチンポをブラブラさせながら、ドスのきいた声でしゃべって“実の息子”と秘密と嘘だらけで旅を続ける主人公ブリー。展開するエピソードは、洒落になったりならなかったりして、俺は薄ら笑いが終始絶えなかった。
この哀しいコメディのすごいところは、観ているうちに主人公ブリーが、少年のオヤジでしかありえなくなることである。
でも演じているフェリシティ・ハフマンは、「デスパレートな妻たち」でおなじみの人気女優なのである。
なんとも奇妙な感覚に陥るのだが、俳優の芝居と脚本と演出が渾然一体となって、見事な空気を作り上げている。
観なきゃ損するかもよ。

| | Comments (0) | TrackBack (3)

「マッド・ファット・ワイフ」

気の毒にもほどがあるエディ・マーフィ今年2月の大ヒット作。日本は劇場未公開である。

気弱な青年ノービットが、巨漢の女に見入られ悲惨な結婚生活を送っているが、幼馴染みの可憐な女性が現れ、心が揺らぎ始める、というストレートな話。
エディは得意の一人数役をやるわけで、これはそもそも「星の王子」に始まり、「ナッティ・プロフェッサー」で完成した“下品”な演目。ここではやはり、ラスプーシアという超デブブスの最悪っぷりが見どころだろうか。
さらに贅肉メイクのタプタプ感は、さすがリック・ベイカー。スゴイ。

人種ネタや動物虐待など、ちょっとブラックな部分をちりばめつつも、最後は男女のロマンティックな決着にもっていくあたり、ファレリー兄弟っぽくないか、これ。

そういえば、スティーブ・カレルの「エバン・オールマイティ」もDVDスルーになりました。お手軽に作ってる邦画より、こっちのほうが観たいんだけどね。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「市川崑物語」

岩井俊二の最高傑作と勝手に決めつけてもいいですか?

去年の「犬神家の一族」へのプロローグという企画なれど、市川崑の生まれから映画監督としての誕生と軌跡、妻との出会い、ユニットとしての活躍、そして哀しい別れを82分で語りきる。
ドキュメンタリーというより、これは岩井からのラブレター。後半(76年以降)は特に私的な気持ちが入っていくんだが、実は観ている俺も同じなんだよね、世代的には。

全編にわたってセンチメンタル。でもそれがよかった。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「ペナルティ・パパ」

近所のレンタルにおいてなく、買うにはタイミングを逸してしまったのでできれば廉価待ち、というところで、たまたま知人が持っていたので借りてみる。

映画を観て笑って泣いて、という行為がこれほどシンプルで豊かなものだったことを、ウィル・フェレルの主演作で教わるとは思ってもみなかった。

強い父の元、ブレイクできないまま大人になった主人公が、少年サッカーチームの監督で父に挑むことで、人間として大きく成長する物語……だが、やはりフェレルのテイストなので、実に破壊的でわがままでくだらないのである。今回はそこに“お子様スポ根”が入っているため、ちょっと健全といえば健全。
マイク・ディトカ(本人役)とロバート・デュヴァル(父親)のものすごい存在感が、ピリリと締めているのがうれしい。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「モンスター・ハウス」

おおっと、またまた時間を90分どぶに捨ててしまった。
ゼメキス×スピルバーグに期待するんだよ、80年代の暗い映画青年は(笑)。

まぁ子供向けにするにはちょっとグロテスク(というか、フリークはないだろう)だし、大人の鑑賞に厳しいジャンルだし。その辺のあいまいさでどこにも着地できないんじゃないのか。

ロバート・ゼメキスは、もうキャッスルとかCGメインとかやめちゃわないのかな。「ベオウルフ」とかじゃなくってさ、“特撮のわかるコメディ作家”としてのほうが才能発揮できると思いますがね。「ロジャー・ラビット」なんて稀代の傑作だぜ。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「ラッキーナンバー7」

仕掛けはいいが、サービスしすぎ。端役にいたるまで豪華なキャストを配したことで、本来ならばかく乱できるはずだったろうに、結局誰にも焦点が集まらないので、話の骨格がわりと早い段階で見えてしまう……でも、そのバイオレンス描写と、ちょっぴりおセンチでロマンティックな恋愛部分とかがあいまって、好感度は低くない。

これが今の邦画だと、全部会話で説明しないといかんのだろうな(笑)。あの人は誰だったのか、とかこまごまと。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「白く渇いた季節」

アパルトヘイト物といえば「遠い夜明け」と「リーサル・ウェポン2」でお腹いっぱいだったはずなんだが、ひょんなことから見る羽目に。ここで観ておかないと、たぶん一生出会わないかも知れないしね。

ヘタくそなコスタ・ガブラスみたいなストレートな社会派で、南アの教師が差別の現場に直撃したことから、告発に目覚めるものの、暴力による妨害を受けて家族ともども追い詰められる。
ドナルド・サザーランドが熱演。脱力演技のマーロン・ブランド、省エネ演技のスーザン・サランドンに加え、これまた悪の権化となすユルゲン・プロコノフが圧倒的。

余談だがアカデミー賞女優シャーリーズ・セロンは、南アの出身。彼女の幼少の頃って、反対運動の真っ最中だったんじゃないのか…って邪推してみたり。むしろ彼女の場合は、実のお母さんがDVのお父さんを射殺って話のほうが有名だが。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「深津絵里のblack comedy ブラコメ」

Gyaoで放映された20本の短編ビデオ。実写とアニメ(朗読)。主演は深津絵里。
地上波でも劇場でもないメディアからの発信ということで、レーティングや表現も含め、意外に“へんな勇気”を感じた。
つまらない話も少なくないんだが、奇妙奇天烈なセンスが時々感じられたりして、なんだかんだ楽しんだ。
「英会話」とか、すばらしいです。

全部に主題歌がついて回るので、実質トータルで170分もないのが難。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「LOFT」

黒沢清にはずっと付き合うことを勝手に決めているので、これもできれば劇場で見たかったんだが。

筋立てを語ってもしょうがないんだが、それにしてもこの幕切れ。笑ったほうが楽だったんだろうけど。
ホラー仕立てなのに、ここでのヒロインはラブロマンス一筋なんだもの。だから、彼女にはミイラなんかどうでもよかったりするのです。その辺のシュールさが、ちょっと衝撃的。
西島秀俊のこういう役柄は最高ですな。この人が持つクレイジーだったり、飄々と嘘をついたりするのがすばらしい。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

体調不良にて

喉が痛く、たぶんこの間と同じ症状。だから、たぶん切開手術になる。ブルーな週末じゃん。

で、じゃあ気がまぎれるように軽いものを観ようと、TSUTAYAの半額レンタル。

「ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟」
お父さん世代を巻き込んだ企画。初代、セブン、帰りマン、Aが封印したヤプールの超獣が復活し、現代のメビウスに襲い掛かる。先輩たちは変身能力を失って、地球で暮らしているんだが、もちろん復活しちゃうので、夢のような対決になる、という次第。小中和哉の愛情こもった“お約束”に、シンクロしてしまうのは、同じ世代だからしょうがないか。
もっさりした演出と、信じられないくらい大根の主人公も、まぁ子供向け特撮ならではの味わい。

「シルバー假面 第一話」
……これをどうしろ、というのか。
巨匠を崇める特撮ファンが観て、「あぁ、やっぱり…」と落胆するだけのもの。

「魔法戦隊マジレンジャーVSデカレンジャー」
なるほど、これは“東映Vシネマ”の括りなのか。
こちらも“お約束”を重ねることで、ファンサービスが確立する、シリーズものの強みを感じた。
女子のコスプレチェンジにときめく43歳。

「森のリトル・ギャング」
これはつまらないですな。笑いどころもほとんどないし。
「シュレック」以外のDWアニメはやっぱ駄目だってこと。(その「シュレック」も3でコケたからなぁ)
吹き替えが衝撃的なほどおぞましいです。これは必聴の価値あり(やっちゃいけない例としてね)。

| | Comments (1) | TrackBack (0)

「バニシング・ポイント」

「デス・プルーフ」からストレートに。
これはさ、小中学生のころに、さんざんぱらテレビで見ていたわけで、あんときゃチープで埃っぽくて、なんだかわけのわからない結末だったように記憶しているが、こうして何十年も経ってから再会すると……いやぁもう、しびれっぱなしですわ。
かっちょよくて虚しいニューシネマの時代。すっかり置いてきてしまった“何か”を、今になって刺激されるとは思わなかった。

スーパーソウルのエンジニア役にジョン・エイモス。横顔なのでわかりにくいが、あの鼻の形で発見。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

『ブレードランナー』製作25周年記念 アルティメット・コレクターズ・エディション(5枚組み)

12月14日発売ですよ。
詳報は後でね。

どっちを買うかって? 俺、おもちゃとかいらないしな……

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「ストリートファイター」

スティーヴン・E・デ・スーザがそのキャリアに止めを刺した伝説の映画……ではなく、ウォルター・ヒルが75年に撮った初監督作。

テレビの洋画番組でしか見ていなかったので、オリジナル言語に字幕は初めて。雰囲気満点の30年代ニューオリンズを舞台に、生身の殴り合いで賞金を稼ぐ男たちのハードなドラマ。
とにかく男どもの臭さがプンプンして、なんてかっちょいいんだろう。
「ストリート・オブ・ファイヤー」もどこか同じ匂いがするんだけど、あれは女どもにちゃんと役割を与えてしまったため、こっちにくらべるとだいぶポップだね。

ブロンソン×コバーンの体臭香るいびつな友情も渋いです。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「タッチ」

断っておくが、漫画もアニメも年齢的にはズレているので、思いいれはゼロなのね。
それでも一応読んではいて、あだち充の「間」を実写でどうすんのか、と他人事なれど心配していたり。
でも、双子役のタレントに興味が持てず、正直完全に見送っていた一本。

で、半額レンタルの機会に観たわけですが……
手垢のいっぱいついた題材を、昔懐かしいアイドル映画のテイスト(特に双子の無残な芝居とか)で、さほど捻ることもなく投げ込まれて、普通だったら文句タラタラ言いたくなりそうなものを、主人公たちの周囲の人間がこれでもかと盛り上げるもんだから、結局終盤はウルウルさせられてしまった。

まぁ歳をとって涙腺がゆるすぎるのもナンですが。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「TANNKA 短歌」

幾千の 種子の眠りを
覚まされて
発芽してゆく
我の肉体

渡されし
青銅色のルームキー
ずっしりと手に
重たき秘密

水蜜桃の 汁吸うごとく
愛されて
前世も我は 女と思う

(濡れ場のたびにこんな短歌を読み上げる。だからこういうタイトルなのね)

古風な趣のある東映系文芸エロス。冒頭の「自分を解放するんだ」から、ツッコミポイントはゆうに100箇所くらいあるぞ。
撮影・仙元誠三ってこともあって、どこか懐かしい昭和の香りが漂っていてたまらない。
そして、どうにもこうにもダサくて痛々しい台詞回しと、予想の範囲内でしか進まない展開、100分という好感度の高い尺、いろんなものが渾然一体となって、クラクラと眩暈がしてしまった。
ある意味、いまどきの映画ではなかなか味わえないような踏み外し方なので、見ていてまったく飽きない。

まさに身体をはった黒谷友香には感服するが、この仕上がりを予測できないのだとしたら、マネジメントやってるほうがバカ。
ロマンポルノに出てくるようなタイプの若い恋人( 黄川田将也=仮面ライダー)が微笑ましかった。

光合成~~!!!

| | Comments (0) | TrackBack (1)

「ハニーVS.ダーリン 2年目の駆け引き」

なんともコメディ不遇の時代は続いているようで。

全米ナンバーワンヒット作が、DVDスルー。しかも「The Break-Up」という原題からは想像もできないステキな邦題で。

ブラピと別れたばかりのジェニファー・アニストンと、その後彼女との熱愛がウワサされたヴィンス・ボーンによる、壊れかけのカップルの行く末。見せ場は二人の猛烈な罵倒の応酬で、かなり辛辣な内容なので笑ってばかりもいられないのだが、ある意味息がぴったり合っているのか、目の離せないシーンになっている。

ジェニファーの勤める画廊のオーナー/ジュディ・デイヴィスと、アシスタントのジャスティン・ロング(ダイ・ハード4の小僧ね)などの小技が効いてる。

爆笑というより、誰にでもあるリアルな日常=交際相手のイヤな面を突きつけられて、正直俺は洒落にならんかった(笑)。
ちょっと意外な決着も面白い。

特典の「別エンディング」が秀逸。「レインボー・コネクション」含めてこれには大爆笑。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「プラダを着た悪魔」

「見ると元気になる」という宣伝文句だったが…

やっとの思いで勤めた会社を一年も経たずに辞めたこと。
自分をかえてやろうと意を決したののに、まさかの人まかせ(ついでに身に着けるものも全部借り物)。
…という身勝手さはどうなんだよ。

自分探しはけっこうだが、自己中心的には行動が周囲にどれだけ迷惑をかけるのか、この主人公は一切自覚していないような気がしますよ。…ったく、だから今どきの若者は(以下略)。
しょせんはオヤジの愚痴ですけどね。でもこの映画を観て影響されちゃう人がいたとしてもね(笑)。

そもそもアン・ハサウェイは美人すぎだろ。スタイルだっていいし。こういうのは黒沢宗子あたりがやらないと!

あと、鬼編集長は、これを機に今後も絶対自分の場を後輩に譲ったりはしないだろうね。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「16ブロック」

いくらなんでも無理なんじゃないか、という設定なんだが、都会の寓話(アクションつき)だと割り切って見たので、けっこう気持ちが入った。

くたびれた主人公と頭の足りなさそうな証人の間に起こる友情に加え、その二人を追い詰めるのが主人公の相棒でお互いの手の内を知っている、という構造がいい。葛藤の着地点を含めリアリティよりも情が高まるのがよかったね。

DVD特典にあった<もう一つの結末>はあまりよくないな。完成版のほうが大人っぽくていい。

それにしてもブルース・ウィリスとデビッド・モースは、同じような仕事ばっかりだね。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「最終絶叫計画4」&「フライングハイ」2本

あ、ZAZ祭り?

「最終絶叫計画4」
「宇宙戦争」「THE JUON」「ヴィレッジ」「ブロークバック・マウンテン」などを題材に、下品極まりないギャグを散りばめたパロディ映画。前作に引き続きデヴィッド・ザッカーが監督、しかも今回は脚本にジム・エイブラハムズがクレジットされている。それだけでもなんか嬉しいよね。
やはり日本人なので笑いのツボを見送りがちなのは残念だが、トム・クルーズの茶化しかたは爆笑(とはいえめちゃイケレベルだと思う)。
アンナ・ファリスはますます好きになりますよね。

前後して持っていた「フライングハイ」「フライングハイ2/危険がいっぱい月への旅」も見る。後者はZAZじゃなかったのよね。だけどノリはほとんど変わらず、作るものがはっきりしているとブレない、という好例でした。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「牙狼 GARO 白夜の魔獣」

支持者がほとんどいないのが残念だが、作りこまれた世界観と目的のはっきりしたスタントアクション、さらにはいろんな意味でがんばってるCGと、一度見たら忘れられないTVシリーズのスペシャル版。CSでのOAだったのでレンタルでようやく。

前後編合わせて100分というのは、本編でもやろうかというような挑戦的な構成で、中でもスタント(特に奈落の森)など印象的なシーンも少なくないのだが、正直もう少しつまめばもっと面白くなったんじゃなかろうか。特にクライマックスの戦闘は、もう少し整理すれば傑作に成りえたのにもったいない。

見る側の思い入れが高まるのが魔戒法師の邪美というキャラクター。アニメ的な女性戦闘員で、お色気担当でもあるんだが、いつの間にかこなれている佐藤康江(改めさとうやすえ)のなりきりが素晴らしかった。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「Mr.インクレディブル」

レミーの後でちょっと観しようと思ったら、あれよあれよで最後まで。
抜群に面白いアニメじゃないかと思いますが、前回以上に気になったのはその暴力性。もしかしてブラッド・バードは、わざと幼児を意識しないのではないか、と思ったり。レミーの大団円同様に。

…シンドロームってけっこう可愛そうなヤツだよね。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「ミート・ザ・ペアレンツ2」

ついさっき「スティング」に感心していたのもつかの間、今度は70年代スターが亡霊のように「ジジババ」となって今の映画界へスカしっぺを食らわすユルユルなコメディだ。
笑いのポイントがほとんど下ネタなので、まぁそこが好きか否かだろう。俺はけっこう好き。

結局“善き家族”での妥当な帰結は理解できるが、できればもっとシニカルなオチもほしいですね。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「スティング」

何度見ても面白い、奇跡の映画。
通しで見るのは数十年ぶりなんで、筋書きも全部知ってるはずなのに、ハラハラしっぱなしなのであった。
ストーリーの見事さ、無駄のない演出の巧みさ、出演者のなりきり度とスターの輝き。やはり映画はこうでなくっちゃいかんと思うよ。
こういうのを次世代に見せていくってのは、世のお父さんたちの義務ではないか、とか吠えるオヤジなのであるが、肝心のウチの息子は「最近の映画はめざましテレビでネタバレしてるから見る気がしない」とかほざいてます。

それにしてもデビッド・S・ワードはこれを書いたときってまだ二十代なんだよな。「メジャー・リーグ」でずれちゃった人ですが、「スティング」だけは永遠に輝く。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「冬の華」

愛読書「惹句術」を拾い読みしていると、ついつい東映映画が見たくなるのです。

で、何十年かぶりに「冬の華」に再会。

暴力の反対側にある少女へのメルヘンのような愛情、歌謡曲でつづる裏社会の抗争、さらに冒頭と終幕の見事なまでのシンクロ。泣けるで。

さすがに「おじさま…」は照れちゃうけど。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「アートスクール・コンフィデンシャル」

まいりましたね。爆笑しっぱなしです。
「ゴーストワールド」脚本・監督コンビによる、美術学校のへんてこな人々の話。器用だけど華がない主人公が、恋にライバルに(いや、主に恋に)悩む日常を描く。

一応伏線はあるんだけど、「殺人事件」の扱いがどうにもふざけてて、終始笑わせてもらいましたわ。

マルコビッチ最高。卑屈な先生。
ヒロインのソフィア・マイルズは、レディ・ペネロープだ。ぽっちゃりした体型で、全裸ヌードご開帳。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「がんばれ!ベンチウォーマーズ」

フラットパックとは別派閥(笑)の、アダム・サンドラー一派によるバカコメディ。
ロブ・シュナイダー、デヴィッド・スペード、ジョン・ロビッツに加え、ジョン(バス男)ヘダーが参戦だ。

オタクカテゴリに含まれるはみ出し者たちが、大人なのに少年野球リーグと戦う。
なぜ子供と真剣に戦うのか? それは「金があるから!」なのだ。
真面目にくだらないんだけど、途中から弱者(身障者)ネタも入り込み、はたしてこれを笑っていいやらどうしたもんやらの状況になってしまった。

ジョン・ヘダーの阿呆っぷりが最高レベル。鼻くそは食うわ、甲虫は食うわ。
さらに、「俺はオタクさ!ただし金持ちのな」と、ホンモノのナイト2000に乗ってるジョン・ロビッツに感服。

オナラとゲロと笑いと涙。
まぁこういう映画はこういう“程度”が一番いいんですね。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

台風の連休

台風のおかげで外出がほとんどできず、家でHDとDVDの消化。

「エイリアス シーズン3」
たまっていた後半を一気に。
ヴォーンのカミさんが「しこたま悪い女」なもんで、ビンビンにしびれてたり。
ゲストのタラちゃんカンバック、グリフィン・ダンとかイザベラ・ロッセリーニとか、ちょっとマニアックなキャストがたまりません。

「ソプラノズ」
第6シーズン前半がもう少し。
ホモがらみの話がおかしくて腹が痛い。

「コールドケース3」
版権処理ができないのか、なかなかパッケージになりません。が、二度見る気はないので、オンエアで十分。
それにしても今回から若い女刑事が追加とは。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「トラブル・マリッジ カレと私とデュプリーの場合」

オーウェン・ウィルソン、ケイト・ハドソン、マット・ディロン主演のコメディ。新婚夫婦宅に居候する夫の親友の迷惑っぷりを描く。
面白いかどうか以前に、オーウェンがOKかどうかでかなり印象が違うでしょう、これ。
ひたすらイライラする人がいてもおかしくはないな。

結婚・出産・離婚を経たケイト・ハドソンは、なんとも色っぽい人妻になっていて少々驚きました。これからいい女になりそう。使い時のような気がしますよ。

マイケル・ダグラスにもっと暴れてほしかった。

| | Comments (0) | TrackBack (1)

「マッチポイント」

ウッディ・アレンにしてはビックリするほど色っぽい映画になっていて、その理由はやっぱりスカーレット・ヨハンソンの過剰なお色気存在感によるものであった。

それにしても観る側に容赦ない痛みを与えてくれますね。すみませんが、他人事じゃないお話なもんで、冷静に観ることはできませんでしたよ。これ以上はコメントご勘弁。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「スティック・イット!」

今年自宅で見たものの中ではベスト1かもしれない。

Stickit


「チアーズ!」脚本家の初監督作。とはいえ、体操版「チアーズ!」じゃないんだ。あっちは恋も部活も大成功!みたいな明るい話だったが、こちらはどちらかというと、ストイックでとんがったスポ根。しかも定石を大きくはずした、意外な展開があり、観ると元気になるラブコメを期待した向きはどえらい肩透かしをされることになる。
ただし、このパターン崩しはかなり面白い。俺は強く支持したい。

また、見せ場にはそれぞれ映像の仕掛けが施されており、これはいかにも新人監督の気合いなのだろうが、ナイキなどのスポーツCMばりに凝ってるとこがあったりするんで、まったく飽きないです。

さらに、久々に見るジェフ・ブリッジスの凄さ。いい人のようで悪い人で実はいい人な上、見せ場は全部若い娘たちに渡してなお存在感を残す。

実質の主役のミッシー・ペリグリムは、本物の体操選手かと思ってたら、それなりにキャリアのある俳優だったのね。スタントやすげ替えなどもあるだろうけど、ビックリするくらいよく動く。ヒラリー・スワンクというよりは、ロナウジーニョなんで、セクシャルな感じはしませんが。
他のチームメイトも、同様に個性的すぎ。


→廉価版なら即買いなのに(笑)。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「ホステル」

同じ監督による「キャビン・フィーバー」は、ホラーのベースにあるべきお下劣なところが、けっこう手際よく仕込まれてたもんで好きだったんだが、はてさてやたら評判の高いこのSM拷問映画はどうだろうか。
前半はうまくいきすぎなエロ話。中ほどで友人が消息を絶つサスペンス、最後は大拷問大会と脱出劇。93分とはいえ盛りだくさんで、最後の瞬間までハラハラしてみたりする。
でもなぁ…なんかしっくりこないよな。なんか作りこみすぎで、小ざかしい感じがしなくもない。特に決着の方法とか、いきなりすぎじゃないですか? 強引に終わらせてすっきりできますかね…。

……まぁ俺が高校生の頃だったら、もう少し面白がっていたかも。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「ウエディング・クラッシャーズ」

「タラデガナイト」同様、全米大ヒットでもDVDスルーなのである。もったいない。この辺の一派の映画って、最高に面白いと思うんだけどな~。「ナイトミュージアム」(コメディじゃないよ笑えないし)とかクズに宣伝費使うなら、それこそ昔あった「アメリカンコメディシアター」みたいな限定劇場でも作ればいいのに、と本気で思ったりしますよ(まぁあれは作品内容が追いつかずに企画倒れでしたが)。

で、オーウェン・ウィルソン&ヴィンス・ボーンのバカコンビが、他人の結婚パーティにもぐりこみ、高揚している女の子たちをナンパしてはやりまくるわけなんだが、そこで出会った財務長官一家の娘に恋をしてしまい…というお話。
この娘がレイチェル・マクアダムス。ウルウルな瞳とでかい口、ぽっちゃり体型で美人なんだかブスなんだかよくわかんない女優なんですが、この映画での彼女は実に魅力的で、オーウェンでなくとも惚れてしまうだろう。

わりとオープンな下ネタの連発含め笑いどころは満載で、見ていて夜中に思わず大爆笑することもあったよ。
オチは予定調和なので、少々イライラはしたが、まぁわかりやすく害のない着地点としては特に問題ない。

森川智之、小山力也の吹替えはナイス。エロネタで吼えまくるジャック・バウアー(笑)。

オールド・ファンにとっては、母親役のジェーン・シーモアにはのけぞるはず。
一家の主がクリススファー・ウォーケン、レイチェルの恋人に「エイリアス」のウィル・ティッピンことブラッドレイ・クーパー(こりゃ嫌われ者だな)。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「スネーク・フライト」

あ、奇しくも「デッドコースター」の監督じゃん。

まぁアメリカ人はこういうのを見て爆笑したり飛び上がったりして映画を楽しむもので、日本ではこれに1800円の入場料、ポップコーンとドリンクとパンフで1000円以上使わされると思うと、相変わらず高い娯楽だなぁと。
今回はTSUTAYAの半額レンタルだったので、実質200円。自宅で寝っ転がりながら見ているんですから、正直けっこう楽しませていただいた。

ただし、心底バカバカしいので、ケラケラ笑い飛ばさないとダメです。「何故ヘビをわざわざ?」とか突っ込むのは野暮。その一方、この話題で盛り上がるのはちょっぴり恥ずかしいのねん(笑)。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「ファイナル・デッドコースター」

死ぬはずの人が死ななかったので、そりゃダメだよと死神が催促する“鬼ごっこ”シリーズ。
その現象が都市伝説化しているのがちょっと面白かったが、まぁ実際は“どうやって死ぬか?”のパターンを楽しむだけの内容になっておりました。正直ストーリーはお粗末なので興ざめ。

主役のメアリー・エリザベス・ウィンステッドは、「スカイ・ハイ」の時は角ばった意地悪美人くらいにしか思わなかったのに、いまやジョン・マクレーンの娘でもある。
アイドル風な人気になるんじゃないのか(特に国内市場では)。

冒頭のジェットコースターは洒落になりませんね。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「タラデガ・ナイト -オーバルの狼-」

ヘンテコな映画「主人公は僕だった」は劇場公開して、全米大ヒットの爆笑コメディはDVDスルーする現状には、ことさら目くじら立てたところで虚しいだけなんだろうけど、いやいや、どうにも面白すぎて夜中に腹抱えて笑ってしまったのは事実。

レースで一番になることしか能がないバカ主人公と、その周囲のバカたちが織り成す熱血スポ根モノ。筋立てが「デイズ・オブ・サンダー」と同じなのからまず笑えるんです。
そのバカっぷりはネタバレるので書けないけど、かなり充実した(量も多い)満足が得られることは保証しよう。っていうか、これを楽しめない人とはお話したくありません。

ウィル・フェレル、サシャ・バロン・コーエン(ボラット見てないや)、ジョン・C・ライリー、マイケル・クラーク・ダンカン、ゲイリー・コール、それに俺の好きなモリー・シャノンも出てるよ。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「ニア・ダーク/月夜の出来事」

これ見るのって、多分20年ぶりで、おそらく死ぬまでにもう一度見ることはないだろうから、最後の鑑賞ってことになる。

キャサリン・ビグロー(ビゲロー)のガツガツしたやる気が感じられる映画で、嫌いじゃないんだけど、けっこうもっさりしたシーンが多くて退屈してしまった。

ランス・ヘンリクセン、ビル・パクストン、「エイリアン2」のバスケスやら、80~90年代お馴染みの顔がいっぱい。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「PAN'S LABYRINTH」(R1)

日本公開は今秋、となるとパッケージは来年かぁ…気が遠い話なので、ついつい手が出てしまったリージョン1。久々のamazon.comである。
スペイン語音声に英語字幕ならなんとかなるだろうとたかをくくっていたが、一部台詞が早すぎて字幕だけを追いかけてるシーンがあり、そんな感じでの2時間は少々辛かったものの、息を呑むほど美しい画面のおかげで実は一瞬たりともきがぬけませんでした。

残虐でシニカルで美しく、そしてファンタジックな傑作。とにかく見て頂戴。
すげーな、デル・トロ。

物語は色々なもの(映画やアニメ)の影響下にあると思われる残酷童話。でも、通常我々が持ち合わせている常識的なリミッターがはずされているため、これでもかというグロテスクな描写が続く。
中でも軍将校がレジスタンスをいたぶるシーンの残虐さは、ちょっと突き抜けてます。その逆襲の場面もね。
国内はPG-12だけど、R-15にしたほうがいいと思うよ。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「メル・ブルックス/逆転人生」

あれ、見てなかったんだ、これ。

大金持ちの傲慢実業家が、スラム買収をめぐってライバルと「スラムに浮浪者として1ヶ月間住みこんで生き延びる」というバカな賭けをする。

前半の短いスラップスティックなスケッチの連発は、まるで志村けんのコントみたいです。
中盤、レスリー・アン・ウォーレンはじめとする浮浪者仲間が出てきてから、話はすっかりペーソスに。予想通りの展開とオチはそんなに感心しないんだが、92分という短さには感動。海賊映画の半分です。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「ザ・フォッグ」

ちょっと前のリメイク版が、なんだかなぁというデキだったので、急にオリジナルが見たくなった次第。
なんと棚の中に廉価版がありました。いやー、ホントに買った記憶がないのよ。アルツか。

で、再見。もちろん今でも十分に怖い怪談なんだが、ホラー映画の体感スピードは四半世紀でかなり加速がついてしまったようだ。この映画のリズムはもはやクラシック。

また何年後かに見よう。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「サムサッカー」

いやー、恥ずかしながら、本気で「親指サッカー」だと思ってました。甘えん坊の主人公が、親指を吸っているときに、神業のようなシュートを打つ、みたいな脱力スポ根物。それはそれで面白そうだが。

17歳の悩める少年が、セックスに妄想したり、ADHDと診断されて抗うつ剤を投与したらディベートの才能を開花させたり、母親の浮気を疑ってみたりと、まぁ子供を持つ親にしてみれば、終始ムカツくエピソードに腹が立ったりするのだが……センスのある音楽と映像のおかげで、良質なの純文学小説を読んだような印象が残る。
主人公母の麻薬更生施設でのエピソードが、泣きそうによかった。

それにしてもティルダ・スウィントン、ヴィンセント・ドノフリオ、ヴィンス・ボーン、キアヌ・リーブス、ベンジャミン・プラットとは豪華。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「トゥモロー・ワールド プレミアム・エディション」

劇場での興奮以来、もう一度あの長回しが見たくなって購入。もちろん特典に「ワンカット撮影シーンメイキング」とあったからでもある。
いや~あの車のシーンの機材ネタバレとかはよかったんだけど、そこからデジタル処理まで入れたガッツリしたビハインドじゃなく、さらっとインタビューで逃げられちまったのには閉口だ。ちょっと物足りないにもほどがある。
でも、逆に赤ちゃん誕生のシーンは、「ええ?そこまで作りこんでたの??」な衝撃があって、こっちは見応え抜群でした。

それにしても、この映画。暗くて重くて絶望的なお話ではありますが、見たほうがいいですよ。きっとあなたの心に何かが残るはず。

| | Comments (0) | TrackBack (1)

「ザ・フォッグ」

TVのクラーク・ケントと、「LOST」のシャノンが激安な主人公カップル。セルマ・ブレアがなんと島のDJだ。
丁寧な作りで雰囲気もバッチリだけど、なんかちっとも面白くならない。このテのリメイクはいつまで続くんだろう。

久々にオリジナルが見たくなりました。

見るならこっちを。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「ゆれる」

なんとも湿っぽい心理劇。どこか欧風の香りがするのは、客観視が強いからか。
少女漫画…というか新人女性作家の純文学のような肌触りが、俺にはちょっとしんどかった。

オダギリジョーはベスト演技。木村祐一には感心した。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「サイレントヒル」

丁寧に作りこまれた世界観が視覚的な印象を植え付けてくれるんだが、それほど話が面白くないのと、不気味だけど怖くないために、途中で飽きてしまった。126分は長いだろーいくらなんでも。

ラダ・ミッチェルがいつのまにか存在感バリバリ。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「ココシリ」

チベットのものすっごい大自然を舞台に、カモシカの密猟者VS自警団の、果てしない追跡劇(実話)を描く。
そのロケーション・スケール、善も悪もないハードボイルドな男たちのドラマに、しびれることこの上ないはずなのだが……どこか波長が合わないなぁ、と思ったら「ミッシング・ガン」の監督だった。なるほど道理で。
ものすごく志が高く、問題意識もあり、頭もいいのだろう。でも友達にはなれない、そんな生理的な嫌悪感が作品ににじみ出ている。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「ブルース・ブラザース エクステンデッド・バージョン」

無性に見たくなって。
148分の特別編。まぁ個々のシーンの前後にフッテージが足されたりして、一見間延びした感じだけど、大好きな映画だから安心して見られる。
スラップスティックの奇跡というか、スイッチ入ったランディスの凄さというか。未見の人は不幸です。

それにしても、物故者が多くて、後から寂しさが追いかけてきます。

劇場公開版と2枚入ってます。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「40歳の童貞男」

クライマックスが主人公の童貞喪失…というのは青春映画ではさんざん見てきた話なんだが、これがちょっとオタクな中年男となると、笑うというよりむしろ清々しいスポ根の--例えばロッキーの最終ラウンドのような気分で応援したくなった。
とはいえこの男、かなりキモい。
家電量販店の店員で、趣味はフィギュア蒐集。車は持ってなくていつも自転車で移動。女性に興味がないわけではないが、いまさらどうにもならないからどうでもいいと思ってる。
ひょんなことから彼が性体験のないことを知った同僚たちが、次々にアドバイスやチャンスをくれるけど、それにうまく乗じることができない主人公の悶々が、ドタバタの中で展開する。で、結局自力で出会った一人の女性と恋に落ちる。しかし彼女はあろうことか3人の子持ちのバツイチだった(しかも子供は早婚で子供産んでるからお婆ちゃん)。
めちゃめちゃ馬鹿馬鹿しい話なのに、彼がいかに“大人”になるのかにサスペンスがあり、2時間超える(ロングバージョンか?)コメディのクセにまったく飽きることがない。

スティーブ・カレル最高。これはアンタにしか出来ない役だ。キャサリン・キーナーも素晴らしい。

全編を彩る80年代ポップス(エイジアとか)は流れるたびに笑います。
中でもラストの“誰もが知ってるあの歌”にはしびれた。

| | Comments (1) | TrackBack (0)

「神の左手 悪魔の右手」

急逝した那須博之監督の企画を、後輩の金子修介が引き継いで実現。見知った金子タッチながら、トゥーマッチなグロ描写が際立つ仕上がり。

執拗な美少女惨殺シーンや、クライマックスの無茶な特撮つるべ打ち、トモロヲの楽しげな異常演技など、けっこうスプラッタ好きは突っ込みながらも楽しめるんじゃないのか?

渋谷飛鳥の格闘シーンは見もの。ただし、本作のヒロインはモモちゃんである。
山本奈津子には泣きそうになった。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「ディセント」

へぇ、イギリスタッチがちょっと面白いホラー。監督は「ドッグ・ソルジャー」(あ、途中で見るのやめたやつだ)のニール・マーシャル。
体育会系女6人が洞窟探検に挑むと、そこには何やら得体の知れない“怪物”がいた。
まぁパターンっぽいものを、少しずつ崩した感じが新鮮だけど、女優があまり魅力的ではないのが残念。だってどいつが殺されようがドキドキしないんだもん。

冒頭が一番衝撃的。結末とつなげるとちょっとトラウマ。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「ハッスル&フロウ」

ベタではあるが、熱い魂のこもった骨太映画。
主人公が予想以上に屈折しているのが素晴らしい。DJになりそこね、風俗嬢のヒモで暮らす今を見つめなおし、夢をもう一度追いかける…ってとこまでは「ロッキー」みたいなのに、そのプロセスでは女を締め上げるクソ野郎なんですもの。まぁ彼にはほかに手段がないってとこがド貧乏で仕方ないし。

後半でそれまでの盛り上がりは一気に破綻し、なんか嫌な話になっちまったなーと思いきや、ベタだけどイキな決着が引き締まる。これぞ映画でしょう。

テレンス・ハワード熱演。いつもウザいアンソニー・アンダーソンが、マジメな芝居でサポート。あとは顔に馴染みのない女優陣がのきなみ巧いです。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「デビルズ・リジェクト~マーダー・ライド・ショー2~」

70年代、それもニューシネマの香りを効かせた、サイコスプラッター(とでもいうのか?)。
なるほど評判のいいのはわかります。

前作とは雲泥の差のクオリティで、なんかすっげえ巧いんですけどゾンビ。リドリー・スコットみたいなタッチもあるし。うーん、なかなか紹介しづらいです。「フロム・ダスク・ティル・ドーン」の前半が延々と続く感じ。違うか。

あ、でも好きじゃないよ、これ。なんかもう、興奮しないのです。

ビル・フォーサイスが素敵。昔から好きです、悪そうなツラが。
あと、端役のデボラ・ヴァン・フォルケンバーグには引きます。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「ブラッドレイン」

すっげー。こんなゴミみたいな映画が大手を振って流通してるんだ。
すっげーつまんねえ。つっまんねえ。アクションなのに睡魔が襲う。
この監督の才能のなさに辟易しつつ、それでも次作が撮れるという状況にひたすら驚いていた。

正直言うと、ゲーム原作の映画とか心動かないんだけど(笑)、 クリスタナ・ローケン(脱ぎあり)、ミシェル・ロドリゲス、ベン・キングズレー、マイケル・マドセン、ビリー・ゼイン、ウド・キア、ミート・ローフ、マイケル・パレ、(なぜか)ジェラルディン・チャップリンという、裏紅白みたいな微妙な豪華さにだまされてしまった。

あぁつまんねえ。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「ブラック・サンデー」

もちろん劇場で見ることはできず、LDになったときに迷わず興奮、その面白さに興奮したのを覚えている。

だが……LDのトリミングは本作の魅力を半減させていることに、このオリジナル版を見て愕然とした。
こりゃもう別の映画の印象。

70年代アクションのテンポなれど、サスペンスとドラマが渾然一体となって展開。しかもド迫力のクライマックス(スーパーボウルの攻防が1時間近く続く!)でひたすら手に汗握る。
あぁ、死ぬまでに劇場スクリーンで見られたらなぁ。どっかでやってくんないかなぁ。


4月に廉価版が出るってよ。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

くだらない映画。

「ウーマンリブ先生」でもコケにされていた「着信アリ FINAL」のくだらなさ。
わが娘、堀北真希のいじめられっぷりと、黒木“メルシーボクー”メイサのつかみどころのないチャームで、なんとか最後まで見ようと努力したのだが、もうちょっとなんとかしていただけないのかしら、こういうの。

それよりも頭を抱えたのが「ナイスの森」
そもそもこの辺の人たちのやってることって、よくわかんないんだけどさ。それでも「茶の味」は面白かったんだけどな。子役がよかったし。
この「ナイス」はちっともナイスじゃないや。150分の自主映画。これを拷問といわずになんと呼ぶ。誰かちゃんとした大人が「つまんないよ」と言ってあげたほうがいいと思うよ。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「エリザベスタウン」

恐ろしいまでにおセンチな自分探し映画。
この時代遅れの少女漫画みたいな話を、これまた弱々しい二枚目のオーランド・ブルームが可愛く演じることで、飴なめながらココアを飲むような甘さが生じていた。

敬愛するキャメロン・クロウなのにどうしても劇場にいけなかったのは、予告の段階ですでにその匂いがぷんぷんしていたこともあるし、あれだけ好きだったキルスティンに、最近すっかり冷めちまったのが原因だ。
まぁそれでもさすがのセンスはキープしているので、最後まで引っ張ってってくれるのはプロの仕事なんだが……うーん、それにしても甘い(笑)。
悪い人が一人も出てこない…っていうか、一番ダメなのはこの主人公なのに、みんな彼に対して優しいからなぁ。スチュワーデスは都合のいい女だし。まぁ、それでもいいのか。

で、結局最後にこいつが自殺を選ぶ、みたいな決着もアリじゃないか。もしくは、彼は冒頭で死んでいて、あの旅は全部妄想だったりとか。

スーザン・サランドン、アレック・ボールドウィン、ジェシカ・ビール、ジュディ・グリア、ブルース“Dデイ”マッギルなど、なにげに豪華なキャスト。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「テニスの王子様」

実写版映画。

前の職場で世話になっていた人たちがわんさか制作に関与していて、こりゃもっと早く見ておかなきゃならんでした。すみません。

漫画キャラが名台詞を口にするコスプレ劇と思いきや、これがもう「笑いのない少林サッカー」とでも言おうか、ありえねーアクション満載で一気に寄り切る快作なのであった。ただ、リアリティは一切指向していないので、「そんな中学生はいない」と一度つっこみ始めたら、多分最後までつっこんでいることでしょう。いいんだよ、フィクションなんだから。そこは楽しむ気でいないともったいない。

スポ根のツボは(きちんと日本映画的に)押さえているので、軸がぶれていないのがすばらしかった。「どろろ」や「バブル」の体感時間に比べれば、110分はあっという間。

ところで「猫目小僧」と「テニスの王子様」にはともに載寧龍二とつぶやきシローが出ている。ホリプロのセット商品?

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「猫目小僧」

実写版映画。顔にすっぽりお面をかぶった、チョットぽっちゃりの猫目くんが、田舎村で起きた怪事件にはからずも挑む話。
ちょっとはずしたテンポと、変態的な触手演出が、いかにも監督らしいやりくちだが、後半はゾンビからの脱出アクション。
チープなVシネクラスながら、愛と工夫に満ちた映画で、それこそ「どろろ」の100倍くらいエンターテインメントを目指しているのが頼もしい。「どろろ」バッシングがしつこい? いーんだよ、俺がいくら吼えたってみんな見に行くんだから。

そうそう、“伊藤さやか”には軽くショックを受けます。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「FREEDOM 1」

もんのすごく近いところで作ってるもんで、なかなか書きにくいんだけども、まぁ現在のアニメバブルの中では最高峰のクオリティなのではないか、と。
続きが見たくなることは間違いない。
(思わずYahoo!で2を無料視聴してしまった)

ただ、このパッケージ内容で、この価格は高いんじゃないの? カップヌードルの引換券入れるとかしてもいいのに。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「2番目のキス」

ずいぶんとガーリッシュな邦題ですが、最近のドリュー主演作は「キス」シリーズと勝手に呼ばれていたのでした。って“沈黙”かよ。

「ぼくのプレミアライフ」は未読だし未見。サッカーオタクの話とか別に興味ない。で、この米版再映画化は野球オタク(ボストン・レッドソックス)の恋路だが、これにドリューがヒロインと聞いても正直ときめかなかったものの、なんとまぁファレリー兄弟監督作品じゃん。なら話は別だ。

「ふたりにクギづけ」も文句なしの爆笑編だったが、今回は派手な身体障害ネタは潜めて、熱狂的な野球ファンと、彼に必死に付き合おうとするキャリアウーマンのラブコメ。ドタバタが少ない分、恋のすれ違いを巧みに描いて、すごく成熟した映画になっちょります。
特に終盤は泣き、だ。それも気持ちのいい涙。そうそう。

ドリューのカマトト芝居にはようやく慣れました。

| | Comments (0) | TrackBack (1)

「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」

あぁ、やっぱ劇場に行けばよかった。これだけ面白い伝記映画も久しぶりである。

ダメダメな男と、彼に手を差し伸べてしまうある意味ダメな女の、どうにも身勝手な愛の軌跡であるんだが、見事な歌唱のおかげでドラマに説得力ができてしまう。そこが映画の凄さ。
さらにホアキンの鮮烈な芝居。賞狙いも納得だが、そんなとこで優等生になってほしくないかな、こいつには。
リース・ウィザースプーンもそうだが、本当に歌っているなら、それだけでほれぼれするよ。

ストレートな映画なので、こちらも極めてストレートに受け止めさせられた。

レンタル返却したその場で、廉価版を買いました。←こういうとこがバカ。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「インサイド・ディープ・スロート」

咽喉の奥深くまでペニスを飲み込むフェラチオをする女優の卵リンダ・ラヴレースを発掘したことから、映画監督のジェラルド・ダミアーノが「咽喉チンコにクリトリスがある女」という設定でコミカルなポルノ映画を撮った。その名は「ディープ・スロート」。製作にまつわる逸話と公開及びその後の大騒動をまとめたドキュメンタリーが本作だ。
「ディープ・スロート」はウォーターゲート事件の情報提供者の呼称にもなり、その後「Xファイル」でもお馴染みになった。

監督以下、関係者のインタビューがなかなか聞きごたえあるものなんだが、「70年代ポルノを撮るということは、反体制活動だった」と美化する者がいる一方、「ただ女優とやりたかったんだよ」とけろりと語る人もいて、大らかな時代感覚に笑わせてもらう。でも結局政府による弾圧や婦人団体からの抗議など、様々な角度から攻撃が多々あったことで、矢面に立たされたこの映画はじわじわと殺されていくのが哀しいのであった。
ハリー・リームス、ゴア・ヴィダル、ノーマン・メイラー、ジョン・ウォーターズ、ウェス・クレイヴン、ラリー・フリント、ヒュー・ヘフナーらそうそうたる証言者たち。プロデュースがブライアン・グレイザー、ナレーションはデニス・ホッパー。
ちなみにAVでやってるイラマチオは、形はいっしょだが意味が違うから。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「マーダー・ライド・ショー」

「デビルズ・リジェクト」を見ようとしたら、“一応”前作がまだだったことに気づいて慌てて。

MTV編集のやかましい血まみれホラーで、こりゃもう脳みそと良心がクスリで飛んじゃったようなもんだね。
怖いというより酷い内容。そういうのが好きな人はぜひ。

残酷描写でR-15になってるけど、この映画の志向は危険だ。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「ブルークリスマス」

「拝啓父上様」で久しぶりにしびれっぱなしなので、心の中にある倉本聰の引き出しを開けたら、ひょっこり出てきました。
この超陰謀SFは早すぎた傑作。ちょっと象徴的すぎるので、大衆受けは難しいよな。でも今ならけっこう受けるんじゃないだろうか。もちろんカルトでけっこう。

哀しい運命を辿る女優役の新井春美がすっげぇ可愛かった。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「マインドハンター」

ダメ映画ばっかりなのに、どうしても嫌いになれない、それがレニー・ハーリンという男だ。
若くしてフィンランドからハリウッドへ乗り込み、敏腕プロデューサーにあてがわれた大ヒット作の続編が大当たり。アカデミー女優を妻に娶るわ、次々大作の仕事が舞い込むわで、ハリウッドのメインストリームに躍り出たものの、作るすべての映画が“大味”なのでだんだん飽きられてちまって、いまではロクな企画が回ってこないようだ。
「エクソシスト ビギニング」なんか、ケツ拭き仕事だもんな。まぁけっこう根性あったデキだったけど。
哀しいかな、センスがダサいのが誰にでもわかってしまうのが彼の最大の弱点。

そんなヤツが、キメ細やかなサイコスリラーなんかできっこないと、決め込み先入観100%で臨んだ本作だったが…はたしてやっぱりダメダメな内容だったのでした。
FBIプロファイラーの卵たちが、無人島で実技試験を受けるんだが、実はこの島には本物の殺人鬼がいて、もしかしたらメンバーの中の誰かなんじゃないか……というお話。
何カ所かハッとする見せ場があるんだが、これも「クリフハンガー」の冒頭落下シーンのようなもので、後につながっていかないから盛り上がらないのなんの。

主演はリリー・ラッシュことキャサリン・モリス。フィラデルフィア市警からの転職か。
クリスチャン・スレイター、ヴァル・キルマーらの扱いが、同世代の俺たちにとってはさびしい。

そうそう、レニー・ハーリンのベストは、常に「フォード・フェアレーンの冒険」だ。フォエバー。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「ジャケット」

記憶障害の元兵士が、入院先の精神病院で自分の未来を見てしまう…時間SFの様相を呈しながらも、ロジカルな物語追求ではなくって、おセンチな少女漫画的決着が好みだった。
見る前は<魔法のジャケットを着ると時空を旅しちゃうんだよ>みたいな話だと思ってたら、大違いでしたね(笑)。

「バタフライ・エフェクト」や「オープン・ユア・アイズ」を想起させる部分も少なくないが、いたしかたないところか。。
キーラ・ナイトレイの演じる薄幸のウェイトレスはなかなかお似合いなんだが、ちょっと役柄的には便利すぎるかも。

クリス・クリストファーソン、ジェニファー・ジェイソン・リー、ダニエル・クレイグ、ケリー・リンチなど、意外と豪華。
製作がジョージ・クルーニー、ソダーバーグ、ピーター・グーバーと微妙な布陣。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「デモン・シード」

うわ、懐かしいな。
よくも悪くも70年代臭が漂い、TXの「お昼のロードショー」あたりにぴったりのサイズであった。
でもこういうのが今、690円だなんて思いもよらない価格で出てくるのは嬉しいやら哀しいやら。出なければもう一度見ることもなかったような気がするし、出ちゃったからには買わずにいられない(笑)。いい時代なのかよくわかんなくなってるわ。

あ、殺されるオタク科学者がゲリット・グレアム。

プロデューサーのハーブ・ジャッフェ(故人)は、「タイム・アフター・タイム」「フライトナイト」「地獄のモーテル」などを手がけているてっきりアレな人かと思いきや、「風とライオン」「ドッグ・ソルジャー(ニック・ノルテね)」「影の私刑」とかもやってて、なんか素晴らしいです。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「007/私を愛したスパイ」~「007/美しき獲物たち」アルティメット・エディション

ここまでくると、記憶も新しいので、あまり真剣じゃなく流し見。
リアルタイムでロードショーで見てますよ、全部。中でもお気に入りは「ユア・アイズ・オンリー」で、今回も久しぶりにトポルの横分けを楽しみました。
老齢を隠せないムーアが、痛々しくもよくやってるよね。今ならCGで簡単に首のすげ替えだ。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「007/黄金銃を持つ男」アルティメット・エディション

この馬鹿馬鹿しさ!
黄金銃も空飛ぶ車も空手女子高生もたまらなくくだらなくていい。
小学生の時に、叔父夫婦に連れられて見に行ったのを思い出す。確か正月だった。そうそう、ボンド映画は正月がよく似合う。

スカラマンガもいつしかドゥークー伯爵である。乳首3つあるくせに。

ニックナックは三谷幸喜に似ている。
Nicknack2

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「の・ようなもの」

俺を森田信者にした聖典の一つである。

まさかのDVD化で小躍りしたが、価格が痛いところついてきやがって、なかなか購入に踏み切れなかったんだよね。そんな中、昨年末にいろいろ家電を買ったおかげで溜まったポイントで交換。

学生の頃、名画座で何回見たことか。
今回もちょっとだけと思って再生したら、ついつい最後まで見てしまいました。

台詞もほとんど覚えてたヨ。え~テレビ局のひと~?

次は「ときめきに死す」を探すか。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「007/死ぬのは奴らだ」アルティメット・エディション

けっこう好きなんだけど、ボンドがソリティアをはめるために、インチキタロットを用意しているのを想像すると、思わず笑ってしまうのですが…。

初収録の広川太一郎吹替えは、余裕しゃくしゃくなんだけど、なんか重く感じてしまったんだが、どうなんでしょ?
無理しなくてもよかったような…。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「007/ダイヤモンドは永遠に」アルティメット・エディション

若い頃見たときは、ふやけたお笑いノリが嫌いだったんだけど、けっこうこのユルさって今にしてみると居心地がいいなぁ。コネリーの“仕事だからやるけどさ、あまり気乗りしないんだよな”な動きが素敵です。
結局ボンドが行くところ、敵や味方がついて回るんで、結果的に陰謀もあっさり発覚して解決、みたいな大味が許された時代です。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「女王陛下の007」アルティメット・エディション

みんな好きなんだよね、これ。
でも昔からどうしてもレーゼンビーが生理的にダメで、俺の中ではかなり下位打線です。
今回は吹き替え(小杉十郎太)のさわやかな声が、これまたコクがなくって、軽すぎちゃうなぁ困ったことに。
後半スキーチェイスからの怒涛のアクションは、さすがに面白いんだけどね。あぁもどかしい。

次はラスベガスか。笑いをとりにいってきます。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「007は二度死ぬ」アルティメット・エディション

マンガ・スパイのエスカレート路線もピークの時期。日本を舞台にしたことで、実にシュールな世界観が表現されていて、こりゃちょっとしたSFですな。

例によってクリアな画質がコネリーの老朽化をシビアに表現していて痛い。こりゃ「ダイヤモンド」は悲惨なことになってるんだろうな。

タイガー田中に合掌。

次はスイスでスキーです。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「007/サンダーボール作戦」アルティメット・エディション

惚れ惚れするような青い空と海。これも修復の成果なのかしら。

スペクターも世界中で悪いことして<売り上げをあげなくてはならない>組織なので、ちょっぴり身につまされたり。

ドミノことクローディーヌ・オージェは、もしかしたら俺のベスト・ボンド・ガールなんじゃないか?

水中アクションが思いのほかスピーディに感じた。昔はもっさりしてたような記憶だったんだが。

特典の一つ、「こども向け自動車爆破マニュアル」が死ぬほどくだらなかった。英国らしいセンスで。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「007/ゴールドフィンガー」アルティメット・エディション

シリーズのスタイルを確立させた、傑作中の傑作。これが嫌いな人とは、俺は007の話をしたくないです。

相変わらずのクリアな画質。タイトルバックの金粉モデルとか、信じられないくらい美しく映えてます。

まぁ中味はあらためて言うまでもなく、ワイルドで最強なコネリーが、次から次へと窮地を脱するんだが、最大の危機は“女”によって回避されたんだよね。それがうまくいかなかったら大惨事だったわけで。

特典で見所は、ゴールドフィンガー候補だった他の役者のスクリーンテストと、アストン・マーティンDB5の宣伝ツアー・フィルム。後者はスターになってしまった“車”のドサ周りが楽しく描かれる。

さて、次は……バハマの海に潜ります。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「美しき野獣」

お話はほとんどVシネだし、誰が“美しい”のかわかんないし。
このへんてこな邦題も含め、どこかずれてる感じのする刑事アクション。

そもそも境遇が不幸なのはわかるが、キレやすくて迷惑ばかりかける主人公に、周囲の皆さんもよくつきあいますよ…まぁ見ているこっちはほとんど共感できない。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「BOND GIRLS ARE FOREVER」

アルティメット・ボックスの映像特典。「リビング・デイライツ」に出ていたマリアム・ダボが、脚本・製作・主演をしながら、歴代ボンドガールをインタビューして回る。なんかノリがヘン。
出演はアーシュラ・アンドレス、オナー・ブラックマン、モード・アダムス、キャリー・ローウェル、ロイス・チャイルズ、ハル・ベリー、ロザムンド・パイクなどなど。
「ボンドガール」と呼ばれることに抵抗は? と聞かれ、馬鹿馬鹿しいと笑うハニー・ライダーに対し、ウーマン・リブ時代の女優は「そりゃあるわよ」なんて言ったり、“ガール”では差別的なので、“ボンド・ウーマン”という陳腐な呼称が出てきたんで笑ったりあきれたり。
このビデオがちょうど2002年の「ダイ・アナザー・デイ」撮影時に作られていて、初々しいロザムンドは初日を翌日にひかえて緊張してたりして可愛いです。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「ピンクパンサー」

オリジナルに思い入れのある人を納得させるのって、キリがない作業なんじゃないのか?
思い込みと熱意はずれることもあるし、マーケティングをきっちりやっても狙い通りにいかないことだってあるでしょ。
まぁ誰もが満足いくリメイクなんて、そうそうないとは思いますが。

そんなこんなで、ブレイク・エドワーズのベタでもっさりとしたコメディ演出をこよなく愛する俺としては、なんとなく敬遠していた新作「ピンクパンサー」。
これはシリーズの続きじゃなくて、“リメイク”なんだね。ドレフュス警部からのオファーで田舎警官が警部になる、というエピソード1な設定だ。ピーター・セラーズを過剰に意識したスティーブ・マーチンにはそこそこ笑わせてもらったし、タイトルなんかの作り方もけっこう愛を感じたけどね。……でもね……90分中70分までは大満足だったんだけどね……あのクライマックスはないだろう。脚本も書いてるマーティンの近年一番ダメな部分がでてたんじゃないのか?
ペーソスに起死回生に大逆転。あれはクルーゾーの行動じゃないでしょ。そもそも観客に同情→応援させるような展開なんか、まったく期待してなかったんだよね。

ゴージャスなビヨンセと、(悪い意味で)笑いが空回りするジャン・レノ、ハーバート・ロムが乗り移ったかのような半笑いを浮かべるケビン・クライン、なぜか立ってるクライブ・オーウェンと、キャストの見所もたくさんあるのにね。

特典に入ってる「ボツになった3Dキャラのオープニング」は必見。監督もコメントしているように、今回の映画にはそぐわないんだけど、クラクラするくらい素晴らしい映像。しかもこれをポイっと捨てちゃうなんて、ハリウッド恐るべし。

監督:ショーン・レヴィ。知らね。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「007/ロシアより愛をこめて」アルティメット・エディション

「パプリカ」でもおなじみです。

恐ろしくクリアな画質はロッテ・レーニャの顔の皺までくっきりさせてくれてます。

あらためて感心したのは、レクター強奪からオリエント急行乗車、ベニスに至るまでって息つく暇もないスピードで進めているんだよね。はぁ、いいなぁ、この時代。

特典はフレミングのインタビュー。レイモンド・チャンドラーとの対談まである。

次は……フォートノックスに行ってきます。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「セレニティー」

「バフィー」のジョス・ウェドンが作ってたTVシリーズ「Firefly」が、視聴率低くて打ち切りになったんだけど、DVDが売れたり、ネットなどでファンの熱狂的に支持があったりしたんで、劇場用映画にしてみたらスマッシュヒットしましたという、今の時代ならでは美談です。

宇宙全体を統制しようとする同盟に対し、それに反抗して義賊のような活動をするチーム(退役軍人のリーダー、頼れる副官、副官の夫で陽気なパイロット、マッチョな元傭兵、男日照りのメカ担当女)の活躍を描く。これに同盟から逃げてきた兄妹が加わり、追いかけっことなるんだが、この妹が恐るべき人間兵器だったもんで、バフィーみたいなガールズ・アクション見せ場が楽しめるってわけだ(ただし、バフィーに比べるとかなり個性的な顔)。
まぁいかにも日本アニメっちゅうか、テレビシリーズらしい配置というか、正直はずれてもしょうがないようなありがちな設定だと思ったけどな。

SFドラマや映画を数多く見ていれば、ある程度理解できる部分はあるんだけど、如何せんシリーズをまったく見たことないから、キャラに共感しようがないのです。特に船長が全然ダメでした。あと、戦闘ヒロインの兄貴とか。それがひたすらもどかしい。

ただ、ド派手なシップバトルや、銃撃戦や立ち回り(全体的に明るいマトリックス風)はめっぽう面白く、その手の好事家は満足できるとは思う。

また、当然ながらキャストがテレビの人たちなんで馴染みがない。かろうじてわかるのは副官ゾーイ(「エイリアス」のアンナ)。ほかには、元傭兵がアダム・ボールドウィン。同盟の工作員 キウェテル・イジョフォーは「トゥモロー・ワールド」でも工作員でした。

まぁとりあえずどっかでシリーズ見せてよ。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「007/ドクター・ノオ」アルティメット・エディション

恐るべきレストア技術にまいった。
オリジナルネガをスキャンして、ひたすら修正と調整を繰り返す、気の遠くなるような作業の達成に拍手。
結果、「デジタル修正版」と呼べる別バージョンになってるかと思います。
ハニー・ライダーの肌の色とか、すっげえリアルですよ。
まぁさすがに映画としては、もっさりしてるんだけどね。

あと、今回作成した吹替えは微妙。がんばっているとは思うけど、やっぱ比較されちゃうよね。

次はイスタンブールに行って、暗号解読機をもらってきます。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔 スペシャル・エクステンデッド・エディション」「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還 スペシャル・エクステンデッド・エディション」

仰々しい箱に入ったDVDバージョン(1個9800円)。「旅の仲間」までは見ていたんだが、今回テレビも大きくなったんで、満を持しての残りを一気見チャレンジした。家人もいたので、2日に分けて。

劇場で見たのが最後だから、細部まで比較しようにも記憶が薄いんで、そのへんはもうどうでもいいや。何よりトイレの心配することがないってのは嬉しかった(笑)。

そういえば、両方とも最大の見せ場が<城の攻略>でしたね。映像の凄まじさ(物量もセンスも)をとことん堪能できます。

コメンタリーや特典映像まではいきそうにないなあ。死ぬまでに見るとします。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「007 アルティメット・コレクション BOX」

結局買ってやんの(笑)。

予想以上にでかいアタッシュケースが、そのまま段ボール箱におさまった状態で宅配。箱にはご丁寧に商品名が印刷されているもんだから、家族にモロバレしてました。

さて…本気で「ドクター・ノオ」から見始めることにするか。

新ボンドに関しては、いろいろご意見頂戴してますが、カビの生えたオールド・ファンとしては、何もそこまでリセットしなくてもいいんじゃないかってのが気持ちの中にあるわけですよ。
傲慢でガサツな新人工作員が、この事件を機に非情なプロに成長していく(!)なんて話にしなくてよかった。
ボンド役者の見た目がどう変わっても、幕開けはガンバレルとテーマ曲で始まってほしいし、ウォッカ・マティーニはシェイクしてほしいし、Q(R)が秘密兵器を文句言いながら渡してほしいんだよね。エピソード0って企画にするにしても、その辺のツボを、もう少し丁寧にケアしてくれればよかったのに。
だから結局今回の「カジノ・ロワイヤル」は、俺の中では番外編ってことです。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「阿修羅のごとく」

森田フリークにも関わらず見逃していた1本。
「何も向田邦子に挑まなくても」という思いが敬遠していたのかね。

食わず嫌いも大人気ないので、まぁとりあえずってんで見始めたら、あらあら、面白いじゃないの。

とにもかくにも物語ってのは、こうじゃなくちゃいけないですな。昔ドラマで見てほぼほぼ知ってる話なのに、あらためて思い知らされました。
妻や夫、家族の裏表を、時に静かに、時に劇的に、ネチネチだったりしなやかだったり、まぁ見事なまでにリズムのある映画になってて、沁みてきますよ。

出演者も大竹しのぶ、黒木瞳、深津絵里、小林薫、木村佳乃ら森田経験者が、ちょっと怖い艶を見せる。
衣擦れの音や、着物やスカートの裾から覗く素足といったフェティッシュな視点がエロティック。

あ、ぽっちゃり深田恭子が素敵。

| |